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問と解

先日、自分が開催しているライヴイベントを手伝ってくれているデザイナーさんとの打ち合わせの際に"イベントが長く続くためにはどうするべきか?"についての話になった。

「このイベントってもはやあなただけのものじゃないと思うんですよ」という言葉をきっかけに色々考える。
5回も開催する機会を得ながら、自分のことを"イベンター"と思ったことはこれまで一度もなかった。イベンターとは何百・何千・何万レベルでお客さんを呼べて、しかも黒字に出来る存在のことを指すのだと。
しかし、これからは朧げながらもイベンターという自覚がなくてはいけないのかも…と思い直す。
"これが自分の音楽活動"というスローガンを掲げてイベントを開く時期は終わったのだろう。

以前、バンドをやっていた時、ゲストミュージシャンを増やして上昇を図ろうとして失敗し、分裂したという苦い記憶を思い出す。
逆に今開催しているイベントでは幸運にも多くの才能と出会い、その才能をお借りして上昇を図った。つまり今までうまくいってきたのは奇跡的なことなのではないか。いや、偶然とも言えるのかもしれない。

正直、イベントとしての分岐点は明らかに迫っている。
3年前とは比べ物にならないくらいの規模になっている反面、客層もライヴハウスの環境も変わりつつある。その中でどうやって上昇していくか。その為にすべきことは何か。そして変えなくて良いものとは何か。
もう一度深く考えてみる必要がある。ふとしたひと言からそんな覚悟にも似た感情について考えた夜だった。

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