SHUKA|Togenkyo District

京都を拠点に伝統を軸とする活動(ストーリー構想、エンタメ・イベント企画、カルチャースク…

SHUKA|Togenkyo District

京都を拠点に伝統を軸とする活動(ストーリー構想、エンタメ・イベント企画、カルチャースクール、製品・IP開発、コミュニティ運営、社会・地域貢献、etc...)

マガジン

  • Ametsuchi -特区にある歓楽街-

    Togenkyo DistrictはAme地区エンタメ街、Tsuchi地区は商店街となりエンタメやイベントが催されています!

  • Togenkyo Districtの世界観

    Togenkyo District のシナリオ設定や世界観について紹介していきます!

  • 【ビジネス】 それでも、伝統が好きだ!

    衰退とされる伝統に身を投じる 孤軍奮闘記を綴っていきます!

最近の記事

墓守という業

am 7:00開始は曹洞宗の僧侶である 墓守さんのお経から始まります。 眠気を木魚と鐘で目醒ましがわり am 8:00気持ちのいい朝陽が差し込む墓地 想像以上にここは広い! 散歩とゴミ拾いながら 異常がないかを点検。 am 9:00砂利をならす作業は やり出すと熱が入ってしまい 全部終える頃には2時間が過ぎていた。 pm 1:00気温も上がって暖かくなると お客さんが来られて接客応対。 ここでは子どもに喜んでもらえるよう お菓子やおもちゃが売っている。 pm 3

    • 墓地のお堂内でチャリティイベント草案

      前夜 上七軒での整体を終えて お客さんと近隣のお店へ ちょうど、一年前に開業されたという 自分の母親と同い年の70代の店主さん このお歳での挑戦はすごく刺激を受けます。 たまたま、 お隣へ座られた方と話が深まっていき、 元々、旦那さんが近くでバーをされてて 年間にお神輿を何十基と担がれていて 今は墓守を継いで僧侶になったという 聞けば聞くほどに?がいっぱい。 女性「明日行くけど来る?」 僕「行きます!」 気が合うたらことが進むのは早い。 そして翌日、伏見にある墓地

      • 縁起 / Auspicious origin

        今回は、本番前の過ごし方という雑記回です。 前日の追い込みで弦が切れてしまい 早朝に三味線屋 祇園四条縄手通り南にある 金善楽器店さんへ 帰路ついでに周辺を散策 三味線の師匠のご実家である 祇園吉うたさん 数年前の火事でも 焼失しなかったという 力強い赤松を拝みつつ 以前の稽古場の前を通る。 師匠のようにこの街へ根付き "伝統芸能のかっこよさを伝えたい" 初めての時の気持ちに立ち返り "偶然ではなく必然" あの時は、会うべくしてあったという 師匠の言葉は頭の片

        • ステージvol.1に向けての準備

          京都市東山区にある古川町商店街の ランタン祭りにshukaの三味線演奏での 出演が決まっています。 Conceptランタン祭りに訪れる観光客へ 伝統芸能三味線のかっこよさを伝える Purposeshukaのファン構築 演目の構成やステージ作り Target文化体験したい日本人観光客 文化体験したいインバウンド Unique Point数多の古典ジャンルの持ち曲 伝統芸能界のような縛りが一切ない Contents色んなジャンルのサビパートを 寄せ集めた古典楽曲の

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        • Ametsuchi -特区にある歓楽街-
          2本
        • Togenkyo Districtの世界観
          7本
        • 【ビジネス】 それでも、伝統が好きだ!
          17本
        • 秀華村塾 -特区にある学び舎-
          1本
        • 箔屋 SHIKA
          11本
        • 伝統特区構想
          8本

        記事

          いけばなの源流で今の美意識を探る

          京都に移住以来 おそらく皆勤の池坊さんの華道展へ 作品と対話をすることは 生け手の想いや美意識を感じ取れて 楽しみとなってきました。 そうすることによって作品に対して なぜ興味が湧いたのかが浮き彫りとなり 自分の中の美意識へと気づき それが表現の糧となっていきます。 ここでは、自分なりの鑑賞の仕方を 紹介していきます! まずは、こちらの作品 想像の中に背景を変えてみたり 持っていきたい空間へと配置してみる この作品では、黒背景や薄暗い空間へ 持っていきたいことから

          いけばなの源流で今の美意識を探る

          伝統を語り継ぐゴンドアートの世界

          今回は、民族アーティストから学ぶ 何かを伝える上の手段に関するお話。 きっかけ 世界のはじまりという本の パッケージに惹かれて手を取ると モダン要素もある民族画のような絵と 創世神話を元にした説明が書かれている。 ページを読み進めること たったの10分ぐらいで この本のコンセプトが伝わってきた! ゴンドアート インド中央部のマディヤ・プラデーシュ州 近郊に住むパルダーン・ゴンドという 先住民族が描く絵で神話・民話・習俗などを さまざまなテイストの絵で描かれている!

          伝統を語り継ぐゴンドアートの世界

          デジタル能舞をアートライクに考察してみる

          今回は、京都市役所で行われた デジタル能舞をアート視点での 考察をしていこうと思います。 建築(ハード)× 伝統芸能(ソフト)×デジタル(ソフト) この組み合わせでは どのような表現で世界観は伝わるのか? "テクノロジーはそれを伝える手段" ここでの、それは 能楽の表現する世界観になります。 能楽の表現する幽玄な世界観と サイケデリック模様が相まって こんなにも不気味さを際立たせる 演出には驚きでした! 何かと何かを掛け合わせることにより 伝えるべき世界観を拡張

          デジタル能舞をアートライクに考察してみる

          墨×箔の掛け合わせを考えてみる

          今回は、書家玉雪さんのアトリエへ赴き 書道と金箔工芸でのコラボを考えていきます! 玉雪さんのスタイルは 墨を頭上から垂らす重力使いと 細い流線美が特徴です。 数年前に初めて個展で見させていただいた際 こんな書道のスタイルがあるのかと衝撃でした! その玉雪さんがインスピレーションを 受けたという書家の園家文苑さんの作品 書道を表現ツールとして 文字の枠に囚われない 抽象的な作品がとても面白い! まず、墨を垂らすところから 文字やイメージを連想するそうで 完全な文字ほ

          墨×箔の掛け合わせを考えてみる

          伝統技術の高さだけでは売れないエシカル時代の潮流

          伝統文化に興味のある 第一線の声に耳を傾ける。 ちょうど、一年半前から 京都の二大骨董市 弘法さんと天神さんの お手伝いをしています。 理由の一つ 様式のガラッと変わってしまった現代で なお、古いものを求める方たちは どのような考えをもって生活に取り込むのか? 今回、特筆すべきは コロナも明けてインバウンドも戻り 需要は回復されるかに見えた。 しかし、時代の潮流において "不必要なものは買わない" エシカルな考えがこのコロナ禍で 大きく進んでいたことに気づかなかった

          伝統技術の高さだけでは売れないエシカル時代の潮流

          夜ノ帷

          東山に朧げな月を見る 宵も京の宴の始まりかな ひとり佇む、あなたは? 陽の光に送り出されて 月の光に迎えられ いつも寄り添ってくれている そんな気がして 迷い憂う夜の帳には その空を見上げて 同じそれを眺めているから 行き交う群衆とすれ違う帰路 の最中にふと孤独を感じ 遠く離れた恋仲へ 思いを寄せる主人公

          ひょっとこはひょっとこのままに 其の三、

          弟は、スペインに武者修行へ出向き そこで、生涯付き合うことなる 漫画家の盟友とも出会います! のちに、日本で再会を果たしてからは 互いの作品に登場させたり、 一緒に催しを企画したり交流を深めました。 兄は、そのまま会社へ勤めて 次第に出世争いの道へと足を踏み入れます。 詩を書いていたいだけの心優しい兄も 組織の中では、悠長に振る舞えません、 自由気ままに過ごす弟、 願望を抑え我慢する兄、 兄はずっと弟が 気かがりだったのでしょう。 それを表すような出来事が起きます

          ひょっとこはひょっとこのままに 其の三、

          ひょっとこを踊れるか?

          念願の石野卓球さんのテクノの世界へ! 意気込んで来たものの 元々、内向的な性格もあり 馴染めずにどう楽しめばいいのか、、、 数十年前に都内のクラブに連れてってもらい その時もまったく乗れずに楽しめなかった。 一緒に連れてってもらった友達には、 「ただ音を感じるままに乗ったらいいんだよ」 この意味が当時の僕ではさっぱりわからなかった。 でも、この日は違った、 それを邪魔しているのは 自意識だとすぐに気づいた。 自意識を手放すにはどうしたらいいんだろ? そんなこと

          ひょっとこを踊れるか?

          ひょっとこはひょっとこのままに 其のニ、

          その一は、こちらから 兄は、苦虫を噛み潰して そこから勉学に励み 府内有数の名門校へと進みます。 銀行員という職業へつき いわゆる世間での正攻ルートを辿って ある程度の富や名声を手にして 自分としても鼻高々だった。 対象的な弟は、相も変わらずで 勉学に身を入れようともせず 自分の興味の赴くままに過ごして やがて、ギターと出会います! 当時、有名な師匠へと弟子入りし 流浪のギター弾きとして 世間での評価などは 気にもせず好き勝手やっていた。 大人になっても兄は弟のこと

          ひょっとこはひょっとこのままに 其のニ、

          ひょっとこはひょっとこのままに 其の一、

          兄「おまえがただうらやましかったんだ」 弟が生涯を終え旅立つ 今まさに涙を流しながら そう口ずさんだ。 弟は、自分のやりたいように 徹底した悔いを残さない人生だった。 二人は、京都の花街という 芸舞妓さんが働きながら暮らす地域があり そこで男兄弟として育った。 この花街という場所は 女性を中心として回っている社会 肩身の狭いを思いをして暮らすこととなる。 当然、この兄弟も例外ではなく 身動きの取りずらい貧しい日々を送っていた。 2人は、いつもとにもかくにも お腹を

          ひょっとこはひょっとこのままに 其の一、

          特区に纏わる "天地人"

          前回のあらすじ ナレーション桃源京は、無数の神々によって 平穏に守られています かつて日本という国が存在していた頃の "シントウ"の教えが今もなお受け継がれています シントウでは、全てのものに神が宿り 八百万の神々によってそれを治めていました しかし、桃源京はもともとの日本の地ではなく 流れついて移り渡った土地です そこで、神々たちは"Wappen"を 天と地と人とを結ぶ使いとしたのです 物語のあらすじ桃源京物語では、より多くの方へ 物語を届けるため、ど

          特区に纏わる "天地人"

          特区にある歓楽街 "Ametsuchi"

          前回のあらすじ ナレーション桃源京には、宿場町が存在しています その名を "アメツチ" ツチ地区には、伝統的な暮らしを楽しむ繁華街 アメ地区には、伝統的な芸事を嗜む歓楽街 ここでは、特区が古くから受け継いできた さまざまな伝統的な娯楽を通じて 特区内外、問わずの人たちが嗜み交流をしているのです 物語のあらすじ伝統特区では、京都や伝統が好きな人たちが集う コミュニティを作っていますが、 このアメツチでは、特区民同士はもちろん、 京都で事業を営んでいるオーナーさ

          特区にある歓楽街 "Ametsuchi"