仕事=人に喜んでもらうこと
期末テストが終わり、まもなく2021年も終わる。
生徒たちに年末、自分探求をしてほしいなと思い、昨日は『10代のうちに知っておいてほしい"働くということ"』というテーマでお話をしました。
若いうちに、人に喜んでもらうことでお金が得られるということをわかってほしい。
ディズニーキャストの経験から得られた価値観
ディズニーランドのカストーディアル(お掃除をする人)の写真を見せて、この人に「何をしてるんですか?」と聞くと何と答えるでしょう?と問いました。
有名な話ですが、『夢のかけらを集めています』と答えます。
ディズニーランドという場所は、大切な誰かと、ワクワクする時間を過ごす場所。
はしゃいでる間にポロッとこぼれ落ちてしまったものはゴミではなく、夢のかけらなのです。
ディズニーキャスト達は、なぜこんな素敵なサービス、素敵な世界観を作っているんでしょうか?
その日を、素敵な一日、素敵な思い出にしてほしい。
そして、"また来たい!!"と思ってほしいんです。
東京ディズニーリゾートを訪れる人の90%がリピーターだと言われています。
その日の素敵なサービスが、その日の売上にならなかったとしても、また来ていただくことができたら大きな利益を得ることができるという仕組みです。
人は嬉しいことにお金を払ってくれます。
人はなぜ働くのか
誰しもいずれ社会にでて、お金を稼ぐために働くんだけど、お金はどこからやってくるんだろう?
他人が、あなたが何かをやってくれたことに対して対価として支払ってくれるんですよね。
美味しいご飯を提供してくれた人にお金を払う。
素敵な服を提供してくれた人にお金を払う。
物理の本を手にしただけじゃわかんないものを、解説して理解できるようにしてあげることで私はお給料をもらっています。
仕事をするというのは、"人に喜んでもらうこと"なんです。
この観点を持っていない学生は非常に多い。
それを理解できるようになれば、どんな仕事にもホスピタリティやサービスが不可欠なことに気づけ、新しい価値の想像ができるはず。
+αの付加価値
あなたはコンビニのフラペチーノを買いますか?スターバックスでフラペチーノを飲みますか?
お手頃価格で美味しいものを提供してくれるというサービス。
素敵なソファで、落ち着く音楽を聞きながら、素敵な接客を受けて、飲む時間・空間の提供をするというサービス。
どちらにも価値があり、どちらもただただ等価交換をしているわけじゃない。
ビジネスの面白さはここにあると私は思うんです。
アイディア次第で誰にでも新しいものを生み出せる。
さて、あなたはどのような+αをしますか?
あなたは何をして人に喜んでもらいますか?
人それぞれ得意分野、好きなことは違うので、どんな職に就いてくれてもいい。
ただ、自分は何をして人に喜んでもらうか、どのように喜んでもらって対価を得るか考えてもらいたい。
そのために、親のすねをかじってられるうちに、興味関心をめいいっぱい広げて、スキルの種をたくさん持っておいてほしい。
10年後、わたしと同じ社会人という土俵に上がってきたときに、どんな人間になっているか楽しみにしています。
社会に出たこともなく、どんなビジネスがあるかもわからない若者に、職業に囚われた進路選択をさせる大人がいまだに多い。
ビジネスマインドを育て、価値観や視野を広げられるような進路選択をさせてあげたいと思う今日このごろです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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きゃん
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