【本紹介】大学生のうちに豊富な「語彙力」を、身に着けてみませんか?
突然ですが、noteなどの書き物をしていると、「語彙力」というものは不思議なものだとつくづく実感します。
なぜかというと「語彙力」というものは、少し持っているだけでその人の教養を垣間見せ、印象を良いものにしてくれるからです。
さて、そんな「語彙力」を楽しくシンプルに覚え、使いこなすことができたらとても素敵だとは思いませんか?
今回は、そんなときにぴったりの本を紹介します!
齋藤孝『大人の語彙力ノート』2017
コチラの本には、たくさんの魅力が詰まっているんです!
今回はその魅力を見出し3つにわけて、簡単にご説明していきますね。
では、行ってみましょう。
1.あくまでも「言い換え」にこだわる
この本の最も良いところは、「新しく覚える難しい語彙」というよりも、すでに知っている簡単な言葉を格好よく「言い換える」ということにこだわっている、というところです。
少し引用してみますね。
上手ですね→「お手の物ですね」「右に出るものがいませんね」
多い、たくさんある→「枚挙にいとまがない」「数えきれないほど」
このような感じで私たちの持っている語彙の中から、知ってはいるけどあまり使ったことがない言い回しや、そんな言葉があったのか、という言い回しまで、数多くの「言い換え」を紹介してくれているのです。
他にも、私たちが頻繁に使っている、「なるほど」「わかりません」「大丈夫です」などの代わり映えのない言葉たちも、この本の中で格好よく言い換えられているんです。
周りの人と差をつけることができそうでワクワクしますよね!
2.わかりやすい場面設定
この本は、場面設定という名の「目次」が非常にわかりやすいです。
具体的にどのような目次なのか、見てみましょう。
第3章の目次
「言いづらいことを言い換える」語彙力ノート
第5章の目次
メール・口グセで自分を下げない「同じ言葉の繰り返しをなくす」語彙力ノート
このような具合に綺麗にまとまっていて、非常にわかりやすいです。
では、実際第5章にはどんな「語彙」たちが展開されているのか少し引用してみますね。
超(チョー)→「極めて」「卓抜」「得も言われぬ」
かわいい・素敵・きれい→
「あどけない」「雪を欺く」「鈴を張ったような」
普段使うような簡単な言葉が、このようになんともスタイリッシュに言い換えられています。
ちなみに、「雪を欺く」という言葉は女性の肌の白さについていう言葉で、「鈴を張ったような」という言葉は女性のぱっちりした目つきを表す言葉です。
使えそうな場面が明確で、設定も様々ですよね。
本当にバリエーション豊かなんです!
3.シンプルなデザイン
コチラの「語彙力ノート」、こんなに充実しているのにも関わらずとても見やすく読みやすいのです。
箇条書きにしてその特徴を挙げてみますと・・・
・中身はすべて白黒(書き込みスペース無限大)
・大事なところには、アンダーラインあり
・「教養」「古風」「目上」などワンポイントマークが見やすい
・時々ゆるい挿絵あり
私が一番、デザインという面で優れていると思うのは、白黒で統一されていて、気が散らず書き込みもできるというところです。
この言葉を使いこなしてみたい、この言葉を使っていた先輩が素敵だった・・・というような言葉のページには、付箋を貼りながら活用していくと語彙力もいつの間にか上がっている、なんてこともあり得るかもしれませんね。
次はどの言葉を使ってみよう・・・と、今からウキウキしてしまいます。
本当に楽しく語彙力が身についていきますよ。
「語彙力」というチカラは、たった1語で180度印象を変えてしまう素晴らしいチカラです。
学生のうちに・・・もちろん、大人になってからでも一生増やし続けていきたいものですよね。
今回紹介した「語彙力ノート」には、手紙で使える語彙や季節の語彙など、語彙と同時に教養が見に着くパートもあります。
語彙力だけでなく教養や知識も身に着けて、豊かな自分を目指していきましょう!
…最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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ではまた、別の記事でお会いしましょう!
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