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アイルランド旅行記1(国立美術館National Gallery of Ireland、ロック・オブ・キャッシェルRock of Cashel編)

2017年の夏、私は1人アイルランドへ旅に出ました。
滞在したのはダブリンで、一番の目的はキャッシェルの街にあるロック・オブ・キャッシェルという大きな教会の廃墟と、アラン諸島にあるイニシュモア島。
数年前の事ですが、訪れた場所や旅行情報を書いていきます。もしアイルランド旅行に興味のある方はご覧ください。
今回はアイルランド国立美術館とキャッシェルの街に行った時の事です。

アイルランド国立美術館(National Gallary of Ireland)

ダブリンにあるアイルランド国立美術館は入館料がかかりません。休館日も無いので予定に組み入れやすいです。場所も市内の有名な大通りオコンネルストリート(O'Connell Street)から歩いていける距離にあります。
14世紀〜現代の芸術作品を展示しており、館内も広く内容も盛り沢山です。
有名な画家だとスペインのエステバン・ムリーリョやフランシスコ・デ・スルバラン、パブロ・ピカソ。フランスのジャン・オノレ・フラゴナールやギュスターヴ・クールベ。
イタリアのフラ・アンジェリコ、ピエトロ・ペルジーノの作品などがあります。
また、アイルランドの挿絵画家ハリー・クラークのステンドグラス作品もありました。
芸術に関心のある方にはぜひお勧めしたい美術館です。
好き過ぎて私は滞在中2回行きました。
近くにはアイルランドの名門、ダブリン大学トリニティ・カレッジがあります(8世紀の写本「ケルズの書」を展示、映画ハリー・ポッターのロケ地でもあります)。


ロック・オブ・キャッシェル(Rock of Cashel)

ダブリンからバスで2時間程度の街、キャッシェルにある遺跡です。
4世紀頃から12世紀初頭まではアイルランド南西部を治めていたマンスター王国の城、のちに教会となり17世紀にイングランドのオリバー・クロムウェルが侵略してきた事により廃墟化。
地元ではアイルランドの聖人パトリキウスを見た悪魔が驚いて落とした岩と言われているそうです。
この場所については沢山の旅行関連サイトが情報を載せているので、ぜひチェックしてみてください。


ロック・オブ・キャッシェルから歩いて行ける距離(女性で20〜30分程度?)にホア修道院(Hore Abbey)の廃墟があります。ただし何もない場所を歩いて行くのでグーグルマップ必須でした。
こちらは13世紀に建てられたシトー派修道院で、16世紀にカトリック信仰が禁止されたため解散し放棄されたとのこと。
あまりアクセスが良くないせいか人が少ないのでゆっくり見学できます。

静かで、雨空が良く似合う場所です。歩いていると放牧されている羊がまったりと過ごしているのが見えます。
こういう風景を心の中に作っておきたいものです。

可愛いワンちゃんが飼い主の女性とトレーニングをしていました。

ダブリンからキャッシェルへの行き方

バスが一番使いやすいと思います。
ダブリンからキャッシェルは高速バスで片道2時間ほどでした。
私が使ったのはBus Eireannです。
キャッシェルの停留所はいくつかありますが、「Cashel (Main Street The Bakehouse)」が一番分かりやすいと思います。
このメインストリートにある「Cashel Heritage Centre & Tourist Information」にお手洗いがあります。黄色の建物です。
他に公衆のお手洗いは無いようですのでお気を付けください。


何故かBus Eireannの公式サイトが埋込できなかったので、Facebookのリンクで失礼します。プロフィールから公式サイトへ飛んでください。↓


キャッシェルの街は本当に小さく、小さなお土産屋さんやB&Bとカフェ、スーパーがある程度です。エンターテイメント施設や、時間潰しになるような場所がほとんどありません。
バスの時間にゆとりを持ち過ぎると手持ち無沙汰、持たな過ぎるとせっかく来たのに忙しないです。
余裕がある方はB&Bに宿泊してのんびり過ごし、翌日のバスでダブリンに戻るのもいいかもしれません。
また住宅街でもあるので(本当に住宅街の丘の上にあります)念のため、観光される際はお住まいの方の迷惑にならないように気をつけた方がいいですね。

次回はダブリン市内で訪れた場所についてです。
また来週更新しますので、よろしければフォローしてくださると嬉しいです。

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