ストウヒカリ

蠍座系女子。欲しいものしか欲しくない。人生決め技繰り出したもん勝ち。東京砂漠に一人と一…

ストウヒカリ

蠍座系女子。欲しいものしか欲しくない。人生決め技繰り出したもん勝ち。東京砂漠に一人と一匹。

マガジン

  • dress in the closet

    わたしの心をつかんだ服たち。

  • 歪みと脂肪のドレスを捨てて

    身銭を切って自分を作り上げていく日々。

  • 愛という憎悪

    思ったことを好きに言うだけのもの。

最近の記事

【ネタバレ注意】葵咲本紀・身体と心〜新しい物語を紡ぐ千子村正〜

先日刀剣乱舞ミュージカル「葵咲本紀」を観に行くことができました!!!喜!!! そもそも双騎が終わってから急激に千子村正推しの波が急激に押し寄せてきて(7月)、慌てて当日引換券チャレンジをして何とか8月の銀河劇場に滑り込むことができました。全ての生きとし生けるものに感謝です。 みほとせ続投組の千子村正と蜻蛉切もそうだけれども、新キャストの四振りも本当に素晴らしくてしょっぱなから静かに涙を流し続けたのでした。語彙力の低下する感想は後ほど書くとして、今回は千子村正を中心とした物語の

    • カワノくんとわたしの七月

      いつのまにか梅雨が明け、暴力的な気温がわたしたちを襲いかかるようになっていた。故郷にいた頃は年に二度しか着なかったノースリーブを今は平気で着ている。実家にはクーラーが付き、居間だけは快適空間になった。 人生においてそれぞれの月で印象に残っていることは何かなと考えたとき、七月はカワノくんのことだなと思った。 カワノくんは高校の同級生だ。と言ってもわたしは相当大人しく印象に残らない生徒であったはずでカワノくんは覚えていないだろう。 カワノくんとはコースもクラスも違う、話すこと

      • 語ることの意義〜弟のための物語・兄のための最期〜

        刀剣乱舞ミュージカル 髭切膝丸双騎出陣2019~SOGA~の千秋楽が終了しました。わたしも一回の観劇とライブ配信とで拝見しました。そして様々なところでの考察を読みわたしもアウトプットしたい~~~!ということで珍しく考えたことをつらつら言語化します。長い文章を打つのでパソコンをわざわざ開いての力の入れようです。笑 今回の話の中心は「源氏の重宝の二振が曾我物語を演じることの意義」の考察なので、その他の人物や表現にはあまり触れられませんが…、見る楽しみが少しでも伝わればうれしいです

        • わたくしの一部になって

          わたしとは何か。 そんな根源的な問いを幾度となく行うようになったのは何歳の時からだろう。 誰かの何かになりたくてもがいていた日々からは遠く離れた午後二時三十九分のファミレス。 あの頃の自分には想像のつかない場所で生きている。 わたしとは何か。 その答えの一つは、かつて読んだある本に書いてあったこんなことだ。 自分というのは選択してきたものの積み重ねである。 ナンバーワンになれなくても、誰かのオンリーワンになれなくても、わたしはわたしを作り上げている。 たくさんの失

        【ネタバレ注意】葵咲本紀・身体と心〜新しい物語を紡ぐ千子村正〜

        マガジン

        • dress in the closet
          4本
        • 歪みと脂肪のドレスを捨てて
          1本
        • 愛という憎悪
          2本

        記事

          散らない花も、ほどける春も

          風はまだ冷たい。 進路はぜんぜんオールグリーンじゃない。 でもたくさんの春服たちを見ているとウキウキするのは本当。 冬の黒や灰色やカーキを脱ぎ捨て、軽くて柔らかな花たちを纏いたくなるのは当然の摂理。 分厚いタイツも、ムートンブーツも脱いで、素足のままでピクニックをしようか。 たくさんの季節をめぐるけれど、明るくなる季節も一等すきだ。 mameの花柄マキシ丈ワンピース。 15SSのもの。 普段のわたしを知っている人はこういうのを着ないのを知っているから驚くと思う。そしてわたし

          散らない花も、ほどける春も

          あたらしいわたしへの道 vol.1

          新年度も間近で、仕事でも私生活でもいろいろと出来事があり、簡単に言うと仕事が忙しくなったり、仕事で憤ったり、家の契約更新をしたり、自炊をちゃんとし始めたり、などなど。 それに便乗して、というかこれを機にというか積年の負の遺産を消し去りたいということで、この春はいろいろ試してみる所存。 そしてnoteのレポートという形でみずからモチベーションを保つ。 ということで今回は体の歪みとかもろもろを正すところから始めようと思い今回は背骨ラボのカイロプラクティック60分を受けてきた。 か

          あたらしいわたしへの道 vol.1

          ほんとうのわたしなんていないんだけど、

          久しぶりにこちらでも書いてみる。 人のを見るのはとても楽しいけれど、自分では意識してみないと書く力が衰えていく。 言語化できないことはもちろんあるし、だからといってそこにあぐらをかいてしまうと、なんにも生まれない。 幸服無限というフリーペーパーをご存知であろうか。 ひょんなことから編集長と出会い、毎号読むことができている。 前にもどこかで言っていたけれど、雑誌は無限のように見えるものの中の消費のスピードに流されているように感じる。 その中で幸服無限、及び執筆者の人たちはその

          ほんとうのわたしなんていないんだけど、

          まいにちを戦い抜く服として

          薄い皮を剥いていくように冬が去っていく。 今月の上旬はあんなに寒かったのに、今じゃもう灰色のコートは何処かに捨ててしまいたいほどの陽気。 この一ヶ月はほんとうに肌で季節の変化を感じられるから、とても楽しい。 “March comes in like a lion and goes out like a lamb.” 変化のない日々なんてないのだけれど、この三月は殊にわたしの周りもわたし自身も変化を感じる。 ほんとうは変わることは苦手でたまらない。 でもそれを止めることがで

          まいにちを戦い抜く服として

          聴くことの果てとしての2015年のハイボール

          幼いころから大人しい子どもだった、わけではない。よく外で遊んだりする、人見知りで活発な子どもだった。 しかし成長過程に応じて変化していった時にふと感じたのは自分の役割だった。 わたしはクラスのりさちゃんのように中心になれなくて、さおりちゃんみたいにモテるわけでもなくて、まいちゃんみたいにみんなから引く手数多でもなくて、どうやったら必要としてもらえるのだろう、と思った結果一つの役割が浮かんだ。 それが聴くことだった。 人は頭を持ち口を持っている。結果自己を表現するために話すこと

          聴くことの果てとしての2015年のハイボール

          鈴蘭には毒がある

          いつからかは忘れたけれど、ずっとワンピースに心惹かれている。 でも幼い頃はワンピースを着せてもらうことはなくて、いつもスカートだったりキュロットだったりズボンであったりを着ていた。 動きやすくて着回しができて悪くなかったけれど、どこかでワンピースに憧れを抱いていた。 それが表れたのは大学生の時、バイト代を持ってラフォーレやルミネを訪れた。 地元とは比べ物にならない服たちの中でワンピースがひときわ輝いて見えた。 そこからわたしのワンピースジプシーが始まった。 あれから何年か

          鈴蘭には毒がある