子どもたちが小さい「今だけの時間」。
我が家には、3歳の娘と1歳の息子がいます。
子どもたちと手をつないで歩いていると、道端でおばぁちゃんによくこんなふうに声をかけられます。
「今がいちばんかわいい時期だねぇ」と。
わたしは「ありがとうございますー」とお辞儀をしながらも、毎回ちょっと複雑な気持ちになるのでした。
「今がいちばんかわいい」ってどういう意味なんだろう、、、。
これから「かわいい」が少しずつ減っていくのということなのか、、、。
こんなふうに、ややこしいことをついつい考えてしまうのです。
先日、実家の母と話していました。どうやら母は気持ちがちょっとわかるらしい。
「おばぁちゃんたちは自分も子育てを経験したでしょう? だから、今がいちばん大変な時期ってわかっているんだよ。いちばん大変だけど、かわいい時期なんだよってことを言ってるんじゃないの?
忙しかったけど、いい時間だったなぁって自分のことを思い出してるのよ」
そんな母の話を聞いて、ハッとなりました。
あぁ、そうか。
わたしが複雑な気持ちになったのは、子どもたちが小さい「今だけの時間」をちゃんと過ごしているのか、焦りがあったからなのかもしれない。
忙しくて、気がついたら1日がおわっているなんてことはほぼ毎日で。
もっと子どもと遊びたい、、、と思いつつも、現実はやることに追われていたりする。
日々ものすごいスピードで成長していく子どもたちを見ていると、ちょっと待ってー!と、焦る気持ちがいつもどこかにあるのです。
そんなことを考えていた先日。子どもと公園で遊んでいたときのことです。散歩に来ていたおばあちゃんから「今がいちばんかわいいときねえ」といつものセリフを言われました。
すると、横にいたママが「今がいちばんかわいいって、ずっと言われるんですよね。うちの子、小学生なのにまだ言われるんですよー。いつまで言われるんですかね?」と笑ってました。
そうか、、、、。
いちばんかわいい時期って、どうやらけっこう長いみたいです。
ひたすら大変でかわいい赤ちゃんのときも。元気でやんちゃな小学生も。反抗期で頭を悩ます中学生も。ぜんぶがぜんぶひっくるめて、子育てっていい時間だったんだなぁ、、、と、振り返ったときに思うものなのなんだろうな。
まだまだわたしは、子育て人生はじまったばかり。こんな序盤で力んでいたら、エネルギー切れしちゃいそうです。
やるべきことを淡々とやりつつ、目の前にある子どもとの時間をこれからも大事にしていきたいな。これから何が待ちうけているのか、楽しみながら味わいたいです。
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