前回は、チェロを弾くときの足について言及したが、今回からは上半身について考察したいと思う。 ・楽器と触れている部分 チェロに限らず、あらゆる道具において直接…
私は不器用な人間で、こじれた性格はそのまま身体の歪みや変なクセにも表れがちで、チェロの演奏においてその変なクセや力みを自覚して直すのに苦労し続けている。それで…
先日、講師をしている音楽教室の発表会があった。 音楽教室の発表会という行事は、運動会や学芸会同様、緊張感と同時に、出演者を応援し暖かく見守る熱量のようなものが会…
2023年の2月末、東京都板橋区から千葉県東金市に引っ越した。 2000年、音大入学と同時に東北の地方都市から上京し、人生の半分以上を過ごした東京を離れるのは、ずいぶ…
KyongA
2024年8月30日 18:47
2024年7月31日 14:05
前回は、チェロを弾くときの足について言及したが、今回からは上半身について考察したいと思う。・楽器と触れている部分 チェロに限らず、あらゆる道具において直接コンタクトする部分は指先を含めた腕の部分だ。それに加えてチェロは両膝の間に側板が、胸のうえに裏板があたることになる。また、チェロを構えた際、C線のペグ(糸巻き)が後頭部首の付け根あたりに少し触れる。そんで右手で弓を持ち、左手を指板の上に置
2024年7月28日 19:58
私は不器用な人間で、こじれた性格はそのまま身体の歪みや変なクセにも表れがちで、チェロの演奏においてその変なクセや力みを自覚して直すのに苦労し続けている。それでも長年続けていれば、少しずつコツがつかめたり、できなかったことができるようになったりはする。というわけで、これまでの探求から得てきた気づきや、こういう本や言葉が参考になったとかいう話を、少しずつ書いていきたい。自分と同じようにチェロの習得に
2024年5月15日 02:26
先日、講師をしている音楽教室の発表会があった。音楽教室の発表会という行事は、運動会や学芸会同様、緊張感と同時に、出演者を応援し暖かく見守る熱量のようなものが会場全体に漂っていて、日常のなかでたまにポコっと起きる祝祭感がある。頻繫にあるとしんどいけど、たまにあるとスペシャルな思い出と化す、試練と祝福の行事。そんな発表会で繰り広げられる演奏は、どんなレベル・完成度であれ、毎度心打たれるものがある。
2024年5月10日 18:06
2023年の2月末、東京都板橋区から千葉県東金市に引っ越した。 2000年、音大入学と同時に東北の地方都市から上京し、人生の半分以上を過ごした東京を離れるのは、ずいぶんな思い切りを要する決断に思えるけれど、実のところ、勢いとノリに負うところが大きい。引っ越すまでの経緯を時系列で書くのは割愛するが(書くほどのドラマではないのが実情)、大学時代から20年来演奏しに通った、大網白里市(東金市の隣)の