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巻三

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【平家物語の各章段を1Pまんがにしています。】巻三では安徳天皇が誕生して一門の栄華は頂点へ。しかし重盛の死によって早くも翳りが…。
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記事一覧

【平家物語】巻03_19 城南之離宮

大人の高倉天皇は初登場ですね。治承3年(1179年)時点で18歳。 最初、もうちょっと大人っぽ…

【平家物語】巻03_18 法皇被流

近臣をイケニエに差し出しながらものらりくらりと清盛の怒りをかわして来た後白河院ですが、重…

【平家物語】巻03_17 行隆之沙汰

しょっぱなは物騒なエピソードから始まります。 大江さんはこの章段のなかでは基房の部下とし…

【平家物語】巻03_16 大臣

保元の乱以来の、藤原さんちの兄弟の確執は続いてます。 頼長の息子である師長のほうはむしろ…

【平家物語】巻03_15 金渡

福原へ赴いて清盛をなだめようとした静賢への、清盛の反論は主に 1)身を粉にして国事に尽く…

【平家物語】巻03_14 金渡

さて、前章段から引き続き「重盛さよならエピソード」です。 「え…あんた、日本の大臣として…

【平家物語】巻03_13 燈炉之沙汰

前章段で重盛は亡くなりましたが、「重盛今までありがとう特別番組」的に、彼の生前のエピソード紹介が続きます。このあとにも2つエピソードが続きます。作者、どんだけ重盛大好きなんだ… これは重盛の深い信心を褒め称える章段なんですけど…ですけど… 現代感覚で「コンパニオンの美女軍団を各地のモデル事務所からかき集め、極楽を再現」って置き換えると、 おっさんの極楽かよ!! と突っ込みたくなります。重盛は大真面目なんだと思いますが。 清盛のほうは、厳島神社といい港の建設といい、装置のス

【平家物語】巻03_12 無文

1179年の春に俊寛が鬼界ヶ島で死去。 5月に辻風、その後熊野詣に行って、その夏に重盛は亡く…

【平家物語】巻03_11 医師問答

いよいよ重盛の最期が近づいています。 清盛との対立描写が繰り返されていたので、胃は痛めて…

【平家物語】巻03_10 ツジカゼ

「鹿ケ谷の陰謀」首謀者処分のエピソードは終わり、ここからは重盛の死に向かってお話が進みま…

【平家物語】巻03_09 僧都死去

巻3前半の主役格・俊寛がついに亡くなりました。 成経たちが熊野詣ごっこをしているときも参…

【平家物語】巻03_08 有王

有王も旅の途中で盗賊に身包みはがれたりしてるんですけど、この漫画では比較的小奇麗にしてま…

【平家物語】巻03_07 少将都帰

京に帰還した成経が向かったのは、教盛の門脇邸ですから、いまの六波羅蜜寺の近所。康頼が向か…

【平家物語】巻03_06 頼豪

僧侶を怒らせるとあとがコワいぜー、という話のつながりで、平家台頭よりも百年ほど前のお話です。 1074年ってのがどんな年かというと、藤原頼通や彰子の没年。おおーっ「ザ・平安」!ってカンジしますね。(それにしてもこの二人、長生きだ…。) 藤原賢子は藤原頼通の子・師実の養女で、本当の出身は村上源氏。摂関家の娘ではない彼女が白河院の寵愛を得たことで、実父・源顕房の宮廷での地位が上がり、摂関家の存在感が徐々に削られていくわけです。 そんな賢子さん、白河帝にめっちゃ愛されてます。 彼女