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多様性と共生社会を考える ~ふたつの「海山時間」~

ちょっと硬いテーマに見えますが、
わたしが取り組んできたふたつの

「海山時間」

についてお話ししますね。



ごいっしょに、「多様性って、共生ってなんだろう?」を考えてみたいと思います。


「海山時間」とロコママネットワーク

ひとつめの「海山時間」は、ウエブサイトです。

仲間たちと取材・執筆を重ねた、地域の子育て情報を網羅できる“子育てポータルサイト”。

イラストも仲間が描いてくれて、とっても素敵なのです。
15年ほど前の当時、そのようなサイトは他にはなかったと自負しています。

その時の仲間、「ロコママネットワークス」は、
地元「ロコ」の「ママ」たちの力を集めたグループ。

ひとりではできないことも、お互いのできること・動ける時間を持ち寄れば、できるかも!

サイト運営のほかにも

ラジオ番組の企画・制作
魅力的なハンドメイド作品が並ぶマルシェイベント
赤ちゃんと一緒に参加できる、ランチ付きの読み聞かせ会
オリジナルグッズの制作・販売

などなど、みんなで実現してきたことがたくさんあります。

自然は多様性に満ちている

さて、このサイトを立ち上げるとき、タイトルをどうしよう…と考えていました。

海と山がある自然豊かなこのまち
自然のリズムに寄り添って暮らしたい

そんな思いから生まれた言葉が「海山時間」でした。

自然のリズムには無理がありません。

そんなふうに暮らし、子育てをしていきたい。

海も山も、自然は多様性に満ちています。
わたしたちの中にも、いろんな人がいて、いろんな暮らしがあって…
その中で、手をつなぎ合いたい。

あれれ、こうして書いてみると、

前にnoteに書いた”「虹色」って、どんな色?”と同じことを言っているかも。


放デイ「海山時間」

ふたつめの「海山時間」は、家族とともに設立した放課後等デイサービス施設です。

わが家の敷地内に、築70年、久木の岩殿寺を建てた宮大工の手によるという古民家があります。

夫の両親の住まいでしたが、他界後に空き家となったままでした。

わたしは教育委員会のころに出会った支援教育の先駆者・星山麻木先生とのご縁と学びから、逗子でも支援教育を進めたいとの思いを持っていました。

一方で夫も職をリタイアし、第二の人生を考えるなかで、友人から放デイはどうかと勧められていました。

偶然の一致?いや、これは必然!

そうして2021年からはじまったこの施設の名前もまた、「海山時間」にしました。

「逗子・葉山経済新聞」に1周年の取材記事が載りました!
▶︎逗子の放課後等デイサービス施設「海山時間」が1周年

グレー? いいえ、虹色のグラデーション!

子どもの発達について「グレーゾーン」と表現されることがあります。

「グレー」は白か黒か判断がつかない、ということ。

しかし、子どもの発達は白黒の2択でもなければ〇×でもなく、そもそも分ける必要がありません。

どの子にもそれぞれの色がある。

海や山といった自然もまた、多様性そのもの。

逗子・葉山の子育て応援サイトとして生まれた「海山時間」は、子どもたちの新しい場所としてその名を引き継いだというわけです。


そのままのあなたが、誇りです

先にお名前が出た星山麻木先生は明星大学教授で、支援を必要とする子どもの教育がご専門です。

逗子市でも発達に凸凹のある子どもたちのよき理解者・支援者になれる大人たちを増やそうと「子育てサポーター」講座が企画され、数年にわたり講師を務められています。

放デイ「海山時間」では、星山先生監修の“クリエイティブ音楽ムーブメント”を取り入れています。

なにかが「できる」とか「うまい」を目指さなくていい

その瞬間の輝きを大切にして、誇れるように

これは、大人同士の中でも言えることだと思いませんか?

逗子全体がそんな思いに包まれたら、だれにとっても居心地のいいまちになるはずですよね!

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