たんぽぽ

気まぐれに更新中。 想いの備忘録、外部記憶装置として。 思いつくままに…。

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ことばの備忘録

話をすること、文章を書くことが苦手だ。 想いは頭の中を巡るのだけれど、それをどのように表現すれば良いのか。 いざ発する段になると、どの言葉も適当でないような気がして、ああでもないこうでもないと考えているうちに、やみくもに時間は過ぎて、話題はとうの昔に変わっていたりする。 焦って安易に言葉を発して、誰かを傷つけてしまったかもと、後悔したり。 言葉探しに逡巡しているうち、話に乗り遅れていたり、誰もいなくなっていたり。 そんな日々の中。 行き場を失った言葉たちの一時置き場として

    • ことばの向こうのいろんな顔

      少し混乱している。 長年SNSをヲチしているのだから。当の昔にわかっていたことだけど。今頃になって混乱している自分に困惑している。 ことばって結構怖い。 その人の主張のほんの一部だけが切り取られた短文が、ひとり歩きして。 本人の知らぬ場所で、化学反応が起きる。 その人のひととなりに想像を巡らせれば。 イヤ、その人の書込みの一部を眺めるだけでも。視点を変えて読み直すだけでも。気が付きそうなことさえスルーして。過剰に批判したり、過剰に評価したり。 単に、読解力か想像力の問題

      • どのように死ぬかは、どのように生きるか。

        子どもの頃から「死」が、怖かった。 「無限」や「永遠」が、怖かった。 それがほんの小さな虫や小動物であっても、その命を失った瞬間から触れられなくなる。恐怖に支配されて身動きとれなくなる。 体調の悪い時に見る夢はいつも同じ。果てしなく永遠に繰り返される、無限の世界だった。 子どもの頃。死を恐れるがあまりに。 その恐怖を終わらせるために、自分で終わりを決めたい、全てを終わらせてしまいたいと考えたことは、一度や二度では無い。 子どもの頃の囚われから、逃げるように避けてきた「死

        • 毎日noteから、ほぼ日、気まぐれ更新へ。

          noteはじめて、50日経過。 書けば書くほど。思念は次々にあふれ出して、忘れていた記憶が、こぼれ出して。いくらアウトプットしても、追いつかないのだけれど。 目下の悩みは、自分の文章力の無さ。表現力や構成力の乏しさだ。 昨日「ふたりのScratcher」のことを書いたのは。 わたしのnoteも、こどもたちのScratchみたいなものだなぁと思ったから。 自分の作りたい作品を作る長男と、他者に見せることを意識した作品を作る長女。 自分のために、自分が書きたいことを書く。

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          ふたりのScratcher

          Scratchというプログラミング言語がある。 【Scratch(スクラッチ)】 Scratch財団が、アメリカ・マサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーデングルーと共同開発した、無料の教育プログラミング言語・ツール。 ビジュアル型のプログラミング言語で、ブロックを配置することで、直感的なプログラミングが可能となっている。 幼児から大人まで、誰でも簡単に使えて、可能性は無限大。 かなり高度なプログラムも作ることができる。 簡単なお絵かきや、ネコを動か

          ふたりのScratcher

          青春18きっぷとユースホステルの旅

          10代の頃。 時々、ふらっと旅に出た。 実家住まいの頃は、家出して。 ひとり暮らしをはじめてからは、人知れず。 行先もないまま、旅に出た。 夜行バスや、ヒッチハイク、道ゆく人に頼んで移動することもあったけど。 一番よく利用したのが、「青春18きっぷ」 JR普通列車、1日乗り放題の切符。5枚綴りで、今は12050円らしいけど。当時はもう少し安くて、5枚で11000円くらいだったと思う。 実質2200円余で1日乗り放題なので、ちょっと遠出をしたい時には、いつも使っていた。

          青春18きっぷとユースホステルの旅

          継続の力で「ありえない」が起きた小4の冬

          子どもの頃わたしは、体育が苦手だった。 (今も苦手なのはあまり変わっていないけど。) 小柄な体格で、身長順ではいつも一番前。 いつもちょこまかと動き回っていて、体を動かすのは、決して嫌いじゃなかったけど。体育や外遊びは、好きではなかった。 運動神経が鈍く、走るのが遅い。 球技も苦手で、投げれないし、キャッチもできない。 はっきり言ってしまえば、どんくさい。 球技は相手コートに球が届かないし。 なかなか逆上がりもできないし。 徒競走をすれば、いつも一番ビリ。 持久走大会も

          継続の力で「ありえない」が起きた小4の冬

          相対的貧困と、働くことへの憧れと。

          働くことに憧れていた子どもの頃。 大人になってみると。 働かなくて済むなら、それでも良いかもと思うのだけど。 おそらく仕事を辞めて、時間が空いたら、その分、新しい何かをはじめそうな気がするので。 昔も今も、あまり変わってないのかもしれない。 好奇心旺盛で。知りたがり屋で。 いろんなことがやってみたかった子どもの頃。 「勉強が好き」と言ったら、みんなに変な顔をされるので、黙っていたけれど。新しいことを学ぶのはいつも楽しくて。生きていることはそれ自体が学びと出会いの連続で。勉

          相対的貧困と、働くことへの憧れと。

          助けられなかった。

          数年前のある日。 車で家を出てすぐそこ。歩いてもすぐそこのご近所。 小さな犬が、視界の片隅に入った。 あれ?(飼主は?)なんとなく違和感を感じて。そちらに視線を向ける。 え?! 人が倒れている? 舗装された生活道と僅か数センチの段差で区切られた畑の地面に。 俯せに横たわっている人が見えた。 え?! ひと? 何がおきているのか、理解できないままに、体が動いていた。 車を停めて、とびおり、かけよる。 「大丈夫ですか?大丈夫ですか?大丈夫ですか?」 肩を叩きながら、言っていた

          助けられなかった。

          コンビニでレジ袋を忘れる理由

          レジ袋の有料化から半月が経つけれど。 コンビニに入る時、いつも袋を持って入るのを忘れてしまう。 コンビニエンスストアにはけっこうお世話になっていて。1日か2日に1回くらいの頻度では行ってるのだけれど。 毎回、袋を忘れてしまって。 「袋、要りますか?」ときかれて、「要りません」と、答えて。 買ったものを両手(片手)に持って、車に向かう。 袋を持っていないわけではない。 車には、エコバッグも、レジ袋(サイズ別に100枚くらい)も、常備してある。車に戻ったら袋があるのだから、レ

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          学校という社会の「多様性」

          義務教育の学校という社会は、その地域に住む同じ学齢の子ども全員が対象という点で、多様性に満ちている。(地域性は多分にあるし、年齢層は同一だったりもするけれど。) 家族状況も、経済状況も、ひとりひとりの能力も個性も考え方も、SOGI(性的指向・性自認)も、国籍も、文化も、多種多様な子どもたちが、「同じ地域」「同じ学齢」という共通項でくくられて、学校という枠の中で、ともに学び、ともに遊ぶ。 ある意味、学校という存在そのものが、ダイバーシティであり、インクルージョンだ。 現実の

          学校という社会の「多様性」

          雨が降ると電車が止まり、学校が休みになる。

          市内を走るローカル鉄道は、雨に弱い。 ちょっと雨が降ったら、遅延が発生して、さらに降ったら運休になる。 鉄道の運行状況の通知が来るように設定しているのだけれど。 このところのように雨の日が続くと。 毎日、何回も、遅延・運休・運転再開・また遅延…の通知が続く。 長女は、もともと電車通学。 学校と親の仕事場が近いとか、朝電車に間に合うように起きるのが大変とか、いろいろあって。長期休校以降は、車で送迎してたりもする。 電車通学の生徒の割合が高い学校。 ローカル線が、運転を見合

          雨が降ると電車が止まり、学校が休みになる。

          ひとりひとり違う場所で輝く、働き方の多様性

          新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、人々に生活様式の変化をもたらした。マスコミ報道などを見ていると、テレワークやリモート会議の普及は、わたしたちの働き方を大きく変えた…ような気がする。 とはいえ、わたしの身の周りだけを見渡してみると、さほど大きな変化は感じられない。在宅ワークは一時しのぎ。オンライン会議は手軽で便利だと思うけれど。そもそもの機械操作のハードルが高いと感じる人や、抵抗感を感じる人も少なくないようだ。 そもそも対人援助の仕事をしていると、全てテレワ

          ひとりひとり違う場所で輝く、働き方の多様性

          天候不調と、耳の不調と。

          体調がイマイチなのは気圧のせいなのだろうか? 時折やってくる耳の不調。 なんだか少し疲れたなぁといった、微妙なけだるさと前後して、耳閉塞感がやってきて、世界が少し遠くなる。 主な症状は耳詰まり。耳鳴り。それから音が聞こえづらい。音がくぐもったようにこもったり、反響するように響くものだから、うるさいのに、何を言っているのかわからなくて、ちょっとストレス。 何度も耳抜きをしてみるのだけれど、なかなか症状は良くならない。 たいてい耳の症状だけで。痛くも痒くもないのだけれど。

          天候不調と、耳の不調と。

          親に内緒だった受験の話

          子どもの頃の夢は「保母さん」だった。 (「音楽の先生」や「お母さん」と、答えていた時期もあったけど。) 歳の離れた弟や近所の小さな子ども達の子守りをする機会が多かった(遊んでもらっているだけとも言う)ことと。 「ねむの木学園」の宮城まり子さんの著書をきっかけに、障害のある子どもの療護施設で働く保母さんになりたいと、漠然とだけど思っていた。 大学入学資格検定(今の高等学校卒業程度認定試験)を受けた後、進学先を調べるため、図書館に行って。保育や福祉を学べる短大や大学を調べてみ

          親に内緒だった受験の話

          長女と私とアンネ・フランク

          学校帰りの車の中。 「『アンネの日記』の感想を書かなきゃ。」と長女。 学校の課題で「アンネの日記」の感想文が出たらしい。 長女は最初、青空文庫で読むつもりのようだったが「アンネの日記」の著作権については論争があって、まだ無料公開されていない様子。 「全員が感想文を書くんだよ。図書館には数冊しかないけど、どうするんだろう?」と長女。 「アンネの日記」だったら、確か、我が家にもあったはず。 おぼろげな記憶を辿り、帰って納戸を探すと、それはすぐに見つかった。 手に取ったとたん、

          長女と私とアンネ・フランク