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クランチ文体でバイオハザードre4 その10
前回はこちら
chapter4-4 決着 レオンが達成感から深く呼吸をした。ゲートは壊せなかったが何とか撃破。
出口を開ける方法を探すかと南のゲートに向かう──すると背後で何かが噴き出す音──聴き覚え=触手野郎。振り返ったレオンの見たもの=巨人の背中を喰い破って出てきた白い生物──アルビノのウツボのような見た目/所々から生える根を思わせる細い触手──威嚇する猫に似た鳴き声。
せむし男の背中に本
バイオハザードRE4 勝手にノベライズ 籠城戦
①山荘到着横殴りの強風/驟雨──思いの外に揺れぬ吊り橋を渡る。
「おい!こっちだ!」ルイス──橋を渡りきった先の山荘のドアを開け放ち叫ぶ。振り替えれば迫りくる鬼火=幾つもの松明──この雨の中で衰えぬ炎。
鋼鉄の門を閉じる/閂を通す=奴らは通さないと確固たる行動。早くと急かすルイスの居る山荘へ。ルイスが素早く扉を閉める/閂再び。息が切れるアシュリーを気遣うのも束の間「お前……!」怒り
クランチ文体でバイオハザードre4 その1
私が好きな文体の「クランチ文体」を使ってバイオハザードRE4を勝手にノベライズしてみました。/=─などの記号を使った文章なので人によっては読みにくいと思いますが独特なテンポを感じていただければ幸いです。
縦書きで読めるようにPDFもダウンロード出来るようにしました
プロローグ スペインの田舎道を走る警察車両=年期の入ったジープ──気だるそうに運転する相方。夜中にも関わらず出動──いけ好かな
クランチ文体でバイオハザードre4 その2
前回となるその1はこちらです↓
chapter 1-2 広場 レオンは家に背を向け森の奥へ進む──気が付けば夜が明けていた。湖に向かうにはまず村に行かなければ──先ほどの地図である程度の地理は確認済み。ハニガンからの連絡までの時間を無駄に出来ない。廃墟や橋を越え進む。
その途中で何度か村人と思わしき暴徒に襲われる──なんとか振りきる。こいつらもあの老人のように化物なのだろうか──人なら殺すわ
クランチ文体でバイオハザードre4 その3
前回はこちら↓
chapter1-4 湖へ
広場の中央で立ち尽くすレオンにハニガンから通信が入る。
《こちらHQ、湖へのルートが分かったわ。大きな風車の先よ、村の奥へ向かってくれる》
「了解。これから向かう」
《気を付けてね、コンドル1》
通信終了後、ふぅと一息ついてから誘導に従い風車を目指すことに──北側の通路を進み大きな鉄扉を開く。村の入口もそうだが、こんな大層な扉で閉じる理由
クランチ文体でバイオハザードre4 その4
縦書き前提の文章なので読みやすい様に今回からPDFのダウンロードも出来るようにしました。前回までの投稿にもPDFのダウンロードリンクを付け直しました。
前回はこちら↓
chapter 2-1 捕縛『聖体を授かりし幸いなる子羊よ』
まどろみ/もうろう/あいまい──響く声。
『目覚めは近い』
うすもや/あやふや/こんだく──揺らめく蒼いローブ。
ハッとうつ向く顔を上げ覚醒=レオン──
クランチ文体でバイオハザードre4 その5
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chapter 2-3 階段へ向かおうとした瞬間にバァンと扉を開ける音。リビングの入り口からのそのそと歩いてくる男性──既に折れ曲がってる首/なぜか膝の辺りまで下がったズボン=意味不明。レオンの素早い対応──二連射×2=動かなくなる男性。どこから来たのか確認──階段下に開いた扉=三角スペースがトイレだった模様。トイレと男性の折れた首を交互に見ながらレオン。
「すさまじい闘いだった
クランチ文体でバイオハザードre4 その6
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chapter3-1 白犬<ホワイトドッグ>
寝室で立ち尽くしていたレオンに通信が入る。
《コンドル1、ルイス・セラについて少し分かったわ。彼は研究員よ……アンブレラのね》
「アンブレラ? 足くらい折っておけばよかったな」
《判明した内容を軽く伝えておくわ》
ハニガンが要点をまとめて列挙した。
曰く──大学以前の記録は無い。
曰く──卒業後はアンブレラに。
曰く──複
クランチ文体でバイオハザードre4 その7
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chapter3-3 再び湖へ 湖を目指し道なりに進む──道は途中から崖に沿って作られた木製の足場へ。足場を渡る途中に前方に人影──村人達の待ち伏せ。
薪割り斧/鋤/松明/素手の四名を確認──走り抜けるのは困難と判断し戦闘開始。鋤を持った村人が先頭切って突進してきた──顔面を撃ち抜く=ダウン──次。レオンが走り距離を詰める──走りながら射撃=斧を持つ村人の足へ。被弾で反射的に頭が
クランチ文体でバイオハザードre4 その8
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chapter4ー1 悪夢『選ばれし子羊よ、内に宿る我が聖体よ、目覚めの時は近い』
揺らめく蒼いローブが近づいてくる。
『夜明けには、その身は我らの同胞となる』
手に持つ身の丈より長い錫杖は先端が蠢いている。
『聖なる恩寵を分かち合わん…永久に!』
眼前に差し出された掌から無数の触手が伸びてきた。それに呼応するように腕の中で何かがのたうつ──ごぼごぼと膨らむ皮膚=ま
クランチ文体でバイオハザードre4 その9
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chapter4ー3 思いの外に強くなる雨/夜空を走る雷=土砂降り──自然と速まるレオンの足。目の前には木製のゲート=石切場の出入口──前回同様に走り抜けようとした。
ゲートをくぐり石切り場へ──バシャンと轟音×2=背後/前方──出入口に丸太製の扉が落ちる。待ち伏せ──閉じ込めらた。どうやら夕方は待ち伏せの準備が出来ていなかっただけらしい。
からん──激しい雨の中に妙に響く音─