ふみやの襤褸と日々の観察

古道具キミドリ(広瀬町)店長。 元々パン屋さんだった建物と立派な梁のある古い蔵で構成さ…

ふみやの襤褸と日々の観察

古道具キミドリ(広瀬町)店長。 元々パン屋さんだった建物と立派な梁のある古い蔵で構成されたユニークなお店で働いています。 異国情緒あふれるアンティーク、ヴィンテージ、レトロに特化した雑貨や家具をラインナップ。

ストア

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    ヴィンテージ 無垢材センターテーブル

    商品コード:231322719 Size=幅:90.2cm 高さ: 54cm 奥行: 38.5cm ヤマトらくらく家財便Bランクにて岡山県より発送致します。 【コンディション】 ※全ての商品は中古・使用品です。 ・剥離した状態のお品です。 ・全体的に小傷、細かい汚れがあります。 全体の雰囲気を損ねるようなダメージは無く、これからもご愛用頂けるコンディションです。 ※メニュー欄「SHOPPING GUIDE」のページにて、ご購入時の注意事項を掲載しております。ご購入前に必ずご確認いただきますよう宜しくお願いいたします。
    15,400円
    古道具キミドリ
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    煎茶台 

    商品コード:231322709 Size=幅: 61.8cm 高さ: 27cm 奥行: 35.8cm ヤマト運輸宅急便160サイズにて岡山県より発送致します。 【コンディション】 ※全ての商品は中古・使用品です。 全体の雰囲気を損ねるようなダメージは無く、これからもご愛用頂けるコンディションです。 ※メニュー欄「SHOPPING GUIDE」のページにて、ご購入時の注意事項を掲載しております。ご購入前に必ずご確認いただきますよう宜しくお願いいたします。
    6,600円
    古道具キミドリ
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    神戸洋家具 永田良助商店 一人掛けソファ

    商品コード:231322419 Size=幅:70cm 高さ: 74cm 奥行: 67cm 座高:40㎝ ヤマトらくらく家財便Cランクにて岡山県より発送致します。 【コンディション】 ※全ての商品は中古・使用品です。 ・座面手前、日焼け跡があります。 全体の雰囲気を損ねるようなダメージは無く、これからもご愛用頂けるコンディションです。 ※メニュー欄「SHOPPING GUIDE」のページにて、ご購入時の注意事項を掲載しております。ご購入前に必ずご確認いただきますよう宜しくお願いいたします。
    27,500円
    古道具キミドリ

記事一覧

幻影対話録 「今日のオジサン」

瞼の裏を見ていた。少し眠っていたのか、僕は自分の理性を確認していた。 どうやらいつもの倍ほどのアルコールを摂取したらしい、元々お酒は強い方ではない。ビール4杯と日…

「永田良介商店」の歴史と品質

日差しがほんの少し柔らかくなった…ような気がしている8月中旬。 ようやくご飯が喉を通ることを確認した。まだまだ、まだまだまだ暑いが、冷たいうどんをすすりながら天ぷ…

「楔」と向き合った日

イベント用に用意した「楔」、その売れ残りを店舗へ持ち帰った。中にはどこで使うかも分からないゴツゴツした蝶番やコの字型の留め具まである。これほどの量を見たのは初め…

「古道具についてどう思う?」ChatGPTに聞いてみた。

暇なときはたまに某家具大手メーカーのカタログをペラペラと眺めている。 数ページめくってすぐに、「このデザインどこかでみたことあるかも」と、他の某家具メーカーのカ…

「チンチロリン」運試しの思い込み。

とんでもない猛暑だ。今まで何度「今年の夏は一番暑い!」と聞いたものか, 言ったものか。「今年の夏」と今年も言いたいだけでしょ?と、タカを括っていたが”今年の夏”は…

古道具の新しい風、「剥離家具」

状態がいい古いものは、それだけで価値があるものだ。衣食住すべてにおいて通じている。状態がいいとはつまり、修理することなく(もしくは修理された)そのままの状態で使う…

古道具店で「BAR」を開いてみた。

今年の4月半ば頃だったか、 BARの一席で決まった。 「古道具店で『BAR』をやろう」 僕はほろ酔い状態だった。 遡ること数ヶ月前、「今度、表町の方でBARを開こうと思っ…

古道具が好きであること / 倉敷芸文館懐かしマーケット

2024年6月30日(日) 早朝4時起床。 いつもの出勤時間は10時半だが、この日は5時半までに出勤。眠い目を擦りながらスマホを手に取り、こんな日でも毎朝のルーティンとなったD…

古道具は全て誰かの「居心地」を提案しているのだと思う。

先週の何気ない平日。 涼しげな風が吹く気持ちのいい日で、平日だというのに祝日と同様の来店があった。来店が多かったことは特別珍しいことではなく、旅行で岡山に来てい…

この頃の日常話

最近の僕はあまり古道具に触れていない、決して嫌いになったわけではなくただ古道具に触れていなかったのだ。食器に力を入れてからというもの、出勤時は必ずハイターや水に…

ぼくはタイムトラベラー。

先週の5月25日(土)・26日(日)の2日間、岡山市北区北長瀬駅付近にある「ブランチ北長瀬」にてイベントが開催された。 年間を通して何回か開催される催しものだが、主催の方…

襤褸襤褸

14時42分。先ほどからタイピングしては消してを繰り返している。 実は書きたいことが少なくなってきて困っているところだ。 きっと日常の些細なことをたくさん見逃している…

てぬぐいをつかう。

拭く、敷く、巻く、着る、飾る。 「手ぬぐい」の使い方は毎日を少しだけ楽しくする。 汚れや濡れたモノを拭いたり、 家具のメンテナンスに使ったり、 掃除道具として使わ…

古道具によって繋がれる”人” / titose ・ 千歳昼一「古道具のある暮らし」

古道具が、たくさんの人を僕のもとへ引き寄せてくれた。 たまたまお店の什器を探しにこられた方と出会い、そこから思いもよらぬ人たちと繋がって、今では「地球不動産」と…

動線

「レイアウト」は奥が深くて正解がない。 というか、「正解がない」わけでなく「正解だらけ」なのかもしれない。 お店で商品をレイアウトしたり自宅で家具をレイアウトした…

植物にまつわる古道具

「人」と「道具」と「植物」は互いに補い合っている。僕らは生活の仕方やリズムが「人」によって違うから、自身に見合った「道具」を上手に選択し使いやすいように、まずは…

幻影対話録 「今日のオジサン」

瞼の裏を見ていた。少し眠っていたのか、僕は自分の理性を確認していた。 どうやらいつもの倍ほどのアルコールを摂取したらしい、元々お酒は強い方ではない。ビール4杯と日本酒2合、極め付けに梅酒のソーダ割りを2杯。とにかく水を飲めと言わんばかりの大きなグラスが、いつの間にかカウンターに置かれていた。透き通った少しぬるい水、僕は無我夢中でそれを飲み干した。 最近、うまくいかないことが増えていた、別に投げ出したいわけではない。ただやり場のないこの気持ちを僕はうまく処理できなかったからお

「永田良介商店」の歴史と品質

日差しがほんの少し柔らかくなった…ような気がしている8月中旬。 ようやくご飯が喉を通ることを確認した。まだまだ、まだまだまだ暑いが、冷たいうどんをすすりながら天ぷらと梅のおにぎりも頬張る。スルッと胃の中に入ったことが妙に嬉しくて、血が全身を滞りなく巡ることで久々に健康を感じられている。「食べる」ってなんて幸せな出来事なんだ。 しばらくオンラインショップの更新が遅れていたが、久方ぶりに新商品を10点ほどアップした。撮影場所にずっと迷っていて、右往左往していたが気付けば蔵側扉前

「楔」と向き合った日

イベント用に用意した「楔」、その売れ残りを店舗へ持ち帰った。中にはどこで使うかも分からないゴツゴツした蝶番やコの字型の留め具まである。これほどの量を見たのは初めてで、”錆び”というものにめっぽう弱い僕には全てが宝石のように輝いて見えた。個々のサイズは違う上に、料理の塩加減のように一品一品の”錆び加減”に個体差があって唯一無二なところもまたいい。 「楔」 ーくさび 木や金属で一端が分厚く、他端に向かって細くなるもの。木材や石材を割る。重いものを持ち上げる。ものの継ぎ目に打つ。

「古道具についてどう思う?」ChatGPTに聞いてみた。

暇なときはたまに某家具大手メーカーのカタログをペラペラと眺めている。 数ページめくってすぐに、「このデザインどこかでみたことあるかも」と、他の某家具メーカーのカタログも同時にペラペラと眺めた。正直メーカーの名前に違いはあっても、デザインの方向性はほとんど似たりよったりじゃない?っていうのが本音なのだが、あくまでその会社、ブランドが大事にしているカラーや雰囲気は絶妙な素材感などで、うっすらとゼツミョーな境界線のようなものでうまく離している。 ただあくまでCという集合体の中に存

「チンチロリン」運試しの思い込み。

とんでもない猛暑だ。今まで何度「今年の夏は一番暑い!」と聞いたものか, 言ったものか。「今年の夏」と今年も言いたいだけでしょ?と、タカを括っていたが”今年の夏”は本当にダメだ。本当に暑い。日に焼けるではなく、焦げる。少し日焼けしてしまったがALLIE を購入してすぐに塗った。”今年の夏”は日焼け止めが欠かせない。 毎年のことながら「広瀬町店の夏対策」が年がら年中問題視されているのだが一向に解決に近づくことがない。現状どんな対策をしたところで、この店内に快適という二文字は訪れ

古道具の新しい風、「剥離家具」

状態がいい古いものは、それだけで価値があるものだ。衣食住すべてにおいて通じている。状態がいいとはつまり、修理することなく(もしくは修理された)そのままの状態で使うことができるものを指す。ただ、大体の古いもの=古道具(ジャパンヴィンテージ)は長年使い続けられた木材や加工の劣化、金具の不備等が多くみられる。 それは仕方のないことだ。何十年もの、下手したら何百年ものだって考えられる古道具。状態を維持する方が至難の業である。そんな古道具たち、たまに人の手によって不器用に修理されてい

古道具店で「BAR」を開いてみた。

今年の4月半ば頃だったか、 BARの一席で決まった。 「古道具店で『BAR』をやろう」 僕はほろ酔い状態だった。 遡ること数ヶ月前、「今度、表町の方でBARを開こうと思ってまして…」と、 30代タッパのある男性が広瀬店に来店した。開業に伴う店内什器や雑貨、食器まで色々と探している様子だった。この店舗はヴィンテージ家具が中心なので、アンティーク感とか大正ロマンとか”オーセンティック”とか、独特なエッセンスで他ジャンルの家具を組み合わせ、インテリアを提案することができる。

古道具が好きであること / 倉敷芸文館懐かしマーケット

2024年6月30日(日) 早朝4時起床。 いつもの出勤時間は10時半だが、この日は5時半までに出勤。眠い目を擦りながらスマホを手に取り、こんな日でも毎朝のルーティンとなったDuolingo英会話を欠かさない。アプリを起動させ、1ステージだけクリアした(現在ログは78日目)。なんだかんだ語学に触れることが好きで色々試してきた結果このアプリがしっくりきている。 毎朝5分弱の学習だが、ログが更新され続けるたびに自身の頑張りが記録されていくから、少しニヤけてしまう(僕は本当に単純

古道具は全て誰かの「居心地」を提案しているのだと思う。

先週の何気ない平日。 涼しげな風が吹く気持ちのいい日で、平日だというのに祝日と同様の来店があった。来店が多かったことは特別珍しいことではなく、旅行で岡山に来ていた人もいれば仕事が休みだった人、たまたまいろんな人たちの日程が重なり、たまたまキミドリへ行こうと思ってくれた日だったのかもしれない。「今日はこういう日か」とワクワクした。 レジ回りでお皿を洗って値付けの用意をしていたところ、入口前に人影が見えた。スラっとした佇まいで珍しそうな顔で古道具をじっと見ていた。 どうやら日

この頃の日常話

最近の僕はあまり古道具に触れていない、決して嫌いになったわけではなくただ古道具に触れていなかったのだ。食器に力を入れてからというもの、出勤時は必ずハイターや水につけていた食器たちをバットに移し乾かす作業と、ストック部屋にある入荷したての食器が入った箱の中から、宝石(食器)たちをとりだし洗い作業の準備をする。ほとんどこの繰り返しの毎日である。品出し状態になった商品は、他のスタッフが値付けやレイアウトをしてくれている。 全てに手を回そうしてしまうのが僕の悪いところでもあり良いと

ぼくはタイムトラベラー。

先週の5月25日(土)・26日(日)の2日間、岡山市北区北長瀬駅付近にある「ブランチ北長瀬」にてイベントが開催された。 年間を通して何回か開催される催しものだが、主催の方から毎度お声がけをいただき、出店させてもらっている。こうしたイベントは、商品を通してどんなお店なのかをわかりやすく人に伝えることができる。出店者側からすると、まことに嬉しい限りである。北長瀬駅から降りて徒歩3分程度に位置するエリアのため、イベントの事を知らなくても人通りは常に多い。しかも土日開催のため、ジョ

襤褸襤褸

14時42分。先ほどからタイピングしては消してを繰り返している。 実は書きたいことが少なくなってきて困っているところだ。 きっと日常の些細なことをたくさん見逃しているのかもしれない。 毎日noteを更新す続ける人たちはすごいな。 気になる言葉について触れみようと思う。 ”襤褸”。 これで”ぼろ”と読む。 画数が多い漢字はなんだか格好がいい。”軍艦””戦艦”みたい。 「ボロボロの布切れ」より 「襤褸襤褸の布切れ」の方がもっと崩れ落ちたような、 本当に襤褸襤褸のような感じが

てぬぐいをつかう。

拭く、敷く、巻く、着る、飾る。 「手ぬぐい」の使い方は毎日を少しだけ楽しくする。 汚れや濡れたモノを拭いたり、 家具のメンテナンスに使ったり、 掃除道具として使われていることが多い。 でも、それだけじゃなんだか勿体無いような気もしていて、「手ぬぐい」っていう道具をインテリアの一部として見ると、着たり、敷いたり、飾ったり、少しだけ毎日を楽しくさせてくれる布なのかなーなんて想像してみたりする。 少しだけ起源の話。 だいぶ遡ること奈良時代、起源は諸説ある。 元々は装身具(飾り

古道具によって繋がれる”人” / titose ・ 千歳昼一「古道具のある暮らし」

古道具が、たくさんの人を僕のもとへ引き寄せてくれた。 たまたまお店の什器を探しにこられた方と出会い、そこから思いもよらぬ人たちと繋がって、今では「地球不動産」というアート活動にまで発展している。これも全て古道具という存在が大きい。思考を少しだけ加えて価値に変化を与えると、一つの点だったものが線として繋がっていく。 僕たちが店舗外でイベントに参加する形においても似たような現象が起こる。 例えば毎年、倉敷芸文館で定期的に開催される懐かしマーケットは、日頃出会うことがほとんどない

動線

「レイアウト」は奥が深くて正解がない。 というか、「正解がない」わけでなく「正解だらけ」なのかもしれない。 お店で商品をレイアウトしたり自宅で家具をレイアウトしたり、目的や間取りなどの環境によって考える動線は異なる。「商品の見栄えも良くていいレイアウトができた!」と満足のいくレイアウトができたとしても「とりあえずいいアイデアが思い付かないからここに置いておこう」と何気なくレイアウトした家具の方が見栄えよく写って先に購入に繋がるケースだってある。 某ロックバンドが言っていた「

植物にまつわる古道具

「人」と「道具」と「植物」は互いに補い合っている。僕らは生活の仕方やリズムが「人」によって違うから、自身に見合った「道具」を上手に選択し使いやすいように、まずは生活そのものを実用的に整えようとする。もちろん”それだけ”で生活は成り立つのだか、インテリアを扱う身としてはどうしても勿体無いと考えてしまう。 実用的に整えた空間が悪いとか、こういうモノを取り入れるべきだ!とかそんなことを言いたいわけでも、強制したいわけでもない。 ただ、「少し味気ない気がしない?」って考える時がたま