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うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

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これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も…
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#うつ状態

うつとの付き合い方(48)助けを求めてもいいという考え方

うつとの付き合い方(48)助けを求めてもいいという考え方

先日、会社のセミナーで「ヘルプシーキング」という考え方を講演いただきました。

これはチームビルディングには効果的な手法の「困ったときは率先して手を上げていいんだよ」という考え方で心理的安全性をあげるというものです。

ただし、この言葉だけを鵜呑みにするのは禁物です。
なぜなら部下がこのメソッドを使い手を上げたとしても上司から見るとそれは「弱音を吐いている」とみなされるからです。

この考え方はチ

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うつとのつきあい方(47)自己評価は低いほどよいのか?

うつとのつきあい方(47)自己評価は低いほどよいのか?

今勤めている会社は年度初めに計画を立て、年度終わりに振り返りをして自己評価を行い上司との面談を行います。
評価の基準は曖昧で自分としてチャレンジャブルな内容か?その実績は類稀な実績か?といったいった自分目線での評価となります。基準が数値化できず、当人の評価軸になるのは仕方ないことです。

評価者はこれまた自分目線でのチャレンジャブル、類稀な実績となるのでギャップが生じるのは仕方ないことです。

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うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

病院で頂いた薬に効果があり、一定期間を過ぎますと、そろそろ減薬する次期に差し掛かります。

減薬に対してはお医者さんはすごく消極的に患者に接しているような感じを受けます。患者が症状が良くなったから減薬したいと言ってもなかなかOkを出してもらえません。

その当時は早く治りたいので減薬して欲しいという気持ちがあったのですが
今になってみるとお医者さんが減薬を渋るのはわかるような気がします。

なぜか

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うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

「嫌われる勇気」という名前のアドラーの言葉を元にした本が一時期流行りました。私も題名に惹かれ読みました。

内容は他人の言うことに左右されず、自分をしっかり保って生きて行くということが大半でした。謳っている内容はいちいちもっともで、読みやすく共感し易い内容でした。

読んだあとの感想は「これを実践できれば、みな苦労はしない」し実践できたとしてもそれを良しとする自分のメンタルが持たない。ということで

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うつとのつきあい方(18)社員側の見方、会社側の見方

うつとのつきあい方(18)社員側の見方、会社側の見方

わたし達は入社してから何十年も同じ環境の中で仕事をすることになります。

一人ひとりにとっては自分の周りの環境が全てであり、その中でどう自分を表現、心身ともに充実した社会活動をおくれるかが重要になります。

そんな中、取り巻く環境との不協和音(主に人間関係になりますが)によりメンタルヘルスを発症することは少なからずあるのでは無いでしょうか?

発症した本人自身はその環境で生活することが苦痛となり活

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