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#映画

『ゴジラ−1.0』観てきた感想(ネタバレあり)

 ついに公開されちゃいましたよ。んで観ましたよ。なので記憶がフレッシュなうちに感じたことを書き留めます。 人とゴジラの距離が近い やっぱり最初に感じたのがコレ。なんつーか、『ジュラシック・パーク』を思い出す距離の近さ。 『シン・ゴジラ』のゴジラは地震や台風のような災害としての恐ろしさだったのに対し、今回のゴジラは野生のクマや脱走したライオンのような、「やべ、いま目ぇ合った」みたいな、はっきりとコッチに敵意を向けているタイプの怖さがあった。  こないだの山崎監督と庵野監督

映画レビュー『ゴジラ−1.0』

ちょっと前にプライムビデオの配信が始まって、夫から是非一緒に見ようと誘われた。 夫は映画館で視聴済みで、私にも当時これは映画館で観るべきだと促してはくれたのだけれど、私は同時期にゲ謎を観に行く時間をもらったからまぁいいかなー、と流してしまっていたのである。ゴジラという作品にそこまで思い入れもなかったし。 そういえば、シン・ゴジラは一度観たなぁ。 これも夫に誘われて、その時は映画館だったかな。それも面白かったので、別に嫌いとかそういう話ではないのだ。そこからどハマりするほどの熱

『天気の子』(アニメ映画 感想2回目)

視聴環境:Amazon prime video ※ネタバレします。 【内容】 雨降りを晴れにする力を身につけた少女の陽菜と、家出少年の帆高が、天気を晴れさせることを商売するようになり世界を救う… 【感想】 『天気の子』、観直していました。(ここでの感想は、2回目になります。) もう何度か観ていますが、今回はなんとなく感じていた映画の狙いが、自分なりにより具体的に理解出来た気がしました。 映画冒頭から、やりたいことを宣言するような映像になっているなあと… 様々な雨水の表

ジブリパーク、控えめにいって最高だ

2回目のジブリパークに行ってきた。 前回はジブリの大倉庫、どんどこ森、青春の丘、の3エリアだけだったが、今回はそれにもののけの里、魔女の谷、の2エリアが追加されたフルパッケージ版、である。 前日は夕方から雨で不安だったが、一晩明けると晴れてきており、風もさわやか、緑は洗われて最高に気持ちいい! 前回は、大倉庫の人手の多さでなかなかに疲労困憊、だったが、今回は以前より空いている!恐らく、定員数は変わらないのだろうが、もののけの里、魔女の谷、などが完成したことで、分散された

学校を休んでコナンの映画を観た話

皆様お久しぶりです。 筆を取るのは何年ぶりでしょう。 ブログは継続できませんが、時々帰ってくる方が性に合うようです。 今年も公開されました劇場版名探偵コナン。 早速初日に足を運び、興奮冷めやらぬまま帰路に着きました。来年も楽しみです。 さて、私は名探偵コナンをかれこれ20年以上見てきました。原作、アニメ、映画、ドラマと様々な媒体で描かれてきた名探偵コナン。好きな劇場版では白熱したトークができる自信さえあります。 そんな劇場版コナンですが、私には忘れられないことがあります。

映画レビュー『ゴジラ-1.0』(2023)これぞ王道のゴジラ!

これぞ王道のゴジラ!アカデミー賞視覚効果賞を 受賞した話題作で、 山崎貴監督の作品も好きなので、 劇場で観ようか迷っていたのですが、 結局、配信で観ることになりました。 今年は『シン・ゴジラ』も観て、 あの作品も傑作でしたが、 『ゴジラ』の王道、本命は こちらの作品だと思いました。 その昔、『ゴジラ』に 夢中になった方も、 『ゴジラ』は観たことがない という方でも、 安心して楽しめる 作品になっています。 難しいところは一切ないですし、 かと言って、ただおもしろい

シン・ウルトラマンの外星人達は人間に敗れ去ったと見る、というお話

2周年記念、ということでネット上でシン・ウルトラマンの思い出語りが色々と聞かれるのが嬉しくなった、ウルトラフリークの諸星だりあです。 私も先日、久しぶりに観返して色々と当時に思いを馳せていました。 この映画の人気のポイントに、津田健次郎氏がCVを務めるザラブ、山本耕史氏のメフィラスの2大外星人がそれぞれ強烈な個性を持っており印象的だったことが挙げられると思います。 ガボラ戦までは現れた禍威獣を倒す、というだけの展開でしたがザラブからは明確に「侵略」への対抗戦になり、物語と

誰もがすずめになりゆける時代【すずめの戸締まりに秘められた裏側のメッセージ👀✨】

みなさまこんばんは 音葉です😊✨ ちょっと前になってしまいますが、 映画「すずめの戸締まり」を とうとう観ることが出来ました❢😆 ​ ​★過去記事はこちら↓ 公開当初から映画を見た皆さまから 光(ひ)降ろしや列島の跳ねを抑える 端開きについてや、 公開当日に物語の主人公が スタートする宮崎県南部に私達も居て、 その後の道筋も同じだったことなど、 様々にリンクする部分が多かったようで かなり沢山のメッセージを頂き、 いつかいつかと思っておりました。 今回間に合っ

私にとっての『名探偵コナン』

きょうも夫と映画の日。 夫は『青春18×2』を観て、私はすこし元気がなかったので、『名探偵コナン』を観ました。 『余命10年』を観て以来、藤井道人監督作品には興味があるのですが、きょうはこころが持っていかれそうだったので、コナン君に元気をもらうことにしました。 『余命10年』は、クライマックスのあたりがとてもすきです。 音楽で盛り上げるとかではなく(音楽ももちろん大事だけれど)、演出は最小限で、役者さんの演技だけで魅せようとしているのかな…と感じるシーンがあって、へんに観

100万ドルの五稜星~人には大概動機っちゅうもんがある~

4/12 今年も毎年恒例の公開初日にコナンを見るという恒例行事を完遂しました!! ※以下ネタバレ含む 今回は平次×キッド様の回だったけど、気づいたら公開日でまじで予告とか前情報ノールックの状態で見たのと、薄桜鬼の影響で新選組とかある程度知識あったと思ったのに五稜郭については全然知らなかったので、まさかのしょっぱなから土方さん出てきて!??ってなってた笑 あとは沖田さんこんなキャラおったっけ?ってなったり、キッド様の周辺人物とかまじっく快斗見てないとちょっとわからん内容だっ

「すずめの戸締まり」と「火の鳥」

「すずめの戸締まり」がテレビ放映された。地上波で初放送だった。「君の名は。」のヒットから、「天気の子」も、夫婦で映画館でまず観た。それまで地味な活動を続けていた新海誠監督は、これらの作品でメジャーになり、アニメ界でトップクラスの地位に就くこととなる。   いずれも、災害がモチーフになっている。その災害に向き合う方法の主軸として、神道色の強い作品である。神楽が重要な意味をもったり、稲荷神社や気象神社が能力の基盤であったりした。そして要石が地震を鎮めるとか、祓詞や常世とか、神道以

映画オタクだった時に君の名はを見たら自分以外全員カップルであのオタクたちはどこに行ったのってなった話

僕は23歳の時、完全に映画オタクだった。 北野武のアウトレイジにハマって、北野映画を全部見てからはもう映画ざんまい。 レンタルDVD屋に行って7泊8日と書かれた14枚プラスチックのケースに入ったDVDを借りて、1日2本以上必ず腕を組んで見る。 見終わったら映画評論などを見て評論の勉強を行う。 朝起きる→ご飯食べて映画→評論鑑賞→映画→ご飯→余裕があったら短い映画→評論鑑賞→就寝 そんな生活を300日ほど続けていた時期がある。 完全におかしかった。けれど、その時の感

「ゴジラ−1.0」を観てきたよ

※ネタバレしないように書きましたが、なんの予備知識もなく鑑賞したいかたには、ネタバレ注意です。 私は、いつも予備知識ほぼナシで観に行く派です😊 「なんだこの映画」 私は名作に出会うと、鑑賞中に、この台詞を心の中でつぶやきます。 それが今作品では、 「なんだーーー!この映画はーーー!!!!」 と、心の中で叫びました。 「シン・ゴジラ」のときも思いましたが、「ゴジラ−1.0」は「ゴジラ映画」の中に収めるのはモッタイナイと思います。 それは、ゴジラ映画を軽視していると

ゴジラ-1.0 超ネタバレ感想

全部ネタバレで、全肯定で、ゴジラ-1.0の感想をつらつらと書き出してみる。 まだ観ていない人は、読まないほうがいいです。 ゴジラ-1.0。 それは朝ドラの世界に怪獣が殴り込んできた映画。 そうです。ゴジラ-1.0は、ゴジらんまんぷくです。 文中では、典子さんを「らんまん」の寿恵ちゃん、お隣の澄子さんを「まんぷく」の福子さんを演じたサクラさん呼びして少々錯乱していますが、お許しを。 終戦直前 おお〜のっけからいきなり怖い。 いきなり凶暴な姿を最初から見せるのは凄いなあ。