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他大学の本が借りられる!「山手線コンソーシアム」って一体?

01:ハードルの上がった、他大学図書館

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突然ですが、大学生の皆さん。
コロナウイルスの影響によって、勉強意欲や読書に対するモチベーションがダウンしてしまっていませんか・・・?
かく言う私も、そんなテンションの下がった学生の一人です。

では、一体コロナウイルスの影響が、どんなモチベダウンに繋がったのか?
その理由のひとつが、「他大学の図書館が使用できない」ということです。

コロナ以前までは、山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム・・・通称「山手線コンソーシアム」というものが簡単に利用できました。 
この協定に加盟している大学の学生は、同じく協定に加盟している大学の図書館を自由に使うことができます。

山手線コンソーシアム加盟校一覧▼
・青山学院大学
・学習院大学
・国学院大学
・東洋大学
・法政大学
・明治大学
・明治学院大学
・立教大学

つまりこの制度を使うことができれば、色々な大学の本を読んで学習や研究をすることが可能ということなんですが、今はこのようなご時世ですのでそれが叶わないというわけなんです…。

しかし。
「せっかく学費を払っているのに、本来使える制度が使えないのは勿体無い!!」
・・・と思った私は、自身の大学に相談してみることにしました。
ここからは、山手線コンソーシアムが利用できない…と諦めかけていた方には是非読んでいただきたい内容となっております!

02:「山手線コンソーシアム」コロナ禍での利用方法

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図書館の職員さんにコロナ禍での山手線コンソーシアム利用について相談したところ、以下の条件で利用が可能とのことでした▼

①他大学図書館に立ち入りはできないが、取り寄せは可能
②取り寄せには、学生負担の送料がかかる
③取り寄せした本は、大学の図書館内のみで閲覧可能
(本を取り寄せた学生が、その本を家に持って帰ることはできない)
④返却期限あり

・・・う〜ん。ちょっと渋い部分もありそうですね。
ここからは、私が実際にこの条件で本を借りてみて感じたことなどを書いていきます。

①他大学図書館に立ち入りはできないが、取り寄せは可能

これに関しては、私は個人的に結構困ることだと思います。

「わざわざ他大学にいく手間が省けるじゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、そのお目当ての本の、実際の重さ、分厚さ、中身の雰囲気(目次や内容の濃さなど)・・・一度手に取ってみないとわからないアレコレを知ることができません。
(重さは②の送料の件も関わってくるので、気にしたいところです…)

借りる前から大体のページ数や目次がわかる本ならまだしも、古い本などになるとそれがわからないので厄介。

また、図書館の醍醐味である、
「ぶらついて気の赴くままに本選び…」
「直感で、表紙買いならぬ表紙借り!」

というお宝探し感がなくなってしまうというのも残念なポイントでした。

②取り寄せには、学生負担の送料がかかる

これも結構、常に金欠の私からすると萎え要素でした…。

というのも私が取り寄せた本はそんなに重いものでもなく、大きいものでもなかったのに、送料はしっかり1620円。
私の大学から、借りた大学の図書館までの電車往復代よりも普通に高いんです・・・。
もし、もっと重い本だったり、複数冊の本を借りていたらどうなっていたのか…と思いました。

③取り寄せした本は、大学の図書館内のみで閲覧可能
(本を取り寄せた学生が、その本を家に持って帰ることはできない)

実は筆者は、コロナ以前のしっかり機能していた山手線コンソーシアムは使ったことがなかったので、比較して何が辛いとはっきり言えることはありません。
しかし、「借りた本は家で読む!」という人は結構多いと思います。
それができないというのは、家やカフェで本を利用したい人にとっては致命的な難点かもしれませんね。

しかし私にとっては、若干メリットもあったように思います。
どういうことかというと…
「取り寄せた本を、返却期限以内に読み終えることができなかったら、また借りる羽目になる・・・!」
「借り直しは面倒くさいし、また送料がかかる!!」

…という気持ちが生まれるので、結構な頻度で図書館にいきましたし、勉強も捗ることになった、というわけなんです。
ものは捉えよう、とはまさにこのことですね。

④返却期限あり

これはシンプルなことで、「返却期限があるよ」というそのままの意味です。
しかし、私の記憶が正しければ、本の貸し出し延長が不可能だったような気がします。
(記憶が曖昧ですので、気になる方は各大学の図書館に質問してみることを強くオススメします。)

これに関しては、自分の大学の本ならば期限が来てもまた借りれば良いだけですが、そうはいかないですから大変ですよね。
やっぱり、自分のお財布やモチベーションと相談してみるのが良いと思います。

03:実際に感じたメリット・デメリット

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今回、コロナ禍で「山手線コンソーシアム」を使ってみて正直に感じたことを最後に少しだけお話しさせてください。

まず、ある程度有名な本や界隈で知られている本の場合、中古で同じものを買ったほうが絶対にお得!!ということ。

下手したら、送料より安く手に入れることができるかもしれません。
もし買うことができれば、返却期限も怖くない!

しかし、古本屋やアマゾンの中古にも出回らないような本の場合は仕方ないですね。
私が今回借りてみた本がまさに、そういう類のものでした。
このような場合は、観念して素直に借りてしまったほうが早いと思います。

そして次に盲点だったメリット、図書館にほぼ毎日足を運ぶクセがつくということについて。

ただでさえ外出することが少ないこのコロナ禍において、外に出る理由を作ってくれたのが今回の出来事でした。
(最近は本当に出不精を極めていたので・・・)

外出予定があると、体内時計も整って、身だしなみにも気を使うようになって、この頃忘れかけていた人間の心を取り戻した気持ちです(笑)。
やっぱり外の空気に触れたり、自分を気にかけたりすることは大切ですね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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