共同通信・大阪支社

近畿・中国・四国地方の15府県で記者約100人が取材中。「顔が見えるアカウント」を目指…

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近畿・中国・四国地方の15府県で記者約100人が取材中。「顔が見えるアカウント」を目指し、ニュースに補助線を引くようなコンテンツをお届けします。記事末尾の「ご意見・ご感想」からコメント募集中。X@kyodonewsosaka, Instagram @kyodonewsosaka

マガジン

  • 今夜もどこかで乾杯!

    人生の楽しみの一つ。お酒とごはん。 今宵も各地の食文化とともに過ごす、記者の暮らしをご紹介します。 おすすめのお店や逸品もお伝えするので、ふらり旅の参考にもぜひ。

  • 万博パビリオンの歩き方

    「2025年の大阪・関西万博って、どんなパビリオンができるの?」 このマガジンは、そんなあなたの疑問を“少しだけ”解消するために作られました。 開幕は2025年4月。海外の国や日本の企業などがパビリオンの準備を進めていますが、完成はまだまだ先のこと…。 そこで!実際に取材した担当記者たちが先取りして、いろんなパビリオンの特徴を 400字前後ですっきりとわかりやすく、時にはユーモアも交えながらまとめていきます。 この「歩き方」で万博の予習をしちゃいましょう!

  • 「私が書いた理由」共同通信・47リポーターズ

    共同通信が配信している深掘り記事「47リポーターズ」について、執筆記者が取材の経緯や記事に込めた思いを語ります。

  • 就活おすすめnote

    • 40本

    共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!

  • 万博建設現場の展望日誌

    大阪社会部記者の小林知史(とその同僚)が2025年大阪・関西万博の建設現場を、大阪府咲洲庁舎展望台「コスモタワー」から生暖かく見守る日記です。万博を応援したい人もそうでない人も何か申したい人も、とりあえずみんな集まれ!

記事一覧

固定された記事

函館より愛を込めて、気取らぬ酒を

行き道はじめまして、瀬尾遊(せお・ゆう)と申します。 2年前に共同通信に就職して、1年くらい前から北海道の函館支局で労働中です。前任地の大阪とは900キロ以上離…

お酒に弱いあなたも、今宵はバーで

こんにちは。 元奈良支局員の大河原璃子(おおかわら・りこ)です。 5月から神戸支局に異動になりましたが、2022年に入社し、2年間を奈良県で過ごしました。今日は奈…

なんぞや?〝土佐のおきゃく〟に行ってみた!

こんにちは。元高知支局員の野島奈古(のじま・なこ)です。 5月から札幌に異動となりましたが、転勤前の3月上旬、9日間にわたり、お酒と宴会を存分に楽しめる高知らし…

今夜もどこかで乾杯!

人生の楽しみの一つ。 それはお酒とごはん。 高級店でなくともよい。 ぎゅうぎゅうの立ち飲みや大衆居酒屋が楽しいのは言うまでもなく。 キッチンに立ったままかじりつく、…

ダイナミックな大海を表現~ポルトガルパビリオン~(隈研吾さん事務所設計!)

こんにちは。今日、ご紹介するのは、日本が初めて出会った西洋の国とされるポルトガルのパビリオンです。カタールと同じく、世界的な日本人建築家・隈研吾さんの事務所がデ…

悪路の先にあったのは「奇跡」のような自主避難所だった。葛藤を抱えながらも伝えたいと思ったこと

こんにちは。名古屋編集部の平等正裕です。 2月下旬から1週間、能登半島地震の被災地に入りました。断水が続いていた石川県珠洲市で、住民やボランティアが協力して水を…

「虐待」と書いてよかったのか。奈良のシカ保護団体を取材して

こんにちは。奈良支局の佐藤高立です。 私は現在、行政担当として、神さまの使いとして古来大切にされてきた奈良市の天然記念物「奈良のシカ」を継続的に取材しています。 …

破壊と再建から生物多様性を描く~ブラジルパビリオン~

こんにちは。今日は日本から地球のちょうど反対側に位置するブラジルのパビリオンについてご紹介します(冒頭画像は©Bia Lessa team)。 ブラジルは当初、…

「生まれ変わり」を体験、大阪ヘルスケアパビリオン

大阪府と大阪市は2050年の都市生活を体験できる「大阪ヘルスケアパビリオン」を出展します。テーマは「生まれ変わり」を意味する「REBORN(リボーン)」。健康や医療分野の…

2024年5月30日

晴 風 南西 3.2m/s 気温 22.9度  湿度 56% アメダス大阪・午後5時現在

【47エディターズ】5月も万博、赤字路線から「不適切」教育まで読み放題。イノシシに後藤田知事も登場します

共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。…

いいことずくめのうまい話なんて…あった!漁師の新たな選択肢「完全受注漁」とは

こんにちは。大阪経済部の我妻美侑です。 私は岡山支局員だった昨年の夏、新たな漁業の形を生み出したご夫婦を紹介する新聞用の記事を書きました。そこでは書き切れなかっ…

【47エディターズ】サンダーバードから紅こうじ、働き方改革、万博、地域おこしまで「今」読みたい記事がここに

共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。…

「北陸新幹線“敦賀要塞”完全攻略マニュアル」切符買い方から乗り換えまで

北陸新幹線が今年3月に福井県の敦賀駅に延伸開業しました。所要時間は短縮された一方、関西・中京方面から福井・金沢に向かう直通の特急列車は廃止され、新たに敦賀駅での…

帆船モチーフ、白い幕で包まれたカタールパビリオン (隈研吾さん設計!)

カタールはアラビア半島にある中東の国です。首都ドーハは、日本のサッカーファンには「ドーハの悲劇」(さらには「ドーハの歓喜」)でおなじみです。 木造の建物全体を真…

赤い糸が結ぶ「愛の賛歌」~フランスパビリオン~

ボンジュール! 今回お届けするのは愛と美食の国、フランスパビリオンです。(冒頭画像は©Coldefy & Carlo Ratti Associati)。 パビリオン紹介の前に、ちょっとした豆知…

固定された記事

函館より愛を込めて、気取らぬ酒を

行き道はじめまして、瀬尾遊(せお・ゆう)と申します。 2年前に共同通信に就職して、1年くらい前から北海道の函館支局で労働中です。前任地の大阪とは900キロ以上離れているだけあって寒暖差も大きく、引っ越してきた当日に風邪をひきました。幸い数日で復活し、以降は元気に過ごせています。 今回は私がどんなお酒と肴を片手(両手)に働いているのかリポートします。 今年は暖冬ということで、取材先の方々は「こんなに雪が少なかったことはない」と口をそろえていました。飲み屋への道も積雪が少なく

お酒に弱いあなたも、今宵はバーで

こんにちは。 元奈良支局員の大河原璃子(おおかわら・りこ)です。 5月から神戸支局に異動になりましたが、2022年に入社し、2年間を奈良県で過ごしました。今日は奈良でのお酒事情を振り返ります! 「奈良はバー文化が盛んなんだよね」 入社1年目、奈良支局員行きつけのバーに連れて行ってもらった時のこと。 先輩の一言におどろいたことを覚えています。 「シカ」「神社仏閣」「遺跡」といった「和」の印象が強かったため、意外性を感じたのです。 なぜ、奈良でバーなのか。 奈良ならではの

なんぞや?〝土佐のおきゃく〟に行ってみた!

こんにちは。元高知支局員の野島奈古(のじま・なこ)です。 5月から札幌に異動となりましたが、転勤前の3月上旬、9日間にわたり、お酒と宴会を存分に楽しめる高知らしいイベントが開催され、私も計3日間、参加してきました。 アーケードに並ぶこたつたち・・・。 これは一体??? その名も「土佐のおきゃく」「おきゃく」とは土佐弁で「宴会」を意味し、みんなで集い酒を飲み交わす高知の文化の1つ。 「土佐のおきゃく」では、街を宴会場に見立てて、公園にテーブルや大座敷を設置、アーケードの

今夜もどこかで乾杯!

人生の楽しみの一つ。 それはお酒とごはん。 高級店でなくともよい。 ぎゅうぎゅうの立ち飲みや大衆居酒屋が楽しいのは言うまでもなく。 キッチンに立ったままかじりつく、ちょっと侘しいちくきゅう&発泡酒も乙なもの。 日々の暮らしをほんの少し癒やしてくれるお酒―。 そのありがたさと楽しさに共感してくださる方もいらっしゃるかと思います。 47都道府県に配属され、それぞれアンテナを張る私たち記者も、その土地ならではの酒や食文化に慰められ、勇気づけられながら暮らしています。 普段の私

ダイナミックな大海を表現~ポルトガルパビリオン~(隈研吾さん事務所設計!)

こんにちは。今日、ご紹介するのは、日本が初めて出会った西洋の国とされるポルトガルのパビリオンです。カタールと同じく、世界的な日本人建築家・隈研吾さんの事務所がデザインを手がけました(冒頭画像は隈研吾建築都市設計事務所提供)。 在ポルトガル日本大使館によると、1543年にポルトガル人が鹿児島県の種子島に漂着して以来、両国の歴史的な交流が始まりました。 ポルトガル人との歴史ある交流の跡は今の私たちの生活にも残っています。たとえばパン(pão)、タバコ(tabaco)、カステラ

悪路の先にあったのは「奇跡」のような自主避難所だった。葛藤を抱えながらも伝えたいと思ったこと

こんにちは。名古屋編集部の平等正裕です。 2月下旬から1週間、能登半島地震の被災地に入りました。断水が続いていた石川県珠洲市で、住民やボランティアが協力して水を確保した自主避難所を取材し、以下の記事にまとめました。 地震発生から間もない1月中旬には、金沢支局の西岡克典記者もこの避難所を訪れていました。記事にはその際の様子を十分に盛り込めず、心残りがありました。被災地を拠点に活動する西岡記者と、応援で現地入りした私(平等)。今回のnoteでは、立場が違う2人の目線を通じて、

「虐待」と書いてよかったのか。奈良のシカ保護団体を取材して

こんにちは。奈良支局の佐藤高立です。 私は現在、行政担当として、神さまの使いとして古来大切にされてきた奈良市の天然記念物「奈良のシカ」を継続的に取材しています。 昨年夏以降、ふだんはほのぼのとした話題ものが多いシカ取材に異変が起きました。きっかけは、獣医師による1本の通報です。 疑惑の現場は鹿苑のうち「特別柵」と呼ばれるエリア。農作物を荒らしたシカが200頭以上収容されています。 メディア各社は一斉に疑惑を報道し、奈良県や奈良市もそれぞれ調査に乗り出しました。調査の結果

破壊と再建から生物多様性を描く~ブラジルパビリオン~

こんにちは。今日は日本から地球のちょうど反対側に位置するブラジルのパビリオンについてご紹介します(冒頭画像は©Bia Lessa team)。 ブラジルは当初、参加国が自前で建設するパビリオンの「タイプA」を希望していました。ですが日本との時差や距離がネックとなり、2025年4月13日の万博開幕までに完成が間に合わない恐れが浮上。昨年11月、日本国際博覧会協会(万博協会)が建設を代行する簡素なパビリオン「タイプX」への移行を表明しました。移行により、フロアは複数から一つに絞

「生まれ変わり」を体験、大阪ヘルスケアパビリオン

大阪府と大阪市は2050年の都市生活を体験できる「大阪ヘルスケアパビリオン」を出展します。テーマは「生まれ変わり」を意味する「REBORN(リボーン)」。健康や医療分野の最先端技術に触れることができます。*冒頭のイメージは提供:(公社)大阪パビリオン 場所は、会場最寄りの地下鉄・夢洲駅を降りてすぐの好立地です。メインの「体験ルート」では、来場者はまず心血管や筋骨格などの健康データを測定。データから予想される25年後の姿をした自分のアバター(分身)と対面します。そして、協賛企

2024年5月30日

晴 風 南西 3.2m/s 気温 22.9度  湿度 56% アメダス大阪・午後5時現在

【47エディターズ】5月も万博、赤字路線から「不適切」教育まで読み放題。イノシシに後藤田知事も登場します

共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。 当コーナー【47エディターズ】では、現場の記者が書いた記事の最初の読者であり、その狙いや内容を精査し、時に議論を交わして編集を重ねたデスクが、5月の47リポーターズ計6本をご紹介します。 ◆「壊すものを造って、批判を浴びとる。万博は、もっと夢があるもんやと思ってた」工事業者が語った「士気の上がらない現場」 リン

いいことずくめのうまい話なんて…あった!漁師の新たな選択肢「完全受注漁」とは

こんにちは。大阪経済部の我妻美侑です。 私は岡山支局員だった昨年の夏、新たな漁業の形を生み出したご夫婦を紹介する新聞用の記事を書きました。そこでは書き切れなかった話を盛り込んだ「47リポーターズ」が、今年1月に公開されました。 記事はこちらです。 皆さんは普段、魚を食べていますか?私はお寿司や海鮮丼が大好きですし、定食屋さんの焼き魚、煮魚も大好きです。一方、さばいたり調理したりを面倒に思う気持ちから、自宅で食べることはほとんどありません。周りでもそういう人は増えている感

【47エディターズ】サンダーバードから紅こうじ、働き方改革、万博、地域おこしまで「今」読みたい記事がここに

共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。 当コーナー【47エディターズ】では、現場の記者が書いた記事の最初の読者であり、その狙いや内容を精査し、時に議論を交わして編集を重ねたデスクが、4月の47リポーターズ計8本をご紹介します ◆ 金沢発最終のサンダーバードに乗ったら…粋な車内アナウンスに涙腺がゆるんだ 北陸新幹線延伸開業に伴い、金沢―敦賀間から姿を消

「北陸新幹線“敦賀要塞”完全攻略マニュアル」切符買い方から乗り換えまで

北陸新幹線が今年3月に福井県の敦賀駅に延伸開業しました。所要時間は短縮された一方、関西・中京方面から福井・金沢に向かう直通の特急列車は廃止され、新たに敦賀駅での乗り換えが必要に。「値段も上がって使いにくくなった」と感じる人も多いのでは? みどりの窓口も次々に廃止されていて切符の販売は予約サイトが中心になりました。操作が難しいところもあります。駅や券売機で割引のない切符をしぶしぶ買っている人も多いのではと思います。 そこで、、、、 損せずに切符を買える方法をJR西日本に聞きま

帆船モチーフ、白い幕で包まれたカタールパビリオン (隈研吾さん設計!)

カタールはアラビア半島にある中東の国です。首都ドーハは、日本のサッカーファンには「ドーハの悲劇」(さらには「ドーハの歓喜」)でおなじみです。 木造の建物全体を真っ白な幕で包むデザインのカタールパビリオンは、ダウ船と呼ばれるカタールの伝統的な帆船がモチーフです。設計したのは東京の国立競技場を考案した建築家隈研吾さん。隈さんは「ペルシャ湾に面したカタールは、日本と同じ海に近い国。両国を象徴する船をモチーフにした」と4月に行われた起工式で話しました。 パビリオンは池に囲まれ、ま

赤い糸が結ぶ「愛の賛歌」~フランスパビリオン~

ボンジュール! 今回お届けするのは愛と美食の国、フランスパビリオンです。(冒頭画像は©Coldefy & Carlo Ratti Associati)。 パビリオン紹介の前に、ちょっとした豆知識をご紹介。みなさんはフランスの一大観光名所であるエッフェル塔が、万博をきっかけに作られたということをご存知でしょうか。 フランスで初めて万博が開催されたのは第1回のロンドン万博から4年後の1855年。そして、フランス革命100年を祝う年である1889年のパリ万博に向けて建築されたの