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うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

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これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も…
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2022年5月の記事一覧

うつとのつきあい方(45)普通って難しい

うつとのつきあい方(45)普通って難しい

前回深みにハマるコラムを書きましたが、書いている途中に普通って何だろう?と思い始めました。

普通=平常と一般的解釈されがちです。普通はなにもせず保持できるのでしょうか?

よくよく考えると私達の身の回りは絶えず流動しており、それらに振り回されないように無意識に精神的、肉体的に調整しているのではないでしょうか?

そう考えると普通を維持するのにも相当なパワーが必要ということがわかりました。

昔う

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うつとのつきあい方(44)落とし穴には気をつけろ

最近有名人が自死される記事を見かけました。コロナ禍になってから有名な方も何人か亡くなられています。

ちょっとした環境の変化、例えば気温や気圧、天気でもメンタルが弱っていると相当影響されます。コロナ禍になってからはリアルな交流も憚られ、なかなかちょっとした憂さも晴らすことができません。

仕事しているときは気が張っているからいいのですが、家に帰る途中や夕食のあとの就寝前、なにも考えない時間がすっと

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うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

サラリーマンならゆでガエルの寓話を耳にしたことがあると思います。

ゆでガエルの寓話とは
カエルが入っている冷たい水を火にかけ、水温を徐々に上げていくと、カエルは温度変化に気づかず逃げ出さないため、最後は熱湯でゆで上がって死んでしまう……という内容です。

通常この寓話はいつまでも変化を好まず、過去を踏襲しているといつの間に環境の変化にとり乗り残され、気づいたときには手遅れになるというものです。

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うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

病院で頂いた薬に効果があり、一定期間を過ぎますと、そろそろ減薬する次期に差し掛かります。

減薬に対してはお医者さんはすごく消極的に患者に接しているような感じを受けます。患者が症状が良くなったから減薬したいと言ってもなかなかOkを出してもらえません。

その当時は早く治りたいので減薬して欲しいという気持ちがあったのですが
今になってみるとお医者さんが減薬を渋るのはわかるような気がします。

なぜか

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うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

「嫌われる勇気」という名前のアドラーの言葉を元にした本が一時期流行りました。私も題名に惹かれ読みました。

内容は他人の言うことに左右されず、自分をしっかり保って生きて行くということが大半でした。謳っている内容はいちいちもっともで、読みやすく共感し易い内容でした。

読んだあとの感想は「これを実践できれば、みな苦労はしない」し実践できたとしてもそれを良しとする自分のメンタルが持たない。ということで

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