もうできたの!?
私が勤務する生活介護事業所の中にある、担当している作業グループ"かのかの"では、いくつかの下請けをしています。
今日の作業はある機械の部品のシール貼りでした。
この作業は、単純にシールを貼るだけではなく、指定の場所の範囲内に、そこからはみ出ないように貼らないといけません。
単純なようで意外と難しいです。
大抵の事は出来るかのかのの利用者さんですが、これは一人では出来ません。
辛うじてキンゴさんは、最初から最後まで一人で出来ます(職員チェックは必要です。)が、他の方達は、最初は職員が貼らないとキレイに貼れません。
そんな感じで、請けた当初はほぼ職員仕事でした。
そこから、ケイイチさん、シューさん、リアちゃんは少しずつ上手くなっていきました。
ゆっくりですがヨウちゃんも時間を掛けて貼っていました。
最初が職員なので供給が厳しいのですが、ヨウちゃんが時間を掛けているので、その間にストックを作っていました。
…が、しかし、今日のヨウちゃんはひと味違います。
-はい、これをお願いしますね(この間に溜めておこう。)
「うん。…はい、出来た」
んんんん?もう出来た?
-ヨウちゃん本当にキレイに出来たの〜?
「貼ったよ。出来た」
んんんん!本当に出来てる!?
-本当に貼れてますね。ヨウちゃん早くなったね!
「うんうん!次ちょーだい」
利用者さんが職員の予測を上回る瞬間があります。
嬉しいことですが、職員が追いつけなくなってしまいます。
予測を上回るヨウちゃんでした。
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