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note開始半年でコラム執筆依頼がきた私の「やめてよかったアレ」3つ

おったまげました。
まさか、noteを始めて半年余りでコラム執筆の依頼が舞い込んでくるなんて。

コラム掲載を始めているのは「ナナイロ」という、LGBTQ+の方々を対象にした総合情報とマッチングのサイト。
ダイバーシティ・コンテンツ・リサーチャーを自称する私には、ありがたすぎて土下座どころか土下寝したくなるメディアです。
(ちなみに。ダイバーシティを感じられるものであれば、セクシュアリティやジェンダー関連以外もnoteに書いてます。よろしければマガジンをご笑覧ください)

今日までに4本ほど掲載しています。

そもそも。なぜ私なんぞのような謎肩書きの者に、コラム執筆の依頼がきたのか、といいますと。
それまでnoteに書いていたものが、ナナイロ運営者さんの目にとまり。SNS経由でお声がけいただいた、という次第。つまりnoteのおかげサマサマ、ということでもあります。


そこで。noteで創作活動をされていて、「書く場を広げたい」「書くお仕事に興味ある」といった方の参考になればと思い、私がこれまで
「アレはやめといてよかったな」
と思うことを3つまとめてみようと思います(やってよかったことを挙げるにはフォロワー少なすぎ、ってのもある)。何かの一助になれば幸いです。

①ネタ選び。「人気のテーマで書く」やめました。

書くことが好きなのか。読んでもらうのが好きなのか。
私は前者です。日々の気分転換、つまりコーピングとして書いています。脳ミソに爽やかな汗をかかせるランニングみたいなもの。もちろん、誰に頼まれたわけでもありません。

とはいえ。誰か読んでくれる人がいるかも、という淡い期待はないわけがなく。できればたくさんの人に、というのは本音でもあり。あわよくばリアクションもあったら嬉しい。なんなら褒めてもらってもいっこうに差し支えない。
あ。後者でした。しかも図々しい。さらには浅ましい。

なので私は当初「読んでもらえそうなテーマ」「ファンが多そうなジャンル」を意識して書いていたのです。が。

やめました。

理由は簡単。書けなかったからです。
書いてて気づきました。世の中が興味を抱くことに興味がなかった。これじゃ続けづらい(なんなら生きづらい)。そもそも実力ないクセにウケを狙うなんて、目も当てられません。

そこで方針を変えました。いや、変えざるをえませんでした(挫折)。
自分が愛をもって考えていたいこと、伝えたいこと。それに正直になろうと。たとえキャッチーでなくても。関心者が少ないとしても。
いや、だからこそ、読者の方が時間を割く価値のあるオリジナルなものを目指そうと。

結果、私のnoteに辿り着き見てくれた人と出会えました。noteの情報波及圏内には、想像以上にいろんな興味・関心のある人がいるのかもしれません。

とはいえ。私のnoteはフォロワー増えないですが。
2023年1月時点で12フォロワー。半年以上も続けて、まだ12フォロワー。死にたい。人気のテーマと、書きたいことが一致する人。ほんと羨ましい。

②書き方。「ちゃんと考えてから書く」やめました。

当初はちゃんとじっくり考えてから書いていました。
「何を伝えたいか、その要点は?」
「構成は?」
「どうオチつけよう?」
などなど。気分は文豪。太宰治ばりに。

でも、これも途中でやめました。

なぜなら、書くまでに疲れちゃったから。考えるだけでグッタリ。準備体操しすぎて、走るのダルくなっちゃった。走れオレ。

なので今は「まず書く」ことにしています。考える前に、書きはじめる。アタマでっかちにならずに、とりあえず手を動かす。文字を打つ指で考える感じ。これが、毎日書くことにつながってます。

惰性で書く日もありますが、前向きな惰性はもはや慣性。昨日のがんばりに敬礼。
全力で手を抜く日もしばしばですが、ゼロよりは圧倒的成果。1-0でも勝ちは勝ち。
はい。言い訳をポジティブに変換するのが上手くなりました。

とはいえ。毎日書くことによって、それが習慣になりました。「お風呂、歯みがき、ライティング」くらいの感じ。
結果、筆の走りがよくなった気がします。そうなると書くことが快くなりますし、心身のコンディションと”書ける日・書けない日”の法則性がつかめてきます。

執筆・掲載を安定的に継続できているのは、このおかげかもしれません(まだ掲載4本でエラそうに)。

③SNS発信。「公開したらすかさずシェア」やめました

note利用者の中には、積極的にSNSを活用されている人も多いのではないでしょうか。発信、大切ですよね。
やっと書き上がったらすぐにSNSでシェア。私にとってはフィニッシュラインに似ているのかもしれません。気がちょっと前のめりになる瞬間です。

でも、これもグッとこらえて、やめました。

というのも、私の場合、SNS投稿の反応は時間帯によって良し悪しがあったからです(実験済み。かつ9割失敗)。

私がブログを書き上げるのはいつもド深夜なのですが、その時間帯の投稿はリアクションが鈍い。一方、反応がいいのは帰宅〜就寝時間の時間帯でした。
考えてみれば当たり前。ダイバーシティみたいな小難しいものは、誰だって朝から読みたくない。日中はもちろん仕事。深夜なんて寝てるか酔っ払ってるかのどっちか。残ったのが”お疲れ様〜おやすみ”の時間帯だった、という寸法です。
どうやら、書き上げてすぐゴールに倒れ込むようにシェアすることで、損をしていたみたい。

これ、書くテーマによると思います。
音楽ネタなら、逆にド深夜かもしれません。
ビジネスネタであれば通勤・帰宅時間帯でしょうし。
料理ネタであれば、晩御飯を控えたお昼すぎ〜夕方あたりの可能性も。
お勉強ネタであれば、いっそ休日かもしれませんね。

「このnoteを読んでくれるような人は、いま何してるだろう」
それを考えるだけでもSNSの反応が変わるかもしれません。生態を知るために、界隈のタイムラインを日々眺めてみるのも一つの手ですね。
noteを公開するとすぐにSNS投稿のガイドが出ますが、Twitterなら予約投稿機能を使うこともできます(他のSNSもあるんですかね?)。

コラム執筆を依頼してくださった運営者の目に、私のnoteが届くまで、いくつかのRTやいいね!などが重なっているはず。そう考えると、リアクションの良い時間帯を狙うのは、地道ですが大切なのかもしれません。

だって。私のTwitterアカウント。2023年1月時点で85フォロワーですよ?しかも増える兆しなしですよ?(やっぱり死のう)
見知らぬ誰かに届く確率、ほぼ0%。瓶に入った手紙を海辺で拾うくらいの奇跡です。何かが功を奏したとしたら、タイミングしかない気がするのです。


「書きたいテーマが人気のテーマ」
「ちゃんと考えて、サボらず書ける」
「誰かが勝手にシェアしてくれる」
世の中にはそんな天才たちがいますが、私はそうではありません。日々あーでもないこーでもないと試行錯誤(というか暗中模索)しながらやってます。失敗も多いですが。というか、だらけですが。

でも。それこそが楽しいのかもしれません。無才には無才なりの楽しみ方ってものがある気がします(はい負け惜しみ)。


以上です。お粗末さまでした。きっと「もう知ってるわ。時間返せ」ということも多々あったかと。もしそうだとしたらゴメンナサイ。
あるいは、どなたかの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

ちなみに

「ナナイロ」は、今年立ち上がったばかり。できたてホヤホヤ。全国各地のLGBTQ+フレンドリーなイベントやお店などの紹介。Youtuberと動画の紹介なんかもしています(「ちゅんちゃんねるのFTMパパ、娘にカミングアウト」は必見。愛と勇気に敬意を)
ナナイロから加入できる「ナナイロぱれっと」は、友人・交際相手などのマッチングサービスです。ご興味のある方はぜひ会員登録を。

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