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伝統を語り継ぐゴンドアートの世界

今回は、民族アーティストから学ぶ
何かを伝える上の手段に関するお話。

きっかけ

世界のはじまりという本の
パッケージに惹かれて手を取ると
モダン要素もある民族画のような絵と
創世神話を元にした説明が書かれている。

ページを読み進めること
たったの10分ぐらいで
この本のコンセプトが伝わってきた!

ゴンドアート

インド中央部のマディヤ・プラデーシュ州
近郊に住むパルダーン・ゴンドという
先住民族が描く絵で神話・民話・習俗などを
さまざまなテイストの絵で描かれている!

メッセージ性

もともと森の民であったゴンド民族

かつて、バーナーという弦楽器を弾き
歌うことを通して自然に宿る神々を
降臨させることを生業にしていた!

そこから大規模な森林破壊によって
民たちは農業を始めるため森を離れます。

自然のリズムの中で暮らしていた
森での生活の記憶を保とうと
それをアートに落とし込んでいきました!

この絵本もゴンド民族たちの
伝統的な暮らしが連想される絵画が
たった10枚に集約されていました!

民族画でありながらも
モダンテイストにポップで可愛らしく
森の生き物たちが描かれている

ゴンドアートは
近年、世界中から注目が集まっています!

限定のエディション

エディション2000というのは
南インドの工房にて手作業での製本にて
仕上げられたハンドメイドの絵本だからそうです!

この辺りからもゴンド民族アーティストが
現代に伝え残したいメッセージ性が伺えます。

今回、絵本から学んだ伝える手段

  • 何かを伝えるに文字の羅列は重要ではない

  • 惹きつけるアートのクオリティは最重要

  • コンセプトをしっかりと乗せる

日本の伝統を伝えていく上で
大変学びとなった一冊の絵本でした!

ぜひ、気になる方は
絵本を手に取ってみたり
ゴンドアートを調べてみて下さい。

何かの参考になれば。



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