11月9日 消防の予算を日本人一人当たりにすると○○○○円!?
視野を広げたい、が、どうしても自分が携わっている仕事中心になってしまう…
そんな問題意識をお持ちの方に、その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。普段の仕事や興味の範囲を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
→部分は、頭の体操する上での自分に対する質問例、です。
1987年(昭和62年)に消防庁が制定した「119番の日」、です。
119番。昔から当たり前のインフラとして捉えていますが、これを機会にちょっと調べてみました。出典は全て消防白書になります。
まず、全国に(平成31年4月1日現在)
☑️ 消防施設:726消防本部+1,719消防署
☑️ 消防署員:16万5,438人
そして、今回の話題である119番通報は平成30年実績で年間870万5,751
救急出動件数は、660万5,213件。
(=1日平均、1.8万件で約4.8秒に1回の割合で出動)
搬送人数は、596万295人。
(=国民21人に1人が搬送)
そんなに多いんですね。改めてありがたいことです。
で、よく話題になる、通報してから到着までの時間ですが、平均8.7分。これは10年前と比べて1分長くなっているそうです。
さらに、病院に収容してもらうまでの平均時間は39.5分、とこれまた10年前に比べて4.5分長くなっているそうです。
そしてそのための予算が冒頭にご紹介した一人当たり、という金額なのですが、消防署の運営は市町村が担っていて、東京消防庁含む全国の総予算は平成29年度で2兆62億円、一世帯平均で3万4,905円、一人当たり1万5,685円、というわけです。
→なにかあったら駆けつけるサービスの対価としては妥当な感じ(むしろ安い?)だが、仮に民間でやるとしたらどんなモデルが考えられるか?
とここまでは昨年投稿の内容です。
データは更新されていますのでご紹介すると、通報数は以下の通り870.5万件から878.6万件へ1%ほど増えています。
次に救急車の搬送時間ですが、これは全く変わっていませんでした。
最後に、一人当たりの消防予算。これもほぼ変わらず、15,670円でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。