黒岡まさひろ

東京在住。熱と興味が未来の地図をあぶり出し。 地図は予定すればちゃんと現実になる。現実…

黒岡まさひろ

東京在住。熱と興味が未来の地図をあぶり出し。 地図は予定すればちゃんと現実になる。現実になれば思い出になる。 その足跡を書きます。

最近の記事

2024年6月

バッタリ会う帰り道 格好良いミニクーパーで帰宅する同僚を見つけた。「俺も途中まで乗せて!」と吉祥寺まで乗せていただく。たった10分のドライブだが、社内であまり接点のなかった同僚と話すのは楽しかった。 先日は仕事終わりに古美術のドラマーとバッタリ会う。こういう予想してない出会いに驚く。今日あった出来事を聞いたり、突然の会話を楽しんだ。私の降りる最寄り駅まで短い時間だったが楽しかった。 吉祥寺で喫煙所に入ると、死んだはずのおじさんを発見、タバコを吸っていた。「あっ、、」と声が

    • モノと思い出

      昨日「フォロウィング」と言う映画を見た。 モノクロ映画の効果か張り詰めサスペンス。 節々でシンプルで余計なことが排除されてた。必要なだけのセリフが散りばめられていた。 映画中に泥棒が言う。鍵を開けて侵入した部屋、戸棚の引き出しを開け、思い出の箱を開け、他人の集めたモノに対して。 「人は好きなモノを集める。そして集めたモノに価値があると思う。しかし一旦所有してしまうと、どんな価値なのかだんだんと分からなくなっていくものだよ。人は、思い出やら、集めた紙屑に価値があると思ってい

      • 十輪寺ライブの後で話した

        たまに聞かれる。 「どこまでが即興で、どこまでが決まってることですか?」 そう、十輪寺。ライブが終わった後に、共演者のフルートを吹かれていた佐々木さんに話しかけられた。私もなんて答えようかと頭を捻ってみた。そしてこう言った。 「ぜ、、全部、全部即興です。曲も初めてやる曲だし、、歌詞もそのちょっと前に決めて歌ってます。ちょっと前というのは、1秒前とかです。思いつきです。委ねています。その時の一瞬の判断を重ねることでライブの時間をつくっています。それは他のメンバーも同じです

        • 物語の光の形とか色とかを覚えておく

          紙コップス「どっちらけの朝焼けに成す術もないよ~」紙コップスの歌詞が染みる。コーラス3音で突き抜ける。気持ち良すぎる。コーラスが決まった。天井に穴が開く。うお〜!紙コップスの素敵なところを思い出しながら聴いていた。全部の歌詞を追いかけることはできないけど、なんで音楽に乗せたらこんなにドラマチックになるんだろう。風景がジワジワと滲んできて時折、瞬間でスパンと飛翔する。いいな〜と思った。集中した。集中しすぎて見た。3人のエナジーをガッチリ受け取った。 しょうにゅうどういつ聴いて

        2024年6月

        マガジン

        • ぱらぱる 2021年12月号「パラレル」
          4本
        • ぱらぱる 2021年10月号「ラジオ!」
          5本
        • ぱらぱる 2021年11月号「一緒にいるということ」
          3本
        • ぱらぱる 2021年4月号「雨」
          10本
        • ぱらぱる 2021年6月号「台所」
          6本
        • ぱらぱる 7月号「夏の自由研究」
          3本

        記事

          年を越す

          2024年。今年は実家のある岡山に帰った。 2023年12月31日祈る行為について 12月31日の朝早い新幹線で帰宅。新幹線の中でPCを持って色々作業しているとあっという間に岡山に到着した。帰省して、墓参り、仏さま(ウチでは仏壇をこう呼ぶ)に線香、神棚にお餅、神に祈ることが多い。お墓の前で手を合わせ、仏さまの前で線香を立てチ〜ンとおりんを鳴らし手を合わせる。子供の頃は意味はわからずとも日常の中にあったので、あまり意識していなかったが、こうやって一瞬でも神や仏との時間を持つ

          2023年M-1グランプリの感想

          雑誌、週刊誌を読んで自分は何が面白いかなっていうのを探る。探った後は単行本を買ったり他の作品に触れたりする。(最近マンガは読んでないけど) この感覚に近い。お笑いの人たちが一挙に見れるM 1グランプ。敗者復活戦、決勝戦。たまにX(twitter)で流れてくる予選の動画をたまに見たりもしたが、全部追えてないので賞レースに勝ち上がった人たちを楽しませていただいてます。 今回、個人的に、気づいたのは笑いのツボとか好きなところは人それぞれ違っている。相対的に優れているとか、メディア

          2023年M-1グランプリの感想

          怒涛の2023年の振り返り

          2023.1.1(日) 初日の出 初日の出を見る。よしやったるで! 2023.1.5(日)水戸芸術館。中﨑透さん水戸芸術館。見た後は大学の同級生に会って珈琲を奢ってもらう喜び。最高だった。水戸は遠いですね。 2023.1.22(日)古美術ライブ 蒲郡で行われた古美術アコースティック編成のライブ。帰り道に、自分のスマホが表示する乗換案内を無視して(30分後に出るひかりには乗らず)新幹線こだまに飛び乗り、ことあるごとに抜かされた。ライブをやったご褒美に買ったビールとポテロン

          怒涛の2023年の振り返り

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          カレールーが美味すぎて2022

          カレールーが美味すぎて2022

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          背水の陣のスパイスカレー

          背水の陣スパイスカレー 何度も何度もトライしてははいまいちのスパイスカレーを作り続けること数年。お店で食べた感動を家で体感したいという執念実らず。レシピ本を買っては、試してみた。まあまあ美味しい、、、か?ってカレーはできるものの、何かが違う。結局いまいちのカレー。感想は「コクがない。薄い。スープというかお湯?火が通りきってない。スパイスが主張してるだけで美味しくない」等の結果が続く。最悪焦げている味に至ってはどうしようもない。本当に何何度も失敗した。結局のところ味が足りない

          背水の陣のスパイスカレー

          ドイツから帰ってきて3日目の内田翼と座談会 その2(終)

          その1はこちら ドイツに行って変わったこと 黒岡:内田くんは、ドイツに行って猛烈に変わって帰ってくるかも、、とか思ってたけど、、実際どうすか? 内田:ドイツと日本を比べたらドイツのいいところしか見えなくて「帰りたくなくなるかな~」と思ってたんですけど、まあ、帰ってきました。 黒岡:へーそうなんだ 松村:へ~ 内田:帰ってきてみたら日本もそれほど悪くないなあって。住みやすいし、天気いいし、太陽出てるし。スッと生活に入っていけたという。結局、何も変わらないっていう 黒岡:どっ

          ドイツから帰ってきて3日目の内田翼と座談会 その2(終)

          ドイツから帰ってきて3日目の内田翼と座談会 その1

          仕事の関係で6ヶ月間ドイツに行っていた内田翼が帰ってきた 黒岡:おにぎりが高くなりましたよ 内田:聞きました140円とか150円とか 黒岡:もうちょい高くなりました 内田:へーそうなんですね 内田:あ。これ、ドイツ土産です。チョコレート、レモンキャンディー、豆腐か、大豆でできたビーガンソーセージ 松村:ありがとう 黒岡:ありがとう!これは山登りした時にいいかも。飴を早速いただきます。え〜と、、内田くんはいつ帰ってきたんだっけ? 内田:3日前に帰ってきました。ちょっとだけ時

          ドイツから帰ってきて3日目の内田翼と座談会 その1

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          ふーアーゆー展示風景

          ふーアーゆー展示風景

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          ふーアーゆー展 〜カラーコーンの歌〜

          「ふーアーゆー」展が終。 搬入、オープニングイベントを終え帰り道、「我ここに来た」と「予想よりも高いぞ」という驚きの二つの気持ちが入り混じっていた。あとの事やこぼして拾えなかった事には目もくれず走った。 「ふーアーゆー」展 「お前、美しい」「綺麗な顔してる」「あなた、、残酷な顔」「ファニーな雰囲気」綺麗なコーン、形の変わった珍しいコーン、ええ味出してるコーン、年季の入ったコーン。それらと出会うと興奮するようになった。2体で並んでると「夫婦か?双子か?親子か?」と想像し、

          ふーアーゆー展 〜カラーコーンの歌〜

          「重力にあらがう」を終えて

          「大作ですね」各務さんに終わった後で言われた。なんと嬉しいお言葉だろうか。 どれだけ作り込めるか、劇、、を実際に作るのは初だったのもあって、かなりおっかなビックリしながらも締め上げていった。達さんと打ち合わせもビシビシ詰めていって。登場人物のセリフに言霊を乗せるためには、リアリティが必要だし、そうじゃないと見てもらってる人にストーリーを感じてもらえないと思ってるので、自分で納得した「これええでしょう」って物語にしないといかん!と思っては練っては仕上げていった。「これは無理矢理

          「重力にあらがう」を終えて

          展覧会の前の炎

          9月26日(火) 予感だけで燃やす 突っ走っている。 時空が歪みそう。時を超えてギターの音がダイレクトに響いてくる。言葉が出てくる。頭がショートしそうな煙が出そうな、ああ。居心地がいいようなキリキリマイのような。 ここ数年で一番真剣なくらい家であれやこれや着手している。 劇の打ち合わせをして、終わって「よしOKこの感じで行こう!」となってもまだまだやることがある。詰まっている。濃密だ。全力だ。走り切るしかない。 10月が明けたら少しは楽になるだろうか知らんが、とにかく進んで

          展覧会の前の炎

          あだち麗三郎さんと旅について語る

          黒岡:DVD見ました。その中でも「音楽のこと、今後どうしようかな~」って悩んでた時、四国に行った時に「音楽やろう」と思ったシーンが好きだったな。 あだ:うん、うん 黒岡:あだちゃんは、前にキューバに行った時をまとめた本(キューバ旅行記「野良犬たちはみな踊る」)を読んだ時も思ったけど、日常の自分とは、別の場所に行って、何かを獲得して帰ると共に自分を再認識するみたいな要素を感じたよね。 どういう経緯で行ったか詳しく知らないけど、なんか思ってるから行けるというか、、多分そこに行

          あだち麗三郎さんと旅について語る