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Kusabue/現代俳句 +AI
2019年9月28日 13:00
「 秋そのもの 」~現代語俳句集~鷺草があそぶちいさなおおぞらよ柿噛んで平和しみじみあまいこと生きるとははるかなことよ温め酒もの思う秋をはるばるとんびとぶふるさとのおおぞら露の玉のなかししおどし料亭ながらしずかさよふねを揉むのの字のの字の野分波行くひともくの字くの字よ大台風にわにすむこおろぎも子々孫々と◇月あおぐそのとうとさを知る人と庭しごとして
2019年9月20日 19:44
「 つづくのが旅 」~現代語俳句集~たましいがはるばると清む秋晴よバス発って落ちてきたのは桐一葉野菊摘む天地のことば摘むように秋遍路吹きさらいゆくさいげつよかかしらもともにわらえよ豊の秋湯気たてて新米というしあわせよ火の国のひとと雁行くそらながめ教会へすすきのはらを行くひとかたかだかとこころがのぼる名月よ観月会へいわながらくつづく世でにっぽんのおおか
2019年9月9日 06:00
「 風の原 」~現代語俳句集~国じゅうのかおというかお大夕焼のこすものアロハしかない今生よどのひとも九月になってゆく風か秋の蚊はもうたましいのとぶ音よひぐらしの日ごとに遠ざかる声よ髪たかくゆいあげてより爽やかに母のこえ子のこえ虫のこえのなかスカイツリーそびえて霧の大海原襟たててこの世去りゆくひとか霧ぼんやりとあかるむ霧が佐渡ヶ島たましいになってさまよ