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【日記】10月30日〜11月5日

10月30日
本来なら忙しさもひと段落するはずの時期なのにめちゃくちゃ忙しい。忙し過ぎて派遣さんは四六時中機嫌が悪くなってしまい事務所内とのやり取りは出来るだけ自分がすることに決める。

今月の残業時間はいよいよ30時間を超えた。

夜、THE BOOM「いつものぼくたちが、いる。」を見る。

10月31日
後輩にウザ絡みしていた派遣さんは首の痛みで2日続けて休み。電話で質問する度に10秒沈黙する会話の流れに電話を切った後も課長は怒っていた。

連休前だからか多忙は続く。
やってもやっても終わらない地獄のループにハマる。結果的に前日より早く終わったものの積み残し多し。
帰り道に駅のホームで後輩と喋りながら電車を待っていると新卒さんが偶然やってきたので途中から二人で帰ることに。話をしながら物事に対してかなり冷静な見方をしていてびっくりする。「とりあえず1年耐えてください。私、必ず成長するので」と話す眼差しはキリリとしていた。

11月1日
少し早めに出勤して前日の続きをする。

事務所のベテランの一人が家庭の事情により年内で退職することになった。突然の発表に新卒さんはショックで大号泣してしまった。
8月に今の営業所に配属された当時は「今すぐ研修先の営業所に帰りたいです」と話していたから、あれから数ヶ月経ち今の場所に情のようなものが僅かながら芽生えたのだろう。そして"突然の別れ"に対してのあまりに無垢なリアクションに社会人1年目らしさを強く感じた。これから嫌になるくらいに人との別れはいくつもやって来る。そのまた逆も然り。

多忙は変わらず。
残業時間になってもデータが来ない案件があり、翌朝早出して対応することにする。

11月2日
2日続けての早出。
朝一で自分とやりとりしてから出発した配送担当さんがその数分後に追突事故に遭って全治2週間の怪我を負ってしまった。
命に関わる怪我でなかったのは幸いだけれど、何気なく交わした「いってらっしゃい」のすぐ後に不幸が突然やって来たことに動揺してしまった。

ウザ絡みの派遣さんが辞めることになった。
所長から派遣会社へウザ絡みを止めるよう指導が入り、その旨を本人に伝えたところ「じゃあ辞めます」との返答があったそう。しかも彼は以前も同じ理由で派遣先を辞めたことがあったとか。

定時過ぎに慌ただしく無理矢理終わらせて、先輩や元リーダーや後輩とともに焼肉を食べに行く。酒も飲まずにひたすら肉を焼き、食らう。なんともストイックな焼肉だった。
元リーダーと話をしながら最近、事務所の人達との雰囲気を良くすることに傾き過ぎて自分達を防衛することを疎かにしていたことに気づく。多忙の原因の一つはその辺りかもしれない。
雰囲気を悪くせずに自己防衛をするには。自分なりのやり方について考える。

ビートルズの新曲を聴く。

11月3日
今年最後の3連休初日。
こたつ用の敷布団を所望するも近所のニトリには在庫がないらしく少し離れた店舗まで買いに行く。暑いくらいの気温、全てを真っ白くするような陽射しの角度、行き交う沢山の人達。何だか白昼夢を見ているようだった。

末井昭「絶対毎日スエイ日記」を読み返す。
この分厚い日記本を初めて読んだのは今から2、3年前のこと。今改めて読み返すとその頃より共感することが多く、特に末井氏のパートナーとの距離感の取り方はもう笑えるくらいに共感してしまった。

夜、夏にちびまる子ちゃんランドで買ったまま寝かせておいた"まる子の静岡おでん"と近所のスーパーで買ったおでんセットを合体してひとりおでんパーティーを催す。もちろんちびまる子ちゃんのブルーレイを見ながら食べた。

11月4日
連休2日目。
早朝からマイルス・デイヴィスを聴き「デヴィッド・ボウイ・インタヴューズ」を読む。特に1990年代以降の発言に興味をそそられる。グノーシス主義についてこれから学んでみよう。

外出の日。まずマッサージへ。約2ヶ月ぶり。
最近は足裏マッサージもお願いしていて、今回はこれまでで最もゴリゴリしていたらしく驚かれる。その分終わった後だいぶ楽になった。隣の部屋で施術されていた人はあまりに気持ち良いのか大いびきをかいて寝てしまっていた。

そのまま電車に乗って東京駅ナカにある東京キャラクターストリートで開催中の"さくらももこポップアップショップ"へ行く。
連休真ん中の土曜日、これから旅に出る人や旅から帰って来たばかりの人が入り乱れての大混雑ぶり。ショップにたどり着くだけでひと苦労。人が多くてあまりゆっくり見られなかったけれどお目当てのグッズは買えた。

3連休唯一の遠出。東京駅滞在時間15分。

御茶ノ水や中野で途中下車して買い物。帰宅してひとりキムチ鍋パーティーを開催。

夜、イギー・ポップ「アイソレーション」を何回も聴く。

11月5日
朝起きたらキムチ鍋の匂いが残っていたので窓を全開にして空気を入れ替える。それから本格的な冬の到来を前にこたつを出してみる。
こたつを出したり片付ける度に"伊丹十三氏は四季を通してこたつを出したままにしていた"というエピソードを思い出す。

今週は土曜出勤なので午前中は体力温存、昼寝してから10年以上ぶりにコンタクトレンズを買うべく出かける。もし眼科が混雑していても良いように文庫本を持っていくもほとんど待たされず。すぐに診察は終わって隣にある眼鏡屋さんで購入。これから平日はコンタクト生活だ。

帰宅して石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を読む。書かれた時期が近いからか「ヨーロッパ退屈日記」と似たような話が出て来て思わずニヤリとしながら読んだ。

SNSに流れてくる大塚のサーキットイベントが盛況なのは素晴らしいけど、いつからか身内だけで盛り上がってるような感じが強くなってしまって残念。

夜、イギー・ポップ「ラスト・フォー・ライフ」を聴く。

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