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【教養GET】オススメ本紹介 #私の本棚

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【読書のススメ】週末は読書をして過ごしてみませんか?大学生・社会人向けの本紹介マガジンです。小説から写真集や旅行版まで、ジャンルは様々。随時更新予定です!
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記事一覧

【本紹介】料理でおいしく「時間旅行」ができる!?

みなさんこんにちは! 相も変わらず卒論がやばいライター、mozです。 ちなみに締め切りは来月です。 なぜか11月に入ってからの方が秋らしい天気が続いていますね。 これはまだ秋と言えるはず…ということで、今回は「読書の秋」と「食欲の秋」の両方にちなんだ記事にしていこうと思います。 私は今、卒論研究として中世ヨーロッパの食文化の歴史について研究中。 今回は、その参考文献として使った「歴史上の料理」について書かれている本の中でも特に面白かった2冊をご紹介します。 参考文献で使

【本紹介】心を落ち着けたい時にオススメの3冊。

猛暑日続きの8月も終わり、暑さも少し和らいできましたね。 しかし、感染症の流行はまだまだ落ち着く気配はありません。 私は大学4年生なのですが、学生最後の…人生最後かもしれない夏休みにも関わらず、卒論執筆に向けての不安に加えて感染症への不安も募る毎日。 おそらく私と同じような思いをしている学生は多いのではないでしょうか。 そこで今回は、私が気持ちを落ち着けたい時に読んでいる、おすすめの本を3つご紹介したいと思います。 私がその作品に触れることになったきっかけや当時のエピ

他大学の本が借りられる!「山手線コンソーシアム」って一体?

01:ハードルの上がった、他大学図書館 突然ですが、大学生の皆さん。 コロナウイルスの影響によって、勉強意欲や読書に対するモチベーションがダウンしてしまっていませんか・・・? かく言う私も、そんなテンションの下がった学生の一人です。 では、一体コロナウイルスの影響が、どんなモチベダウンに繋がったのか? その理由のひとつが、「他大学の図書館が使用できない」ということです。 コロナ以前までは、山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム・・・通称「山手線コンソーシアム」というもの

【学生の特権】大学の図書館、フル活用のすゝめ。

突然ですが、大学生の皆さん。 大学の図書館、有効利用できていますか? 個人的な話になってしまうのですが、私はかなり活用させてもらっています! 図書館は、 「友達との待ち合わせに使っているだけ」 「昼休みにうたた寝するだけ」 という大学生の方が、結構多いのではないでしょうか?? 実はこれ、かなりもったいないことだと思うんです。 せっかく学費を払っているのだから、大学の施設やサービスをフルに活用した方が絶対お得ですよね? ・・・というわけで今回は、大学の図書館ラブ!な現

【マンガ感想文】ドイツでの生活ってどんな感じ?

長引く緊急事態宣言、次々に減っていく対面授業・・・。 ストレスは溜まる一方。 それなのに満足に外出もできない毎日。 おまけに最近は雨が多いので、低気圧にやられて体調もズタボロ・・・。 もうこんな時は、一度気持ちをリセットするためにもどこか遠くの国の生活に想いを馳せるしかない!!!!! ということで今回は、私の大好きなドイツの生活を追体験できる漫画をご紹介します! それがこちら、ながらりょうこさんの『ねこと私とドイッチュラント』。 こちらの作品の作者は実際にご夫婦でドイ

え、世界史をマスターできる本があるって本当ですか!?

「これから新しく勉強するとしたら歴史をやってみたい。でも難しそう・・・」 「世界史のこと何もわからないから勉強してみたいけど、正直どの本がいいのかもわからない・・・」 これらは私の周りの人たちが実際に言っていた言葉。 意外にも、世界史に興味があるという人は多いんです! しかし、高校の世界史の授業を受けたことがある人ならわかると思いますが、世界史の範囲は地理的にも時間的にもかなり膨大。 「人物名もカタカナばかりでみんな同じような名前だし全然わからない・・・」という人も多い

イラスト・デザインが「パッとしない」人、集合!

「作品できた!…ってあれ?他の人の作品に比べてなんかパッとしないんですケド。」 「上手い人の真似をしても、参考のイラストやデザインをじっくり見つめても、ぱっとしない理由が見つからんっ!!!」 デザインやイラストに興味を持って独学でやってみたはいいいけれど、このような悩みを持っている人も多いのではないでしょうか? 学生しながらデザイナー活動をしている私もそうです(苦笑)。 そんな時は先人たちが見つけてきた、「画面全体を綺麗に見せる法則」を学ぶのが一番。 欲をいうのであれ

憂鬱な気持ちを包んでくれる毛布みたいな小説のはなし。

3月。 もうすぐ新生活が始まりますね。 まだ体験したことのない日常が来ることに浮き足立つ人もいれば、例年通りにはいかないという不安や知らない土地で初めて一人で生活することに少し憂鬱になってしまう人もいるかもしれません。 私は中学生の時にうつのような状態になってしまい、高校を卒業するまで両親にも言うことができずに、その鬱々とした気持ちを抱え続けている期間がありました。 苦しくなった時、いつもそばにいてくれた作家がいます。 その作家の名前は、太宰治。 太宰 治 本名は津島

イスラム教徒の「恋愛観」と「男女観」を考える! 〜そこから見える共存社会のあり方〜

これからの「恋愛観」や「男女観」を考えていくにあたって、日本とは一見縁がないように感じる「イスラム教」。 しかし実はイスラム教には、今の日本が学ぶべき色々なポイントが隠されているんです。 そしてそこには、普段私たちが考えることのないような難しい問題も。 そこで今回は、以前紹介させていただいた内藤正典さんの『となりのイスラム』という本を参考に、「恋愛観」と「男女観」というテーマを、イスラム教に絡めて考えていきたいと思います。 『となりのイスラム』本紹介はこちらから▼ 個人

今話題の『推し、燃ゆ』を読んで。作者と同い年の私が、受けた衝撃を綴る。

今年の芥川賞受賞作品、『推し、燃ゆ』。 そしてこの作品の作者である宇佐見りんさんはなんと、21歳の女子大学生なんです…! 私はこの作品を読んで、自分と同い年の女性でこんな衝撃的な作品が書けるのか・・・と圧倒されてしまいました。 なので今回は、この熱が冷めないうちに・・・この作品の衝撃と魅力とを書き記しておきたいと思います。 逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。 作品の情報とあらすじは

まるでアート作品?あなたも現代詩集「死んでしまう系のぼくらに」の虜に。

冬真っ只中、本当に冷える日が多い今日この頃。 椿が見ごろを迎える季節ですね・・・ というわけで今回は椿にちなんで、「現代詩花椿賞」を受賞した現代詩集を紹介したいと思います! その名も「死んでしまう系のぼくらに」。 感覚としては現代アートに近く、考えれば考えるほど言葉の沼に落ちて行ってしまいそうになる作品です。読書は好きでも詩集には手を出したことなかった・・・!という方は是非、2021年は今まで読んだことのなかった新ジャンルの本にも挑戦してみませんか? まずはじめに作者で

「読めない本、途中でやめる?やめない?」本好き達の、永遠の課題について考える。

「うーん、この本読みにくいかも」 「この本は自分の趣味に合わないかもしれない…」 みなさんはこのような思い、したことありますか? ・・・私はもちろん、幾度となくあります!!(汗) そしてその時、みなさんはどうしていますか…? スッと諦めるのか、意地でも読み切るのか… 今回はすべての読書好きが一度はぶち当たるであろうこの問題について、私なりに色々と考えてみました。 読書スタイルは人それぞれなので、十人十色の考えがあると思います。 しかしそういった部分もまるまる含めて、今回

あなたの読書ライフに革命を!!本好き大学生による、「本」との出会い新提案。

こんにちは! 私は本をゆるゆる読むのが好きな、しがな〜い大学生です。 今回は、そんな私と本との出会いの場について語っていこうと思います。 大学生になって、課題の図書ばかり読まされたり、遊び呆けて文字を見たくないとうなだれていたり…そんなサビついた読書ライフに終止符を打ってみませんか? 私はガチガチに難しい本を読まないタイプの人間なので、今回の記事は本が苦手な方でも、「読書入門」・・・という軽い感じで楽しむことができるように書かせていただきました。 なので肩の力を抜いて、最

言葉でモテる!?『365日の広告コピー』に学ぶ言葉センス(7月〜12月編)

言葉には、不思議な力があります。相手の心を動かしたり、頭を動かしたり。はたまた話をしている自分が自然と元気になったり、寂しくなったり...。 世の中には「言葉のプロ」と呼ばれる職業に就いているコピーライターたち がいます。あまりコピーライター自身が表にでる機会は少ないですが、彼らの作る言葉は世の中に溢れかえっています。 今回はそんなコピーライターたちが書いた名作、だけど期間限定でしか世の中に出回らなかったという、素敵な作品を集めた『毎日読みたい365日の広告コピー』を紹介