【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌学52:『プロバイオティクス』と『プレバイオティクス』どちらが重要か?みたいな話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
腸内環境を整えるためには、
①腸内細菌の種類を増やす
②腸内細菌の中でも有益性の高い菌に栄養を与える
が有効だと解っております。
それぞれいくつか手段がある訳ですが、とりわけ便利なのがダイレクトに摂取できる『サプリメント』です。
腸内細菌をサプリメントとして外部から摂る『プロバイオティクス=細菌そのもの』と、
体内の腸内細菌に対して効果的な食品や栄養として摂る『プレバイオティクス=細菌のごはん』
腸内細菌の多様性をもち、腸内細菌を活性化させる、という意味ではもちろんどちらも重要なのですが、より重要度が高いのはどちらか?
という話が今回のテーマです(o・ω・o)
コチラの論文をもとに解説してまいります。
論文の詳細としては、『健康な人がプロバイオティクスを摂ると腸内細菌に変化は起きるのか?』というものになっています。
持病などがなく、消化器官や腸内環境が良好な人=腸内細菌が豊かな人にさらにプロバイオティクスを摂ってもらうことで、より高い健康効果は得られるのか?
って話。面白い研究ですよね。
結論から言うと、
✅プロバイオティクス(細菌)を増やすことは重要だが、健康な人はそれ以上腸内細菌を増やしても腸内細菌細菌へのメリットは得られなかった
✅既に腸内環境が整っている人の場合は、プレバイオティクス(栄養)を継続的に摂取することの方が重要
となっています。
既に腸内細菌が整っている人は、保有している腸内環境で健康状態維持が完結しているため、追加で腸内細菌を増やそうとしてもあまり意味が無かった、ということです。
プロバイオティクス、つまり後づけで摂る細菌というのは、基本的には腸内環境に定着しないため(これは市販されているヨーグルトなども同様)、たくさん摂っても体外に排出されてしまうから。
ここで本題。
■プロバイオティクスとプレバイオティクス、どちらが重要なの?
これは2パターンの回答になります。
◆健康状態に不安がある人、便通が良くない人
⇒先ずはプロバイオティクスを摂りましょう。腸内細菌が荒れている可能性があります。また同時に食物繊維やオメガ3脂肪酸などのプレバイオティクスも摂るように心がけましょう
◆健康状態に問題がなく、消化・排泄器官にも問題がない人
⇒プレバイオティクスに注力した方が良さそう。と言うか既にバランスの良い食事を摂り、不摂生をしていない可能性が高いと思います。食生活・十分な睡眠・適度な運動習慣を維持しましょう
という感じ。
そもそも現代社会で生活する私たちの腸内環境では、細菌の種類が減少して本来あるべき多様性が失われていることが解っています。
細菌の種類を増やすためのプロバイオティクスと、細菌を活性化させるためのプレバイオティクス、どちらも健康に生きるためには必要不可欠なものです。
「サプリメントを摂ろう!」と言いたいのではなく(冒頭にも書いた通り、手段はいくつかあります)「腸内細菌を豊かに、活発にしていくことが重要」ということです。
これまでにも腸内細菌をより良くするための手段や知識をnoteにまとめていますので、気になる方はコチラからどうぞ
健康な身体と人生は健康的な食事から。
毎日とるものには気を遣っていきたいですね。
今回はここまでです。最後に良かったら♡スキをお願いします。
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
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