坂元 剛

我思うことを徒然なるままに。46歳のおっさん。グラフィックデザインとウェブデザインを完…

坂元 剛

我思うことを徒然なるままに。46歳のおっさん。グラフィックデザインとウェブデザインを完全マンツーマンで教えるデザインスクール「Logical Design Thinking」代表と先生。会社の社長。

最近の記事

Webデザイナーになるために必要なこと

「Webデザイナーを目指して学んだけど、Webデザイナーとしてなかなか就職できない」方を多く見ます。 おかげさまで、卒業生の多くがWebデザイナーとして就職する弊校代表の私の目には、そういう方々は戦略を間違っているように映ります。 「Webデザイナー 必要なこと」という検索ワードで調べてみました。 デザイン力 デザインソフト(Illustrator、Photoshopのスキル) コーディング プログラミング ビジネススキル マネジメントスキル 自分でスキルを

    • 気づけば2023年になっていました。 起業して、もうすぐ丸12年。 12年もあれば社会も変化します。 そして、会社や仕事もそれに合わせて変えていかないといけないんだなとは思います。 「デザインのことなら何でもやります」 という謙虚過ぎるスタンスで起業し、マンツーマンやらプロが教えるやらに需要があったのか、スクール事業で手一杯に。 12年後の今の時代、場所や時間に縛られずに勉強できる時代になり、昔ほどの需要はないのかもしれません。 他校に入って求めてた結果に到達でき

      • 失敗させるスクール

        どうにかこうにかスクール業を始めて、もうすぐ丸11年。 「たぶん、あまり多くの人ができない体験」という財産がその年月分だけ貯まりました。 お金もそれぐらい貯まってたら、今頃ドバイのプールサイドからこの文章を書いているはずですが、そんなことには今のところなっていません。 スクールの運営と並行して、講師も担当しております。 ここ1年は「講師も基本ひとりで」に変えました。 そのへんに「なぜ?」と思われる方は、個人的に飲みに誘ってください。 永遠にお話続けれます。 単純に「先生って

        • どうすれば未経験者からデザイナーに就職できるのか?

          「誰でも最初は未経験!」 どうも! 「どうすればデザイン未経験者さんの雇用が増やせるか対策委員会」会長の坂元です。 前回、noteで記事にまとめた後、 ①現場の方 ②雇用主&求人側の方 ③未経験で求職中&プロを目指している方 にアンケートを実行しました。 それぞれの当事者だからこそのリアルなお言葉の数々をいただきました。 ご協力ありがとうございました。 前回のnoteの内容と被る点はありますが、要約しますと以下のようになります。 ⚫企業が求めるレベルを満たしていない

        Webデザイナーになるために必要なこと

          デザイン未経験者の就職が難しい理由を考えてみた

          「どうすればデザイン未経験者の雇用を増やせるか?考えていきましょう」とツイートすると、珍しく「いいね」が。 いつも野球やらプロレスの話をしても誰も「いいね」してくれないのに! たまに「デザイン、それなりにタメになるツイート」しても「いいね」してくれないのに! と、スネてる間にどんどん寿命に近づいていくので、とりあえずまとめてみました。 採用側の問題●未経験者に高いレベルを求めすぎる 「教育して一人前に!!」より「即戦力!!」志向が強いのか。 「これぐらいはできるようになっ

          デザイン未経験者の就職が難しい理由を考えてみた

          「はい」と「いいえ」では答えられない質問をする理由

          質問をベースとした授業スタイルデザインスクールというものを運営させていただいておりますが、学校という場所は「考えて理解していく場所」であり、「答えを暗記していく場所」ではないというのが私の定義です。 授業スタイルもマンツーマンスタイルなので、授業中に何度も講師の私から質問をします。 「はい」「いいえ」や「A」「B」で答えられる問題より、なるべく言葉で回答せざるをえない質問をします。 脳内で考えて、イメージを言葉に置き換えて、言葉と言葉を編集して、回答する。 手っ取り早

          「はい」と「いいえ」では答えられない質問をする理由

          デザイナーにコミュニケーション能力が必要な理由

          デザインとコミュニケーションって関係あるの?コミュニケーション、コミュニケーション。 犬も歩けばコミュニケーションに当たると言われるぐらいコミュニケーションという言葉で街はあふれています。 「デザイナーにはコミュニケーション能力が必要です」 I think so too です。 ここで「私はコミュ障だから…」とネガティブなイメージを持ってしまう方もいるとは思います。 でも、ほとんどの方が思っている「コミュニケーション」は、ここでいう「コミュニケーション」とは違うこと

          デザイナーにコミュニケーション能力が必要な理由

          まず、人生のゴールを聞く理由

          生徒の方の「人生のゴール」が基準になるたぶん、日本で数少ない「デザイン教える業」でご飯を食べている私。 デザインスクールの講師として、デザインに関わることについての知識や感覚が必要なのは当然ですが、それ以外の技術や感覚も必要となります。 まず、「これがないと絶対にお教えできない」というものがあります。 それは「その人の人生のゴールがどこにあるか?」を聞くことです。 その人の人生の中での「仕事」の立ち位置がどこにあるのか?「デザイナー、Webデザイナーになる」「デザイン力や

          まず、人生のゴールを聞く理由

          極私的こどもの教育論

          いま6歳の息子の父です。 近所の公立の小学校に入っています。 今のところ近所の公立の中学校に入って、あとは本人次第ってイメージを勝手に描いてます。 「習い事」への違和感我が幼少期(40年ぐらい前)より、習い事が盛んな気がします。 「なぜ、習い事をさせるのですか?」 聞いてみたいです。 学校で習うことを先取りして習わせる。 学校で習うときには「すでに習ったこと」になっているので、周りに優越感は感じれるかもしれません。 それが学習へのモチベーションを生むこともあるでしょう。 そ

          極私的こどもの教育論

          教育が必要なのは大人では?

          10年間デザインスクールというフィルタを通して、社会の一部分を見てきました。 そこには「デザイナーとしての技術・知識・経験の不足」という課題の前に「デザイナーとして求められる考える力・考える習慣の欠如」という課題が大きく立ちふさがります。 「考える」ができない要因「考える」が苦手 「考える」が嫌い 「考える」という選択肢がない いずれか、もしくは1と2の組み合わせだったり、1や2から3に導くということもあるのかな、とは思います。 「学歴」と「考える力」俗に「高学歴」

          教育が必要なのは大人では?

          自分がやりたいことをやっていく宣言

          今回から個人名で書くことに。私が代表を務め、ほぼほぼ1人で講師を担当するデザインスクール「Logical Design Thinking」の名で今まで書いてきましたが、とりあえず自分の名前で書きたくなったので。 私とLogical Design Thinkingはニアリーイコールなのですが、私には息子に完全にナメられたパパ、役立たずな旦那、理屈ばかり言う長男、5回ぐらいしかしたことがないサッカーのキーパー、野球ヲタ、格闘技ヲタとしての顔とかもあるので…。 起業し、スクールを

          自分がやりたいことをやっていく宣言

          うちのデザインスクールの存在意義

          デザインスクールには入学した方がいいのか? 「未経験からWebデザイナーとして就職するにはスクールに入った方がいいか?」 「未経験からグラフィックデザイナーとして就職するにはスクールに入った方がいいか?」 結論からいくと、スクールに入ってもなれない方はなれないでしょうし(多くはモチベーション的な部分が理由で)、独学でもなれる人はなれるでしょう(1%もいるかいないかぐらい?)。 デザインスクールやWebスクールの意義とは? じゃ、「デザインスクールやWebスクールの意義

          うちのデザインスクールの存在意義

          起業後10年経ったところで思うビジネスの仕組み

          おかげさまで起業後丸10年。 いまだにずっと試行錯誤してる感じですが、自分なりに仕組みを考えてみました。 売れるものを準備する経営者=商人。 何か売るものがなければ、商いできないわけです。 起業後、あてもなかったので異業種交流会とやらに参加しまくったのですが、私の商品(広告つくります、デザイン教えます)は全く売れないのです。 なぜなら、皆さん「自分の商品を売りたくて参加している」のです。 書いたくて参加しているわけではないのです。 ただ、浄水器、士業家、マルチやら、私が欲し

          起業後10年経ったところで思うビジネスの仕組み

          仕事を分けてみた

          私のお仕事のメインはひとことで言うと「デザイナーへの育成」です。 たくさんの方がデザイナーを目指し、その中でうちのスクールに入学していただけたら、私のビジネス的にはありがたい話です。 まず、ご入学前に一度直接お話をさせていただくシステムなんですが「なぜデザイナーになりたいのでしょうか?」「なぜWebデザイナーになりたいのでしょうか?」をお聞きします。 その時に「それはデザイナーやWebデザイナーじゃないとできないことなのかな?」と思ったり、場合によってはお聞きすることも

          仕事を分けてみた

          なぜ、Webデザイナーやグラフィックデザイナーを目指すなら、まず就職した方がいいのか?

          独学やスクール卒でフリーランスになれるか?「なれるか?」と聞かれたら、「なれます」と答えます。 なんなら、2秒後にはなれます。 それと「デザインができる」「Webサイトがつくれる」「フリーランスとして食べていける」は全くの別問題ですが。 「フリーランスとして食べていける」には、かなりの学習量、時間、地頭、運が必要でしょう。 そして、その多くは「今のインターネットの仕組みの中」で成り立つビジネスモデルだと思いますし、時代の変遷、社会やネット社会を取り巻く環境の変遷によって、

          なぜ、Webデザイナーやグラフィックデザイナーを目指すなら、まず就職した方がいいのか?

          坂元、高校の先生辞めるってよ。

          2年間勤めさせていただいた、高校の先生を辞めました。 なぜ高校の先生をしたのか知り合いの方から、高校でデザインの授業をしてほしいと声をかけていただいたことが、きっかけです。 私自身も、大人数の授業や未成年の方への授業は初めての経験だったので、チャレンジしてみたい、そしてその経験を力にしたいと思い、高校の先生を引き受けることにしました。 高校での授業内容についてプログラミングを学ぶ高校生たちに、ゼロから何かを考えたり、アイデアをだす力を、デザインを通じて、身に付けてもらおう

          坂元、高校の先生辞めるってよ。