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徹底的な教材研究や生徒の実態に合わせたタイムリーな補助教材と同じくらい大切なものに気付かされた話

それは何かというと

われわれ授業者のコンディション

です(マジで)。

そんなことに気付かされる日が今週ありました。

今までのTwitterでの投稿や、note記事を参照していただければ伝わると思うのですが、基本的に授業がしたくて教員になったので、絶対に授業には手を抜きません。

それはどんなに睡眠時間を削っても、というようなやり方で今まで取り組んできました。

教えたいことはヤマほどありますし、時間に余裕があるならそれをもっと定着させたいし、深めたいし、ある意味ではゴールはないのかもしれないとすら思います。

で、今週のある日、実験を行ってレポート提出まで課したんです。

提出物を課すということは、当然そのチェックも行わなければならないということ。

今回の実験のレポートはなかなか凝ってしまって、内容をチェックするのも大変なのは自分でも気付いていました。

ただ、最大のネックは実験を行った翌日に3クラス分の授業があって返却もして、タイムリーに進めたかったということ。

翌日までに基準も決めて採点を終わらせなければ説明ができない、授業ができないという状況だったんです。

人によっては、実験の解説を後回しにして先に進めばいい、という方もいらっしゃると思います。

もちろん、そういう考え方もあると思いますが、学習したことをすぐその場で確認する、タイムリーに知識と体験をつなげるということを意識している自分は、そんなことはできるはずもなく。

結局、今まで通り睡眠時間を削って全部のレポートを採点していくわけです。

睡眠時間は2時間とかだった記憶があります。

そうすると、どうなるか。

やっぱり眠いんですよ(爆)

なんとなーく、ダルい。

声の強さに力がない(らしい)。

自分の中ではそんなに影響はないだろうと思っていたのですが、授業を受けてる生徒の側は微妙にいつもと違うことは感じ取ったようで。

生徒A「せんせー、今日どうしたんすかー?」

生徒B「声にハリがないっすよー?」

生徒C「なんか気合が入んねーッス!」

というようなことが起こるわけです。

やっぱり授業中の直接のやりとりだと、伝わる「熱」のようなものもあるんでしょうか。

生徒は教員を写す鏡だ、とかいろんなことは言われますが、今まではどんなに自分の調子が良くなくても、授業をしているうちに調子が出てくることの方が多かったんですよね。

もちろん、今回もそうだったんです。

今までは、生徒に言われることはなかったんですけどね。

なんでバレてしまったのだろうか‥

俺が歳をとっただけか‥!?

ということで、間接的に生徒が授業を受けるモチベーションにも影響しかねないので、やっぱり授業をする側のコンディションも大切なんだという、ある意味では当たり前のことに気付かされたというお話でした。

結構、教員って自分のことは後回しにしてしまう人、多いんじゃないでしょうか?


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