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面倒見のいい学校も紙一重

最近の学校

学校の役割については昨今は様々なことが言われています。

「なんでも屋」と言われるようになってから久しい感じもします。

最近Twitterで見るようになったのは「託児所」という表現でしょうか。

学校は基本的には学びの場。

これは基礎学力が第一だと考えている人が多いと思いますし、もちろん集団生活を通しての学びもあると思います。

私が公立校で勤務していたのはそこそこ昔の話になってしまいますが、当時でもネグレクト気味のご家庭を始め、様々なトラブルを抱えていたご家庭はあったと思います。

地域差もありますし、絶対的なことは言えないのですが、やはり増えてきているのでしょうか。

最近は「ヤングケアラー」という言葉も聞くようになりました。

働き盛りの世代が介護離職するという話もありましたが、よもや子ども世代にまで影響が及んでしまっているのは、かなり気になっています。

小テストの取り扱いについて(中学高校向け?)

今回、少し話題にしたいのはいわゆる小テストの取り扱いについて。

公立校時代でも、授業内小テストなんかはしていましたし、高校で勤務するようになってからは、HR内で行われる英単語テストなんかも協力するようになりました。

進路で四年制大学を狙う進学校では、よくある光景のようにも思われます。

進学実績がわかりやすい1つの指標になってしまっている私学では、毎日のように何かしらの小テストが行われている学校もあるのではないでしょうか(私もかつてそんな学校で勤務していたことがあります)。

英単語に古文単語に数学の小テストに‥という感じで。

で、問題はこの小テストをやった後のお話です。

自分の理解力を確認するために小テストをやることは多いと思うのですが、その後どうしているか。

合格点に満たなかったら何かしらの追加課題があるのかないのかとか。

これについては、賛否もあると思いますし、中学高校だけでなく、小学校でもやり直しの仕方とか関わってくるのかもしれません。

個々の是非はおいておいてなんですが、以前勤務していた学校の保護者が言っていたことを少し紹介をしたいと思います。

小テストはありがたい。不合格者への課題の対応をきちんとやってくれるのもありがたい。ただ、中学校低学年のうちは本当に大変だった。課題も多く、やりきるだけでも大変だった。親も子どもも大変だった。ただ、徹底的に習慣づけてくれたから、高校生になってからやり直しの習慣ができていた。子どももやりっ放しではなく自分の間違いを分析して意味のある勉強に繋げられていた。高校生の勉強は質も量も多いから、不合格課題を課すのはある意味では中学校が最適だったのかもしれない。弟や妹は担当者が違うけれども、やっぱり小テストはある。ただ、やるだけでやりっ放し。もともと復習する習慣がついている子ならいいけれど、兄弟姉妹の間でその差を実感すると、やり直しとか不合格課題を課してくれるのはやっぱりありがたかった、面倒見がよいとはこういうことなのかと感じた。

納得する方もいるでしょうし、部分的に違和感がある方もいらっしゃると思います。

もちろん、あくまで1人の保護者の感じ方です。

とにかく小テストや不合格課題はありがた迷惑だと感じる方もいるはずです。

それこそ、宿題をもっと出してほしい保護者もいれば、宿題が迷惑だと感じている保護者もいるのと同じだと思います。

面倒見がいいとは何なのか。

面倒見がいい学校とはどういうことなのか。

雑誌なんかでも「面倒見がいい私立学校ランキング」というようなものもありますが、何を基準にしているのでしょうか。

(うわさでは、面倒見がいい学校ランキングはお金で買えるという話も聞いたことがありますが‥)←※真偽は定かではない

ちょっと久しぶりに考えてしまうことがあったので、記事にしました。

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