田舎では水分補給にココナッツウォーター
ボルネオ島の田舎で農作業を終えて帰ってくると、村人がナタを片手にココヤシの木に登り、果実を採取。ココナッツの硬い皮をナタでカットし、そのままかぶりついて喉を潤していた。仕事終わりは、ココナッツウォーターで水分補給。
村の方曰く、ココナッツウォーターは身体にいいそう。お酒にも合うそうで、ココナッツウォーター割にしたり、二日酔いにも効くと言っていた。
ココナッツの産地へ
この日私は仕事で、マレーシア・ボルネオ島サバ州の州都コタキナバルから車で2時間半北上したところにあるクダットという地を訪れた。ここは有名なココナッツの産地だそう。
私は、ココナッツを求め・・・ではなくクダットに暮らす先住民ルングス人のかご編み職人さんに付いて、かごに使われるシダの採取に行くのが目的であった。
茂みに入り進んでいくと、早速高くそびえ立つココヤシの木々に出会った。葉の間から注ぎ込まれる光が美しかった。
シダを採取後、職人さんから「帰る前にココナッツウォーター飲んでいく?」と尋ねられたので、いただきました。その場で採れたてのココナッツをナタで割ってくれました。
コップなんてないので、そのままかぶりついて飲む。ほんのり甘い。自然の中でいただく採れたてのココナッツウォーターは格別でした。
私がココナッツを堪能している横では、職人さんはココヤシの葉に座り、先ほど採取したばかりのシダの茎の加工に勤しんでいました。シダの茎は採取してからすぐに剥皮しないと乾燥して剥きづらくなるそうです。
カフェでコーヒーも良いけど、ココナッツウォーターも
自然の中で味わう採れたてのココナッツウォーターは格別ですが、街でも気軽にいただくことができます。
サバ州の州都コタキナバルの街を歩いていると、屋台やカフェのテーブルに並べられたココヤシの実を見かけることがあります。
飲みたい方は店員さんに伝えると、その場ですぐにカットしてくれます。
蓋を開けると、ココナッツウォーターがぎっしり。お店なのでストローが付いてきます。ほのかに甘く、さっぱりしたスポーツドリンクのようです。カフェでコーヒーも良いですが、南国に来たらやっぱり一度はココナッツウォーター。
こちらのお店ではココナッツウォーターは常温で提供されるので、店員さんが氷を入れたカップを出してくれました。そこにココナッツウォーターを入れて冷たくして飲むこともできます。
飲み終えたら、さらに店員さんが果実をパカッと半分に割ってくれました。最後は、内側に付いたプルプルの果肉をすくって食べます。2度楽しめるココナッツ。余すことなく堪能できます。
ちなみに、屋台では加工されたココナッツジュースも販売されていました。細くカットされた果肉入りのジュースはシロップ入りなので、甘党の方はこちらもいいかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?