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極私的日記 中年太りの恐怖 -失われた元気を求めて-

中年太り・・恐ろしいワードだ

恐ろしいワードだ。十代のころから脂肪の塊である中年太りのおっさんおばさんには生理的嫌悪を感じていた。

学校の先生や、テレビの識者、文化人なんかが大幅に出っぱった腹や、脂肪にくるまれた顔面から「格差問題」やら、「世界の中には食べるものにも困る人がいる」、とか「中学生らしい身なり」をしなさいとかetc、とにかく偉そうに主張するのを見るたびに

まず最初に、お前らのその醜悪な脂肪の着ぐるみ何とかしろよ、その脂肪を蓄えたカロリーで何人の貧困層が助かると持ってるんだ、言ってることとお前の体形は矛盾しているだろう恥ずかしくないのか、などと思い、学校の先生には直接言ってよく往復ビンタを受けた。

時は流れ、シュッとしたイケメン政治家やタレント、アイドルが中高年になって丸顔になっているのを見るとやっぱり悲しくおもっていた。

顔がたるんで丸顔に見えるのも原因の一つ、太るのが一つ。老化っていうのは避けがたい。筋肉は60歳過ぎても鍛えれば増えるらしいので顔面用EMS(筋電気刺激)とか有効かもしれない。(一部の美容クリニックではすでにそれらしきサービスを行っているらしいので、いつか体験レポしてみたい。)人前に出る人が老けにくいというのも顔の筋肉を使っているせいかと思われる。

美魔女だ、なんだといって誤魔化せるのは更年期など物理的に体が変化する以上50代前半までではないだろうか。60歳近くていろいろと維持てきてるのはのは松田聖子と打首獄門同好会のjunkoさんくらいか・・。

さて自分も歳だ。歳を取るとよく新陳代謝、基礎代謝が落ちるというが私の場合は毎週の筋トレのおかげかむしろ二十年前より代謝が上がっている。にも拘わらず体重が増えているというのは筋肉の増量に加えて食べる量があきらかに増えている事だ。

学生時代は金もないこともあり一日、缶コーヒ1本のみをチビチビ飲んでそれで充分だったこともあった。その当時に比べると外食できるくらいのお金があり、何よりも責任というか、重圧感、プレッシャーがあるためそれが食べる行為につながっている気がする。 

学生時代のように1日ぼーと過ごすことも少なく、仕事上やらねばならないことがあるので、「パフォーマンスが低いのは空腹が原因、では言い訳にならない」、という言い訳で食べる量が増える。

身体的なことも大きい。

若い頃は、うまい食べ物を腹いっぱい食べて長時間熟睡すればパフォーマンスが100パーセント回復してきたが、

若くない今ではうまい食べ物を腹いっぱい食べて長時間熟睡しても70パーセントしか回復しない気がする。使い古したスマホのバッテリーの様にこれからパーセンテージがどんどん下がるかと思うと、本当に今という時間は限られているなと切ない。

元気が回復しないと、良いもの食べてないせいだと思いがちな点も問題。

それが「より食べる」という方向に進む。サプリメントや栄養ドリンクなどに手を出しがちになる

考えて見ればおそらく栄養を効率よくとりエネルギー変換することも若いときに比べ落ちているんだと思う。だから食べることと元気があまり比例しない。むしろ食べてもバッテリーメーターの反応が鈍いため食べ過ぎがちになる。

中高年でダイエットに成功した有名人もたまに見かけるが、ムチムチだった人が貧相な感じになっただけというケースも複雑な気持ちにさせる。

まとめ

・中年期以降は食べても食べただけのパフォーマンスは得られない。

・食べる以外でパフォーマンスを上げるためにはメンタル面がより重要

・でもやっぱり脂肪の塊はカンベン


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