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日々のつれづれ

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日々の書きだめ場。
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#授業

超多忙な教員を救った1つのアプリを紹介します

それは今年7月にリリースされたポケモンスリープ。 正直、自分がポケモン世代だということは多分に影響しています。初代の赤緑が流行した時に自分自身は小学生でした。めちゃくちゃハマりましたね。もちろん最新作のスカーレット・バイオレットも購入し、スキマ時間を見つけて攻略しています。 懐かしさと、目新しさとも相まって、良い息抜きにはなっています。 さて、今回配信されたポケモンスリープ。これは睡眠の深さやリズムも含めた睡眠アプリとポケットモンスターの要素を融合させたアプリケーションに

授業時間数が足りなくて無理やり授業時間内に押し込んでしゃべった授業が生徒目線では意外に好評だった話

もしかすると教員あるあるなのかもしれません。 こちら(教員)側が、 今日の授業は会心の出来だった!と思ってやった授業が、実は思っていたほど生徒の記憶に残っていなかったり、定着度合いが悪かったり、テストの点数に現れてこなかったりすることってありませんか。 これはこれで、何でなんだろう?と思うことも多いのですが、1つの可能性としては、授業がわかり易すぎたために生徒もその場でわかったつもりになってしまって実は理解していなかったというパターンもあると思います。 また、本当に理解っ

勇気を出して挙手で授業参加した子どもが必ず報われる理科の問いかけ

皆様、明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。 初出勤を終えてきた方々はお疲れ様でした。私は(Twitterでもつぶやきましたが)9日が初出勤となりそうです。祝日なのに‥というのは部活の大会引率のためです。 さて、表題の件ですが、昨日以下のようなツイート&アンケートを行いました。 投票していただいた方、ありがとうございました。 今回の問題、実は1/8も1/6もどちらも正解になり得るのです。 つまり、どちらかに投票していただいた方は全員正解

今年1年間を振り返る(お酒の活用法で学んだこと)

ざっくり言ってしまうと お土産にお酒を買って渡すという校内政治(?)を覚えた1年間でした orz この手の話は苦手な方もいらっしゃると思いますので順を追って説明していきますね。 そもそも、お土産にお酒を買って渡すというのは、かなり親しい先生との間でのやりとりのお話です。そしてもちろん受け渡しも休日のプライベートな時間の話であって、間違っても学校内とかそういう話ではありません。 ついでに補足しておくと、必ず買って帰らなければならない、みたいな変な縛りみたいなものがある

高校1年生の化学基礎のペース配分について真剣に考えてみた

今年度、久しぶりに高校1年生の化学基礎を担当しています。 新カリキュラムになったので、教科書も刷新されました。 今までであれば、なんとなく理科準備室においてあった教科書を何冊か自宅その他自分がよくいる場所に置いておいて、なんとなく気が向いた時に教材研究をしていたりもしたのですが、新課程だとそうもいきません。 先日は自費で新課程の教科書を何冊か購入させていただきました。 見比べているうちに面白くなってしまったのです。 もちろん、各社今までの特徴も引きずりながら、でも新

わかる→解ける→モチベーションアップの好循環に入ると一気に伸びる

ここ5年ほど、毎年高校3年生を担当していると思うことでもありますし、何も大学受験生に限った話でもありません。 Twitterなどでも時々、わからないとか解けないままだとモチベーション低下につながるというような議論は見かけたりもします。 内容を、どれだけ解りやすく意味のあるものとして教え伝えていけるのか、その授業デザイン力は我々教員に求められていると日々感じています。 そしてただの公式暗記でもなく、語呂合わせの暗記でもなく、学問の中の体系的な流れと知識のネットワークを形成

俺はまだまだ強くなれる(授業力の向上的な意味で)※DB超ブロリーに感化されたわけではない

今年度、新たな試みをしています。 主に、授業形態について。 今までやったことがあるのは、黒板とノートというオーソドックスなスタイルのものが多かったのですが、ここ数年は事前に配付した穴埋め式の授業冊子を利用しながら、多めの知識量を効率的に伝えていくというパターンが多かったのです。 それも、その授業冊子を作ったのは自分ではなく、職場の先輩だったりしたので、他人の教材で授業をするというのは、新たなアプローチの仕方を知るという意味でも勉強になっていたのです。 それ以上に!

卒業生が社会人として立派に働いている様子を見ると嬉しくなってしまう話

それが例え自分の教え子ではなくても(笑) だいぶ遠い人間関係かもしれませんし、「いや、そんなことあります?」みたいなことが先日起こったのです。 きっかけは地元の少し大きめなスポーツショップ。 どうしても、ちょっと硬めのインソールが欲しくてお店に立ち寄ったのです。 まだまだコロナが猛威を振るっていますので、基本的には無駄な外出はなるべく避けることを続けているのですが、やはり自分の身体のメンテナンスのためというか、不調を回避するためにはやむを得ないということで、寄らせてい

教員になった教え子と再会して言われたこと

何となくお気づきの方もいらっしゃるのかもしれませんが、私もそろそろ中堅になり、若い頃の教え子が教員として教壇に立つことも出てきました。 そして、実際に職場の話を聞いたりすることも出てきました。 生徒との関わり合い方とか、教材の作り込み方とか、いろんな話をするのですが、なかなかどうして立派に教員をやっていると思います。 もっとも、まだ担任経験もない、部活動も担当していない状況で、正規教員としての業務を全てこなしているのかと言われると話は違ってきてしまうのですが。 少なく

百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、百考は一行に如かず‥

皆様お疲れさまです。 久しぶりの更新になります。年度末、何かと忙しい方も多いと思いますし、異動もなく身の回りの片付けをして新年度の人事の発表を待っている状態の少しモラトリアムっぽい期間をお過ごしの方もいらっしゃると思います。 私は、今年度の年度末は例年以上に忙しく過ごしていました。 そんな中、ちょっといい表現を聞き、教育について考えたりすることもあったので記事にしています。 それが冒頭の一節。 百聞は一見に如かず、ということわざは皆さんご存知だと思うのですが、実はこ

授業の体感時間が長く感じたり短く感じたりするのはなぜなのか

最近授業をやっていて、生徒がボソッと放った一言が記憶に残っています。 「他の先生の授業は3時間くらいに感じるのに、先生の授業は30分くらいに感じるんですよね。同じ50分授業のはずなのに‥」 様々な要因が考えられますが、8割くらいの確率で自分の授業がうまく進行しているのかな、と思ってしまいました。 というのも、人間、辛い時間はより長く感じ、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうように感じるのは、よくある話です。 その生徒にとっては、の話になってしまうのかもしれませんが、

タイムリーに目の前の生徒に合う教材を作ったり時間をかけたりするからこその学校の先生

皆様、お疲れさまです。 自主的に、同僚の授業を見学に行く、ということを毎年続けているというお話をさせていただいております。 今年、見学をさせていただいている同僚のタイプは、上手に生徒と対話しながら、質問を上手く引き出しながら、授業を進行していくタイプ。 授業の雰囲気も明るく、生徒との信頼関係も感じられて、教材の内容を深めているのがよくわかります。 ただ、進学校の中高一貫校の中間学年というのは、高校課程の数学や英語も始まって、少しペースを乱しがちになるというのも、ある程

生徒の質問の頻度もレベルも上がってきた

2学期になって、明らかに生徒の質問のレベルが上がってきたように感じています。 一筋縄ではいかないような問題だったり、ちょっと複雑に条件が絡み合った問題だったり、質問を受けるこちらが面倒くさいと思うようなものが増えてきました。 そして、こういう一歩踏み込んだような質問を、たくさんの単元にまたがって聞いてくる生徒も増えました。 10分休みでも昼休みでも放課後でも、生徒の質問対応で時間をとられることがものすごく増えました(トイレにいけないとか仕事が進まないとかいう弊害ももちろ

徹底的な教材研究や生徒の実態に合わせたタイムリーな補助教材と同じくらい大切なものに気付かされた話

それは何かというと われわれ授業者のコンディションです(マジで)。 そんなことに気付かされる日が今週ありました。 今までのTwitterでの投稿や、note記事を参照していただければ伝わると思うのですが、基本的に授業がしたくて教員になったので、絶対に授業には手を抜きません。 それはどんなに睡眠時間を削っても、というようなやり方で今まで取り組んできました。 教えたいことはヤマほどありますし、時間に余裕があるならそれをもっと定着させたいし、深めたいし、ある意味ではゴール