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【noteで学ぶ腸内細菌⑪】番外編 遺伝子組み換えで悪玉菌に働きかける細菌たち

 こんにちは(o・ω・o)虫圭です。
 noteを開いてくださってありがとうございます。

 腸内細菌⑪は、


 池さんの記事の『人工抗体』の記事にインスパイアされたもので『遺伝子組み換え細菌』の研究を紹介します。
 


▪️細菌を操り病気を特定する研究


 
タル・ダニノ: 細菌を使ってガンの早期発見と治療を

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 結論から言うと、
 

癌細胞を選んで増殖する共生細菌を遺伝子操作で作る

共生細菌が増殖すると尿などの排泄物が着色された状態で排泄される

身体に異常が起きていることを早期発見できる

 

 という研究が進んでいるそうな。
 特に早期発見が難しいと言われる肝臓癌を発見できる仕組みを研究しているそう。
 
 
 人間の知的探求心は素晴らしく、また恐ろしいですね……。
 
 人体に住んでいる100兆の細菌を操作して利用しようというのは、なるほど頭が良い。
 という部分と、
 倫理的に「それは良いのか?」とか、長期的に人体への影響はないのか……?
 など色々考えてしまいます。

 
 ま、ここではそういうのはさておき。
 
 
 

▪️善玉菌の遺伝子操作

 特定の病気だけでなく、細菌全体のバランスを変えたり、影響力を変えたりする研究も行われているようです。
 
 知らない人はいないであろうビフィズス菌
 善玉菌としても、ヨーグルトなどの発酵食品にいっぱい入ってるプロバイオティクスとしても有名ですよね。
 
 2016年の論文では、ビフィズス菌をはじめ、既に50種類の細菌の遺伝子に対して人工的に介入しているという内容が紹介されています。

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腸内細菌叢の機能理解に向けて
ビフィズス菌における遺伝子操作系の開発
横田 篤
より

 
 細菌学は他の科学的学問と比べ歴史は深くありませんが、人間の体調や脳との関連性、性格から行動まで影響している重要な分野として多くの研究結果が出ています。
 
 
 今後、人間の体調をコントロールする人工の細菌が活躍する未来も、そう遠くないかもしれません。
 
 
 
 今回は短いですがここまでです(o・ω・o)次回はみんな大好きビフィズス菌について、知ってるとちょっと得する知識を紹介したいと思います。 
 

(*・ω・)ここまで読んでくださって、ありがとうございます♪
 また発信できる価値のある知識を修得、実践していきますので、ぜひフォロー&スキお願いします♪


 それではまた(o・ω・o)ノシ
 

 


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