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先週からレッスン再開、でした。新年早々から体調が思わしくなく、まだ元気が戻らないままミュンヘンに戻ってきたのですが、体調を崩した後のレッスン再開は、やはり厳しいですね〜!
でも新年第一回目のレッスンこそ、生徒に笑顔を見せないと!ですから、精一杯頑張りました!

なのでこの週末は、家の中で暖かくしてゆっくりの〜んびり。眠気がふわっと押し寄せてきたら目を閉じて、眠りから解放されてふっと目覚めたら、起きてコーヒーを淹れて飲んで、、という本当に自由気ままな3日間。そうそう、私にはこういうゆっくりした時間が必要だった!と実感しました。

今回の帰国では、日本にほぼ1カ月滞在していたのですが、毎日、やることがあり過ぎて、いつも自分がその後を追って必死について行っているような気分。ホッとリラックス出来た時間はほとんどなかったような、、、。

写真はもう数週間前のものになってしまいましたが、新年になって私にとっての初日の出、でした。ミュンヘンに戻る機内から見えた光景です。
厳かな初日の出を拝むというよりは、どこまでも無限に広がった一枚の幻想的な絵をずぅ〜っと見続けるという感じでした。気の済むまで見ていると、何か考えが浮かんでは消え、また別の考えが浮かんでは消え、、。どこからともなく不意に浮かんできたものを追うでもなく、記憶しようとするでもなくそのままにしておく。でも目の前の幻想的な日の出の風景は、消えることも変わることもなく、ただ果てしなく続いていき、、。私はしばらく、この非日常的で美しい風景を見ながら不思議な時間を過ごしていました。

飛行機が3万3千フィートくらいの上空を飛行している時の景色は、大体、無限に広がるフワッフワの絨毯のような雲。どのくらいフワッフワに見えるかというと「この上を歩けないなんてねぇ。でも歩けないんだよね〜。」と笑ってしまうほど。そしてそのどこまでも続く雲の絨毯を眺めていると「ねぇ、飛行機、ちゃんと動いてる?ひょっとして、超ゆっくり飛んでない?」という錯覚に陥ったりします。なので今回のこの光景も、私には「雲の絨毯とオレンジの光の層と、それが溶け込んで始まる蒼い空」という超巨大サイズの絵が、目の前に無限に広がっているように見えたのでしょう。


今までにも、こんな風に機内からの日の出を見たことは何度かあるのですが、「新年初」は何か特別なスタートを意味するような気がしました。

なんだろう、、、、真新しい一年を大事にしなさいって言われているような、、かなぁ?

私の場合、毎年毎年、年末にバタバタと辻褄を合わせるように一年を終わっているような繰り返しで、それが毎回、年が明けるといっぺんに真新しくなるわけなのですが、それじゃいけないよ、今年こそはもっと一日一日を大事に生きなさいね、と諭されているような、そんな気がしました。

今年はそんな風に過ごしたいなぁ。今日とか今、という時を愛おしく生きるというか、、ね。

頑張ります。

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