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起業後10年経ったところで思うビジネスの仕組み

おかげさまで起業後丸10年。
いまだにずっと試行錯誤してる感じですが、自分なりに仕組みを考えてみました。

売れるものを準備する

経営者=商人。
何か売るものがなければ、商いできないわけです。
起業後、あてもなかったので異業種交流会とやらに参加しまくったのですが、私の商品(広告つくります、デザイン教えます)は全く売れないのです。
なぜなら、皆さん「自分の商品を売りたくて参加している」のです。
書いたくて参加しているわけではないのです。
ただ、浄水器、士業家、マルチやら、私が欲しい商品がそこにはありませんでした。
「売るものがない商人」たちの集いだったのです。
ここで悲しいことは、私も「売るものがない商人」のひとりに過ぎなかったのです。
起業後早々にそれを教えられました。

売れるものが見つかった

「なんでもやります」的なデザイン事務所のWebサイトに「デザインスクールのページ」も作成しました。
受講料で家賃代ぐらい払えたらいいぐらいの思いでした。
「広告をつくりますよ」な営業をかけても、なかなか売れなかったのに、スクールはWebサイトが営業マンとなり、「マンツーマンで教えてくれるところは他にない」ということで、徐々に生徒の方も増えていきました。

商品の性格を把握する

そんな感じで10年間、デザインスクール業がメイン業務になるのですが、「自分しかやってないから」商品価値が下がらずに売れ続けているのだと思います。
経営戦略的な部分、能力的な部分、人格的な部分でそれをしてる人自体が珍しいビジネスで、マネできない、マネしてもうまみがそれほどない、でも一定のニーズがある、そんな商品みたいです。
SNSを見てると「おいしいビジネス」の広告や情報発信ばかり見ますが、それはどういう性格の商材なのか。
その情報商材を買った人だけができて、その他の人がマネできないビジネスモデルなのか。
もっと財力のある競合、もっと能力のある強豪が参入した時に一瞬でチャンスの芽は採られないか?
それまでに撤退しても次のチャンスに繋げれるだけの利益を上げれるのか。
そして、2年後、5年後、10年後もその商材は有効なのか?
時代、環境、科学の変化に伴い、無価値になる商材ではないか?
30年の職人の技が、ある日急に無価値になるのがビジネスでは常です。
ネット、スマホの普及によりそのスピードは急速になっています。
しかし、今の自分の技術、能力、ノウハウが無力になっても、それが本当の技術や能力であれば、他のビジネスにも転用できると思いますし、その置き換える力も能力だと思います。

売れるものを探し続け、磨き続ける旅

売れるもの。
売れるものを考える能力。
売れる仕組み。
売れる仕組みを考える能力。
上記のようなモノや人と接点を持つ力。
売るものがなくなった時点で詰み。
売るものを作るか探すしかありません。
売れるものがあるのなら、それをずっと売り続けていけれるような環境をつくっていかないといけません。

私の場合は「プロのデザイナーへ導く」というノウハウが、今の売り物です。
環境の変化、社会の変化、情勢の変化により、10年前、5年前と状況は変化しますが、私もそれらに順応しながら、売り物を磨き続ける日々です。

競合が現れないような圧倒的な差をつける、それが私の生きる道であり、ビジネスモデルです。

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