ひょっとこはひょっとこのままに 其のニ、

その一は、こちらから

兄は、苦虫を噛み潰して
そこから勉学に励み
府内有数の名門校へと進みます。

銀行員という職業へつき
いわゆる世間での正攻ルートを辿って
ある程度の富や名声を手にして
自分としても鼻高々だった。

対象的な弟は、相も変わらずで
勉学に身を入れようともせず
自分の興味の赴くままに過ごして
やがて、ギターと出会います!

当時、有名な師匠へと弟子入りし
流浪のギター弾きとして
世間での評価などは
気にもせず好き勝手やっていた。

大人になっても兄は弟のことが
気になってばかりだった。

兄「お前これからどうするんや?」

弟「もっとギターの腕が磨きたいから
スペインへ行くんや」

兄「将来、絶対に苦労するで」

つづく。

兄は、弟よりも遥かに富や名声を得たのにも
かかわらずどうしてでしょうか?

実は、兄は詩を書くのが好きだった。

けれど、そのやりたいことを我慢して
世間でこうあるべきという
自分ではなく他人の価値観で生きていた。

だから、弟が好き放題やってるのが
気に入らないという気持ちを
ずっと抱き続けていたのです。

幸せの指標
他人軸 → 富、名声、評価、チヤホヤ
自分軸 → 使命、やりがい、好き、ワクワク

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?