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物語の光の形とか色とかを覚えておく

紙コップス

「どっちらけの朝焼けに成す術もないよ~」紙コップスの歌詞が染みる。コーラス3音で突き抜ける。気持ち良すぎる。コーラスが決まった。天井に穴が開く。うお〜!紙コップスの素敵なところを思い出しながら聴いていた。全部の歌詞を追いかけることはできないけど、なんで音楽に乗せたらこんなにドラマチックになるんだろう。風景がジワジワと滲んできて時折、瞬間でスパンと飛翔する。いいな〜と思った。集中した。集中しすぎて見た。3人のエナジーをガッチリ受け取った。

しょうにゅうどう

いつ聴いてもウットリしてしまう。音が溶けていく。地球に、空中に。歌詞を覚えているからついつい一緒に歌いたくなる。ハミングできるほどの実力はないけど、河合さんのところで歌うか、さゆりさんのところで歌うか、コーラスのどっちをとっても美しい。「ああ~いいなあ」聞き惚れていた。ちょうどハポンの上からガタガタと鉄道の音が。それさえもコントロールしているかのように完全な音楽に聞こえた。集中して聴きすぎた。いいっすね!

黒岡まさひろfunk soul brothers

始まる前から気持ちが良い空気でした。ありがとうございました~!ライブから「ついつい近寄る」。この日しか生まれないものだったのでupしました。ピカソの数だけ布団があったら枕の数だけピカソがいるのね。


生きる希望みたいなもの


名古屋に向かう途中、後部座席で寝てて起きたら日の出だった


雲とか煙の中に入った時に見える光の筋。言葉で紡がれた光が見える。どこからか引っ張ってきた繋がったメロディーとコード。
その一瞬だけ光った筋が見えた瞬間にそいつをスパッと切り抜いていく。どこかにメモしていく。曲を作る時。ライブ中は瞬間的に取り出してるから鮮度が良い。
切り抜いた後は、モミモミしてメンバーと共にほぐしていく。いろんなアイデアが詰まった曲たち。ライブ中は一瞬でどうするかやりとりする。いいのも悪いものわからない。身を投じていく。個人的な体験が誰かのものに変わっていく瞬間にそれは伝わると思う。

外に出る。誰かと自分の持っている物語を重ね合わせたりする。たまに同じような感覚を持っている人と出会えたら「そうだよね」と分かち合う。それが違っても「ヘ〜そんな見方もあるのか」と発見する。それはとても面白い。学ぶというか楽しい。

自分でも日常からすっぱ抜くけど、誰かの物語の中に勇気をもらったり、生きる希望を見出したりできる。

このイベントの中ではそんなことを強く思った。それはお金に代え難いものであり、こういうのが続く生活がいいなぁと思い願う。しょうにゅうどうと紙コップス、そして会場にいてくれた皆さん、いつもいつも温かい眼差しのハポンの皆さんありがとう。

名古屋で感じた物語の光の形とか色とかを覚えておく。そりゃ生きる希望みたいなものだなぁ。


朝、時間があったのでブラジルコーヒー一番のり


しょうにゅうどう、紙コップス、黒岡まさひろfunk soul brothers

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