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私の人生に共通して現れるイヤなタイプの人、ファーストボスを攻略すると消えた

私には、どうしてもどうしても許せない人がいました。心の奥底では許しきれていない人がいました。心の癒しについて勉強をし、様々な方面からアプローチしてきていたのですが、どうしてもシコリが残っていたのでした。

しかし、
「あれ?! もしかしたら私の勘違いだったのかもしれない、勝手に憎しみのような感情をもっていただけだったのかもしれない」
と思えたのでした。

その経過に触れる前に、いっけん許せない人が私の前に現れる現象の「共通点」みたいなのを見つけたので、まずはそれについて書くとします。

ちょっと辛口ですが、ベースに愛をもって書いています。憎しみをこめて書いているものではありませんー。


いっけん許せないその人の性格は、と言うと……
とても気分屋で、自分の機嫌でコロコロと性格や態度が変わる人でした。
自分の機嫌を自分で保つことが出来ないために、周りに当たり散らすのです。そして、周囲の人たちに自分の機嫌を取らせようと、目に見えないコントロールや圧をしかけてきます。
また、自分のルールを相手に押しつけてきたり、自分に報告がないこと(とるに足らないささいな出来事の報告)にひどく腹を立てます。これもコントロールの一種です。パワハラ、モラハラなどもそうです。

個人的に、このような人がとーっても好きではありません。めっちゃ苦手です。ダッシュして逃げます。えんがちょです。
もう、イヤすぎて、雰囲気で嗅ぎ分けることが出来るくらいです。

端的に言うと『欲求不満の持ち主』であり、自分自身の機嫌の良し悪しで、台風のごとく周囲を振り回す厄介な人です。
しかし、本人には自覚がなく「むしろ気を使っているタイプだ」と自分のコトを思っているではありませんか。。こまった、こまったちゃん。

そして、イジケのような、すね心のようなものも併せ持っています。
ですので、自分がバカにされたり、仲間外れにされた感覚があると、途端にイジケてしまいます。

イジケるだけでなく「私をそんな風に扱うなら、黙っていないわよ」的にマウントをとってきたり、
徹底的に無視をしたり、見せしめのような態度で、必死に自分の立場を守ろうとしてきます。
その表現がいきすぎると、イジメをうんだり、自分に従わせるという“コントローラーおばけ”と化すのです。まじえんがちょ。

しかし、私は知っています。当時は知らなかったけれど、今はもう知っています。

そのようにしてしか自分を保つことが出来ない可哀想な人なのです。その人もなお、人一倍、悲しく辛い経験をし、同じようにて育ってきたということを。

自分を自分で大切に扱えなくて、
周りから大切に扱ってもらえないと思い込んでいるからこそ、
周りを使って自分を大切に扱わせようと促してくるのです。
これも本人には全く自覚がありません。

もしくは、物や何かで自分をよく見せようとします。友達の数や高価なものを見せつけてくるのもこのタイプです。

私の今までの人生を振り返ってみて、必ずこういう「イジケた性悪女」が私の身近には必ずいたのでした。
逃れても、逃れても、必ずあらわれる嫌なタイプの人が、このキャラでした。

あなたにも、いつも身近に表れる嫌な人っていませんか? 
私の嫌な人のキャラではなくとも、あなたにとって共通する要注意人物的な存在です。

ここで、やっと本題。
自分にとってイヤだと感じる人には、共通点がある事が分かったのです。

何の共通点かというと、そのイヤな人のはじまり、最初のキッカケの張本人がいるということです。その記憶をたどると、たいがい両親など、身近な家族に当てはまることが多いという事が判明しました。

そうです。
わたしの場合は何を隠そう「母親」がこのタイプの人でした。
幼かった頃の記憶はそこまで鮮明にないものの、大人になってから母親の性格を冷静に分析にしたところ、

・なぜがいつもイライラして怒っている
・怒って家族に当たり散らす
・イライラを家族のせいにして、相手の悪口を言ったり、けちょんけちょんに言う
・家族が自分の思い通りに動かないことに腹を立て、更に怒っている
・「お母さんの子供時代は、そんなに恵まれていなかった」が口癖

冷静に距離をとって分析すると、イライラしている時の母はそんな感じの人だったのです。
イライラの原因を自分が生み出していることに気づいていないんだろうな、、といった印象でした。

自分の機嫌を自分でとる方法を知らないのです。

育ててもらった恩とか、してもらっていた事は、ここでは一旦わきに置いてお話します。家事ややらなければいけないことに追われるとそうなって当然よ!というお声が聞こえてきそうですが、それは一旦わきに置いてほしいです。

何を隠そう、母自身、自分の人生に満足していないのです。
そして上手くいかなかった事を環境や誰かのせいにして生きているのです。

だけど、そのモヤモヤに自分では気づいておらず「私はいつもこんな人生になってしまう」
と諦めてしまっているのです。
だからこそ、余計に不満が募っていくのでしょう。
(そんな母も、ここ最近はずいぶんと変わってきました。穏やかになり、自分を大切にするように変化してきました。ブラボー)


話は戻って、まさに「欲求不満の母親」の機嫌を小さな頃からとってきたのか!と繋がった瞬間でした。

母の機嫌によってすべてが左右され、振り回されて育ってきたのです。
そのようにして生きてきたので、誰かの機嫌をとることが当たり前になっていました。何の問題もなく通常モードがそれです。
そこに何の疑いもなく、誰かの顔色をうかがわなくても良い世界があるだなどと想像もできずにいました。

だからこそ、母の機嫌の悪さは「何をしたのか分からないけれど、私がわるいからだ」と、
幼いながらに思い込んでしまったようです。。
まだ小さい頃に、そのような思い込み、設定、シナリオを自分に植え付けたのでした。

そのことに気がつかないまま大人になったので、
その不必要な思い込みに気づかせようと、人物をかえて、同じようなキャラクターの人が登場するのです。。
悪役をかったヒーローのようですね。

私の人生をゲームに例えると、そのキャラを攻略したり、倒さない限り、ゾンビのように次から次へと出没し、対戦しなくてはいけなくなるのです。
(現実的に攻撃したり、やっつけるのではありませんよ)

まわりの景色や、キャラの見た目が変わったとしても、同じステージをぐるぐると回っているだけなのです。
あー、想像しただけで恐ろしいです。

そのゲームを攻略していないからこそ、その人の機嫌をとったり、その人の正解をもらうようにがんばって(対戦して)しまうのです。せつないかな……。

とっととクリアして、次のステージへ行きたいですよね。

私のケースで例えると、
そのゾンビは、自分自身のコントロールが自分でとれないだけの人(おばけ)です。

本人が欲求不満を抱えていることが原因なだけなのに、
『私が何とかしなきゃ』
『機嫌を損ねないようにしなきゃ』
と、その人に気に入られるような言動を健気にとってしまっては、問題がすり替わっているというコトに気がつけずに、永遠ループしてしまいます。

相手のご機嫌?
そんなもの、どーだっていいのです。ハッキリ言って。

自分のご機嫌は自分でとってもらいましょう。

その人が満たされていて幸せなら、細かいこともにもイチイチあーだこーだ言ってこないはずです。

幸せオーラ全開で、あなたにも笑顔で接してくれるはずです。ちょっとくらい大目に見てくれるはずです。
もちろん、誰だってアップダウンはあります。笑顔で接することが出来ない時だってあります。だけど、その時に優位になれた経験から味をしめて、「くれくれモンスター」に化けてしまうのは避けたいですよね。

だから、放っておくんです。

あー、機嫌わるいんだなー。
自分でもどうしようもなくてイライラしているんだなー。
満たされていないんだな。
心がギスギスしているだなー。

と距離をとります。
心のシャッターをおろします。
透明の壁を作ります。
可能なら現実的にも離れます。
隣の部屋に行きます。
会いにいきません。
連絡もしません。

それが、お互いにとって幸せだからです。

(心の傷が癒え、自分にも余裕が出てきたら、そんな相手にただ寄り添うことだけをします。自分の軸がブレるとのみ込まれやすいので、傷が癒えていないと、割と難易度が高いかも)

すると、ゾンビは自分が機嫌がわるくても、誰も相手をしてくれない、自分を大切に扱ってくれない、機嫌をとってくれない、、という事実を目の当たりにすることになります。
そして、それ以上、悪態をさらす必要性がだんだんとなくなってき、おとなしくなるのです。

もしかすると、はじめは更にギャーギャーと騒ぐかもしれません。

「こんな扱いをするなんて、許せないわ‼」
「私の言うことを聞きなさい!」
「私に報告をしなかったあなたが悪いのよ。私は知らないわ!」
「あの人とは口を聞いちゃダメよ!」

嵐が巻き起こるかもしれません。

しかし、ここはハッキリした態度を示します。

『それは、あなたの問題でしょ?申し訳ありませんが、私の問題ではないのです』と心の中で唱え、ハッキリと線引きをします。

ここで、
『もしかすると……自分の態度がキッカケだったのではないか?』
という思いがよぎると、その隙間にゾンビおバケはここぞとばかりにつけ込んできます。
それでは、相手の思うつぼです。

これは、何も相手に打ち勝つためではありません。

勝ち負けなどは、どうでもよくて、相手にもっと良い選択肢があることを考えさせる機会を与えるためです。
そして、同時に自分にも他の選択肢があることに気づかせるためでもあります。

たとえ、自分が何かの要因を作ってしまったとしても、心から謝罪し、反省しやるだけの事をやれば、あとは離れるだけでいいのです。

結局は、その人自身がどのように感じるのか、、が最終的には問題となるのですから。

同じ出来事が起こったとしても、
ある人は「いーよいーよ、次から気をつけてくれれば大丈夫よ。気にしないで」と言うかもしれません。

ある人は「なんてことをしてくれたんだ!許せない、責任をとれ!もっと丁重にあやまれ!」としつこく裁いてくるかもしれません。

それはその人の受け取り方の問題になってくるのです。

だからこそ、境界線をこえてまで、相手の陣地に侵入しないことです。
冷たく聞こえるかもしれませんが、その方が相手も幸せになるのです。

その相手は、自分の周りから人が離れていってはじめて、自身を省みることでしょう。
その上で、なぜそうなってしまったのか自分を振り返ることになります。
押し込めていた悲しみや不満を思い出します。そうすると、その人の生き方が変わっていきます。

本当に相手のことを思うなら、れっきとした態度をとれるはずです。自分のことしか思っていないからこそ、上辺の優しさや見せかけの態度で接してしまうのです。

これは、すべて私がそうでした。
自分の体験から感じたことです。
他にもっと上手な方法もあるかもしれませんね。。

相手を諭したり、自分の意見を穏やかに伝えられる勇気があるなら、それを試すのも良いと思います。

しかし、「何らかの思い込み」を持っている限り、それを「しない」ことにひどく恐怖心を抱いていたり、自分にとっての禁止事項となっている可能性が高いので……、境界線を引くことが第一ステップとしてオススメです。

そして、一番重要なコトはこの先にあります。

イヤなキャラの共通点を知った次は、その後に現れたキャラと一人一人向き合うのではなく、真のボスと向き合うことが最も重要となります。

根本を見つめないことには、刈り取ったそばから生えてくる雑草のように、エンドレスに目の前に現れてしまうからです。
根っこから引き抜いてしまえば、草も生えてこなくなります。

ダミーのボスを退治するのではなく、『ファーストボス』をやっつけましょう。(何度も言いますが、実際にやっつけて攻撃するのではありません)

ラスボスならぬ、ファーストボスとの関係性を見直すことが、ダミーボスをすべて消し去る魔法となるのです。

それが出来ると、似たキャラクターの登場があなたの人生からなくなるでしょう。
たとえ現れたとしても、まったくもって気にならなくなります。すなわち、攻略法を手に入れ次のステージへと駒を進められることになります。

だからこそ、その張本人との関係を癒し、心の傷を癒し、思い込みを手放すことが大切なのです。

私の真のボス(ファーストボス)は母親でした。
なんとなく分かっておきながら、なかなか共通項を見出すことが出来ていませんでした。
しかし、ここ数年で、やっと理解できたのでした。

共通点を探ると「私がイヤだと感じる人、根本はぜんぶ母親とソックリじゃん!」と腑に落ちたのでした。

それを知ったうえで、心の傷を癒やしていくと、許せないと感じていたダミーボスの存在も、気にならなくなったのでした。


どうしても、どうしても許せないあの人は、だたのダミーボスだったのでした。(´・ω・`) え、、

傷の癒し方や、もっと書きたいことも、たくさんありますが、今日はここまで。

そして、いっけん嫌だと感じる人の素質を、私も持っているということ。母を反面教師に、そうならないように制しているのだとも。
いろんな仮面をかぶった教師がこの世にはたくさんいるのですね。ありがたや。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございました('・ω・´)


こちらの続きは、下記noteよりご覧いただけます。


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