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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン… もっと読む
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#トレーニング

投球障害予防のための肘関節

投球障害予防シリーズ最終章! 最後となる今回のテーマは「肘関節」について! 野球選手の中には、 肘の痛み(野球肘)を経験したという選手が少なくないと思います。 今回は、そんな数多く発生している野球肘の 予防に必要なセルフチェックおよびエクササイズを紹介していきます。 ■野球肘とは|野球肘 投球動作の繰り返しのストレスによって 引き起こされる肘関節の障害   野球肘はストレスがかかる場所によって 痛みの場所が分けられます。 これには大きく3タイプに分けられます。 ①

身体を柔らかくするトレーニング

ストレッチをしてもすぐに硬くなる。 そんな悩みから、ストレッチにより柔軟性を改善することを諦めている方は多いのではないでしょうか。 ストレッチの方法が不十分で柔軟性が改善しないケースもありますが、 柔軟性を改善したい筋肉に対して、なぜその筋肉が硬くなるのかを考える必要があります。 筋肉が硬くなる原因は以下の3つであると考えます。 1.他部位でかばい、その筋肉に負担がかかっている股関節を例にすると、足関節や上半身の動きの低下は股関節でかばうことになります。 そのため全身の

育成年代トレーニング

育成年代(特に9〜12歳)のトレーニングと成人のトレーニングは、発達・発育の過程より、その目的を分けて考える必要があります。 スキャモンの発育・発達曲線より、育成年代では神経系が向上し、筋力の向上は十分には望めません。 そのため、成人が行う様な腹筋トレーニング、スクワットなどの高負荷なトレーニング、走り込みなどの持久系トレーニングは育成年代では効果が得られにくいと言えます。 特にゴールデンエイジと言われる神経系の発達が完了するこの時期のトレーニングは、それ以降の運動能力を

サッカー選手に多い身体的特徴

サッカーチームにトレーナー、メディカルスタッフとして関わり、幅広い年代・カテゴリーの選手のパーソナルトレーニングを通して、サッカー選手に多い身体的特徴があると感じています。 あくまでも個人的見解であり、サッカー特有ではなくスポーツの競技特性を考えたら他のスポーツでも見られることかもしれません。 身体的特徴は競技特異性由来のものが多く、怪我の発生リスクやパフォーマンスとの関連性が見出せるかもしれません。 是非セルフチェックをしていただき、自身の身体の気づきを得ていただけたら

バスケットボール|肩甲骨の重要性

肩甲骨が使えるとスポーツのパフォーマンスアップにつながると一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。 肩甲骨は体幹と腕とつながる構造をしており、腕を大きく動かす土台になったり、体幹の力を腕の伝える役割を持ちます。 バスケットボールにおいてもシュート、パス、ドリブル、リバウンドなどボールのコントロールや、ボックスアウトやディフェンスでのハンドチェックなど腕を使う場面はとても多いため、腕とつながる肩甲骨を使えることはパフォーマンスアップには必須となります。 では具体的に肩

投球障害予防に必要な股関節

今回はL-tra.投球障害予防シリーズ第4弾! 「股関節」をテーマにご紹介します。 野球現場で選手や指導者さんがよく口にする 『下半身をうまく使えていない』 では、投げるためには どのような下半身の使い方をすればよいのでしょうか? 今回は下半身のエネルギーを上半身に伝えるために必要な股関節の動きとトレーニングについて紹介していきます。 前回では軸脚の柔軟性について紹介しました。 今回の内容と併せてお読みいただけると、下半身の重要性が理解しやすくなるかと思います。 ■

効果的な背中トレーニングをする為のウォーミングアップ

今回の記事は背中のトレーニングが上手くいかない原因とそれの改善エクササイズについて書いていきたいと思います。 前回の「大胸筋が発達しない原因を改善しよう」の冒頭でもお話しした通り。 トレーニングが上手く行かない原因やトレーニング動作のエラーはアライメント不良や機能不全が原因でフォームの乱れを作ってしまうことが多いです。 この記事では背中の代表的なトレーニングである ・ラットプルダウン ・ワンハンドロウ この2つを例に挙げて説明していきたいと思います。 〜ラットプル

産後エクササイズ

妊娠に伴って起こる身体の変化や産後どのようなストレッチやトレーニングをすると良いのか、注意点やポイントを解説していきます。 【妊娠中の身体の変化】妊娠に伴って、母体は様々な変化があります。 ・体重増加 ・子宮の増大 ・循環器 - 心拍数・心拍出量など ・呼吸器 - 呼吸数の増加など ・消化器- 便秘・頻尿など ・泌尿器系 - 血液循環量の増加 ・内分泌系 - ホルモン ・骨格の変化 - 靭帯の弛緩による仙腸関節の不安定性 ・姿勢の変化 - sway back これ以外に

投球障害予防のための連動性−肩・体幹−

投球障害予防シリーズ第2弾! 「肩−体幹の連動性」について紹介していきます。 ■投球障害とは「投球障害とは」については前記事を参考に↓ 投球障害につながる要因として、 前回の記事では柔軟性について挙げましたが、今回は筋力・投球フォームについて考えていきます。 前記事で述べたように、 投球障害において柔軟性低下が原因となることが多いです。 しかし、柔軟性を獲得できたとしても、肩の安定性が低下していれば、投球障害につながってしまいます。 投球動作は瞬間的に大きな力を要し

大胸筋が発達しない原因を改善しよう

最近では至る所にフィットネスジムがあり、健康のために体を動かしたりボディメイクや競技力向上の為に筋トレをする人が増えてきているように感じます。 とても素晴らしいことですね! 僕自身もボディメイクのために筋トレをしていて、ボディコンテストなどにもちょこちょこ出場していて筋トレは大好きです。 そんな筋トレ大好きな僕ですが、最近よくこんな質問を受けます 「胸のトレーニングしてて肩が痛くなる」 「ベンチプレスが胸に効かない」などなど 大胸筋のトレーニングが上手くいかない人が多

オフにオススメトレーニング❻|股関節柔軟性

オフにおススメトレーニング❻ 股関節柔軟性改善ストレッチ ●股関節詰まり改善トレーニング●腸腰筋ストレッチ●内転筋ストレッチ ●殿筋・ハムストリングスストレッチ 是非お試しください!! ーーーーーーーーーーーー L-fit.HP|http://l-fit.org Twitter|https://twitter.com/L_fit_ Instagram|https://instagram.com/lfit_matsudo?igshid=a5ywi0ipr38k YouT

オフにオススメトレーニング❺|足首強化

オフにオススメトレーニング❺ 足首強化トレーニング ●セルフケア ●足関節トレーニング ●バネトレーニング 是非お試しください!! ーーーーーーーーーーーー L-fit.HP|http://l-fit.org Twitter|https://twitter.com/L_fit_ Instagram|https://instagram.com/lfit_matsudo?igshid=a5ywi0ipr38k YouTube|https://www.youtube.

成長期の踵の痛みの原因とは

スポーツを行っている小学生などにおいて踵の痛みを訴えることは非常に多くあり、この踵の痛みを繰り返してしまい安静と復帰を繰り返してスポーツ活動に制限を与えているケースも少なくありません。 踵の痛みは単なる成長痛と判断してしまいがちではありますが、実はセーバー病と呼ばれる成長期特有の怪我の可能性があります。 セーバー病とは セーバー(sever)病とは踵の骨である踵骨(しょうこつ)に痛みを訴える怪我として知られています。 セーバー病の特徴として10歳前後の男子に多く発生

腹筋の正しいやり方

トレーニングを継続しようとしても 痛みや不調が原因で諦めてしまったことはありませんか? トレーニングによって痛みが出てしまうというお話はよくお聞きします。 気合いを入れてトレーニングを始めてうまく継続できていたけど 腰や肩が痛くなってしまいトレーニングをやめてしまった方も少なく無いと思います。 せっかくやる気になって楽しく継続的に続けられていたのに 痛みが原因で諦めなければいけないなんて、とても残念なことですよね。 そんな残念な思いをしないで済むように今回のnoteはト