私が見たマレーシア・サバ州民の現在のコロナとの付き合い方
こんにちは。ボルネオ島の手工芸品店を営んでおりますラヤンラヤンと申します。毎週金曜日にマレーシア・ボルネオ島サバ州に関する記事を投稿させていただいております。
2年半前。新型コロナウイルスが広まり始めた頃、私はマレーシア・サバ州にいました。それから世界中で感染が拡大し、私は慌てて日本に帰国しました。いつまたサバに行けるようになるのだろうかと願い続けて・・・9月に、ようやくサバに再訪することができました!
今回は、私がサバへ渡航して見た、また現地の友人から聞いたサバハン(サバ州民の愛称)の現在のコロナに対する認識について書かせていただきます。あくまで私が見聞きしたことだけなので、全てがそうというわけではありません。
サバ州では、新型コロナウイルスの感染が拡大してからは、活動制限令が施行されたり、マスクの着用が義務化されていました。現在では、引き続きコロナ陽性者の隔離期間はあり、公共交通機関や病院などでのマスクの着用は義務化されているそうですが、屋内も含めマスクの着用は任意だそうです。
マレーシア渡航の際には、政府開発のコロナ対策アプリ「MySejahtera」のダウンロード及びワクチン証明書のアップロードが義務付けられているため、私もそれを準備していきました。
私が渡航する前から、現地の友人たちからは「もうサバハンはコロナを恐れていないよ!」と聞いていました。実際に、経由地であるクアラルンプール国際空港に到着し、コタキナバル(サバ州の州都)行きの国内線に乗り継ぐと、機内では全員がマスクを着用しているわけではありませんでした。
空港では、ワクチン接種状況をチェックされることはなく、検温や指先の消毒もありませんでした(しかしながら、ワクチン接種ステータスの登録は義務付けられているので、いつどこで確認されるかはわかりません。)
マレーシア航空に乗る際には、国際線や国内線も含めアルコールシートとマスクの入ったキットが配られました。たまたまなのかはわかりませんが、国際線の方が厚めのマスクでした。
サバ州に着いてみると、コタキナバル中心街ではマスクを着用していない方が多く、大人数のグループでの食事や飲酒も普通にしていました。サバハンの中には、もちろんマスクをしている方もおり、オフィス内や公共施設で働く人々、コタキナバルや郊外の飲食店スタッフの方のほとんどはマスクを着用していました。
また、店舗や施設入店の際のMySejahteraアプリのチェックインも一度も受けることはありませんでした。
そして、日本ではあらゆる所に置かれている消毒液ですが、コタキナバルのお店には目につく所にはほとんど置かれていませんでした。銀行のカウンターで見かけたのと、コタキナバルにあるDAISOの入り口で見かけましたが、そちらは空っぽでした。
コタキナバル中心街だけではなく、田舎の飲食店や農村地にも行きましたが、そちらではマスクを着用している方はほとんどいませんでした。
現地で友人たちとも再会しましたが、私が感染者の多い日本から来たことも気にせず、マスクは着用していませんでした。友人たちにサバでのコロナに対する認識を聞くと、「もうコロナは終わった!」「もうコロナは普通の風邪!」という感覚で過ごしていると言っておりました。
コロナの心配もありましたが、最近のサバの気候は、日中は暑く夕方から雨と寒暖差により体調を崩し、喉の痛みや咳、鼻水などの症状を抱える方が多くいました。コロナというより、普通の風邪にかかってしまうのではないかと懸念しておりました。
そのような状況でも、帰国前も帰国後も私自身はコロナに感染せず、風邪も引かずに済みました。友人からはサバのコロナの状況を聞いておりましたが、実際に現地を訪れてみると、マレーシア・サバ州は日常に戻りつつあるように見受けられました。
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