授業料は返還すべき?【コロナで休校となった期間の授業料の処遇】
どうもこんにちは、かずきです。
最近緊急事態宣言が解除され、社会がようやく普段の生活に戻りつつありますね。
僕も大学が6月中旬から再開されます。
ここで、一つ話題となった問題がありましたよね?
それは「大学が休校となって授業がまともに受けられていないのに、授業料はしっかりそのまま満額払わなきゃなの?」ってこと」
今日はこの問題に対して僕なりの意見を書いていこうと思います。
授業料は返還されるべきか否か(僕の意見)
まずは事の核心から書きます。
僕は「一部、返還されるべき」と考えています。
正確には「満額の授業料に対して、大学側が提供できなかった価値の割合分だけ返還すべき」です。
なんか逆に難しくなっちゃいましたね。笑
詳しく説明していきます。
まず、学生は授業料を何に対して支払っているのでしょうか?
具体的に言えば、どんな価値を手に入れるためにお金を支払っているのでしょうか
・授業そのもの
・研究室や実験機器など、施設の利用
・学位や学歴の取得
等ですかね。
工業大学、美術大学、料理学校などだったら材料費とか含まれるかもしれません。
では、今度は、大学側は授業料を何に使っているのでしょうか?
・人件費
・電気代水道代など、大学の施設や設備の維持費
・大学の様々な備品代 etc.
ちょっといろいろありすぎて逆に思い浮かばなかった。笑
でも使用用途はめちゃくちゃありますよね。
多分今までの文章読んでみて気づいたとは思うんですけど、
大学の授業料って
「100円払って、その対価にお菓子が手に入る」
みたいな単純なお金の流れ、してないんですよね。
生徒側からしたら、
「年間100万円の授業料は、すべて『授業そのもの』に対して支払ってる」と思ってしまう可能性もあるのですが、実はそうではないんです。
授業料というのは、複雑に、いろいろなものに対して使われているんです。
なので、まともな授業が受けられないからといって「満額返せ!」というのは少し違うかなと。
一応、大学側も頑張っていて、いろんな人がオンライン授業だったりシステムの整備だったり日程の調整だったり頑張っているんです。
じゃあその人たちの給料はどう支払われるんですか?
私たち生徒は、その頑張っている人たちに今まで一切お金を支払っていなかったとでもいうのでしょうか。
例えば、温泉に旅行に行くとします。
1か月前から楽しみにしていて、予約をしていたが、
3日前に大災害起きて、とても温泉に行ける状況じゃなくなったとします。
キャンセル料ってやつが発生しますよね??
私たち前もって準備してきた部分あったのでその分の料金支払ってください。ってやつ。
それと同じだと思うんですよ。
旅館の人は当日のみじゃなくて前々から働いてるんです。
大学の職員さんも前々から働いているんです。
授業を問題なく行えるように準備を整えてるんです。
その労働に対して、私たちはお金を払っていない。払うべきではないと思うでしょうか?
授業料はその人たちの労働に全く関与してないと思うでしょうか?
新型コロナウィルスという、誰のせいでもない出来事によって発生した不利益、全部大学にぶつけるのは少し違うのではないでしょうか。
そこで、私は、「授業料の一部を返還するべき」という折衷案がいいのではないかと考えているわけです。
大学側がとるべき対応【適切な返還をするためには】
では、どういう結末が、大学と生徒の両者が納得いくのか。
僕は、
「大学側が授業料の使用用途を詳細に公開し、コロナによって使われなかった部分の費用を返還する」
という方法がいいのではないかと思います。
そもそも収入と支出でどのお金がどこに使われたかなんて分けることはできませんが、収入と支出の中でどんなお金がどのくらい占めるのかという割合は出せるはずです。
そこから、じゃあ収入の中で授業料が占める割合がこんだけで、
使われなかった費用にその割合あてがったら、使われなかった授業料が出るわけで、その分を生徒に返還するのが正しいんではないかと思います。
まあそんなこと言ってもそんな仕分けするのめちゃくちゃ大変だけどね。笑
そんなことできるのかすら怪しいし。笑
でも少なからず、オンライン授業や課題だけなど、教える際にかかる負担は明らかに減ったのではないかと思うし、
大学側は大学側で真摯な対応をすべきです。
先ほど、不利益は大学側だけが被るものではないと言いましたが、
学生だけが被るものでもありません。
先に授業料頂いているから、とかそんな理屈で全額搾取するのはいかがなものかと思います。
お互い思いやりを持った対応をするのが、今後の事を考えても得策であると思っています。
学生も真摯に対応すべき
だからといって、学生も「まともな授業受けられてないんだから全額返せ!」っていうのもおかしな話です。
あなたが払っている授業料は授業のみに使われているのではありません。
これは
「学生が思っている授業料で得られる価値」
と
「実際に使われている用途と金額」
とで差があることが原因だと考えています。
例えば美術大学。
美術大学で教えているものって、絶対オンラインなんかで教えられるものではないですよね。
作品を造るための設備や場所やモノも必要だしそこに対して授業料が支払われていることもある。
けど、自分が払っている授業料が、どこにどれだけ使われているかってわからないじゃないですか。(僕も全然わからないですけど。笑 作品作りの環境整備に90%近く使われているかもしれませんが、それだったらごめんなさい。笑)
そう考えたら学生側も、大学の内情に目を向けて、こちら側も真摯な姿勢を見せなきゃなと感じてほしいなって思います。
長くなっちゃいました。笑
今日の記事は以上です!
皆さんコロナ第二波に気を付けてお過ごしください。
それではまた明日の記事でお会いしましょう👋
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