現役東大院生3人が書いた 受験の教科書 ~学生編~①

くろまあくと

人は誰だって思いたい

才能があるやつには負けたって仕方ない

努力しても才能のあるやつにはかなわないって

人はいつだって探している

努力しなかった言い訳を

努力しない言い訳を

でも

ほんとうはみんな分かっているのだ

才能なんて存在しないことを

一流の人たちが誰よりも努力していることを

みんな、気づかないように必死に努力しているのだ

才能なんて、言い訳が大好きな人間が考えた言葉にすぎない

断言しよう

これらに目を背けずきちんと直視できたとき

努力しない言い訳を探すのをやめたとき

人生は好転する

夢はかなう

誰でも志望校に合格できる

本書は、そのためのちょっとしたお手伝い・・・

現役東大院生3人が書いた
決定版! 受験の教科書 ~学生編~
(*2017年5月5日 子供編から学生編に題名を変更しました)

0.目次
 1.はじめに
 2.誰も教えてくれなかった受験の真実
 3.上位0.1%の勉強の共通点
4.さいごに
 5.あとがき

1.はじめに
 本書は「現役東大院生3人が書いた 絶対に目標を達成するための3つの目標設定テクニック」「現役東大院生3人が書いた すぐに実践できる!勉強の質を3倍にする3つのテクニック」「現役東大院生3人が書いた 誰でもすぐに 頭の回転が3倍速くなる3つのテクニック」の続きで「決定版!受験の教科書~親・指導者編~」と並び4、5作目にあたります。
(親・指導者編は5月に出版しました)

 とはいっても、前編、後編のような形ではなくそれぞれ独立して完結しているため、どれか1つを読むだけでも、大変満足していただける作品だと自負しております。

 さあ、冒頭でもお話ししたように受験なんてものは誰だって志望校に合格できます。

 学校の先生も親も、誰もそのことを教えてくれません。

 TVを見てても同様です。TVに出てくる一般の人の東大生、京大生などはどこか普通とは違う人を「わざと」集めているように思います。
 世間が持っている 勉強できる人はメガネをかけていてインドアな性格 
 東大生は、勉強するためになにかを犠牲にしてきた人。もっとザックリいうならば、顔はブサイクでコミュ障。見た目に気を使わない。だって勉強しかやってこなかったでしょ。

 こういうのです。

 勉強しなかったことを正当化するために。

 自分が安心するために。

 自分と同じ土俵に落とすために。

 天は二物を与えず。この言葉は嘘です。

 実際に天に二物も三物も与えられたような、イケメンでスポーツも万能な東大生や、美人で教養があり性格も良い東大生はいくらでも存在します。

 二流の人は、自分より優れた部分をもっている人を見つけると、自分より劣った部分を必死になって探します。

 それで安心する。

 努力しない言い訳にする。

 それでもいいという方は本書を読むのははここまでで結構です。

 それはそれで、幸せな人生を送れると思います。
 
 自分はなにもせず、他人を批判して喜んでいるだけでいいのですから。

 ただ、天に二物も三物も与えられたような人に少しでもなりたいと思ったならば、ぜひ最後まで本書を読んでください。

 そして知識で終わらせないこと。

 
 そうすれば、理想のあなたに近づけます。

 そうすれば、必ず志望校に合格できます。

 さて、私の著書をいつも読んでくださっている方には耳にタコができるような話になってしまいますが、重要なことなので何度も言わさせていただきます。
  

 皆さまに知っておいてもらいたいことがあります。

 勉強は才能ではありません。テクニックを知っているか知らないかなのです。

 私たちが東京大学に入れたのも、生まれながら勉強の才能があったからでも、人一倍努力したからでもありません。

 「運」です。

 学校では教わらない、勉強以外の勉強に対する知識、例えば、目標設定テクニックやモチベーション維持、勉強に対する姿勢、スケジュール作成など、たまたま知る機会があっただけなのです。

 自分で考えた部分もありますが、基礎はやはり「運よく知った」だけです。

 勉強が得意な人と苦手な人の違いはこの程度しかありません。

 基本的には「出会い」です。これは人や本、ウェブページなどあらゆるものとの出会いのことです。

 本書も、あなたにとって素晴らしい「出会い」となるように心を込めて執筆いたしました。
 
 もしも読者が学生ならば本書を読むことで、おそらく志望校に入れるでしょう。
 
 もしも社会人の方ならば、英語や資格の勉強等がいままでよりはるかにはかどることは間違いないと思います。

 
 途中で飽きることなく、最後まで読んでいただけるように、なるべく無駄な言葉を省いて、シンプルで分かりやい本に仕上げました。

 そのためボリュームとしては他書と比べると少しライトなものになります。
 
 しかし、本書は、要点をまとめ、読むだけで知識を吸収しやすく、すぐに実践で生かせる様々な工夫を行っています。
 なので普段本をあまり読まない人でもすらすら読めるはずです。

 「空いた時間にパッと読めるが、読了感が高くすぐに実践できる本」これが私たちの目標です。
 
 本書を読み、気に入っていただけたら是非筆者の他の本も読んでみてください。そしてなるべく多くの方に紹介してほしい。
 
 という無駄な一文を書いてしまったところで、読者様の貴重な時間をいただいているのです。早速本文に入っていきたいと思います。

2.誰も教えてくれなかった受験の真実

 世間一般に出回っている常識や思い込みというのは本当に多いものです。
 まさにそれこそが人類2000年の歴史です。

 受験においても同様です。

 ただし、受験ではこの思い込みが命取りになります。
 

 勉強は才能ではなくテクニック。
 
 これも、だれも教えてくれなかった受験の真実の一つです。

 実は、ほかにもたくさんあります。

 受験は、そのことに気付いた人からうまくいくようになっているのです。

 おそらく、これからも誰も教えてくれない、本書を読むことでしか手に入らない真実ばかりです。

 誰にでもわかりやすく、そして重要なことだけをまとめています。

 1つ読むごとに合格する確率が大幅に上がります。

 冗談ではありません。
 
 本気です。

 さて、

 準備はよろしいでしょうか?

 成績をはるかに上げる覚悟はできていますか?

 受験の真実を7つ、ご紹介いたします。

1.本当に入りたい第一志望は、ランクを下げた第二志望よりカンタンに受かる

 いまのあなたの第一志望はどんな学校ですか?

 自分がこの学校が第一志望だ!とおもった瞬間をおぼえているでしょうか。

 本当に行きたいと心から思う学校はみんなといるときに出てくるものではありません。一人のときに、どうしても気になってしまう、その学校にいる自分を想像してついにやにやしてしまうような学校です。

 もし、

 「周りがみんなそこに行くから」

 「学校の先生に勧められたから」

 このような、なんとなくの理由で決めたのならもう一度自分と向き合ってみる時間を取ってみてください。

 多くの人は「自分の学力で入れる学校」から第一志望を選びます。

 それはもはや第一志望とは言いません。

 ランクを下げた第二志望。

 それでも、ランクを下げることで周りを安心させることはできるでしょう。

 自分を偽ることで周囲から浮かなくてすむでしょう。

 「あいつの第一志望○○らしいよ」

 「よくそんなこと言えたよな。うかるわけないじゃん」

 「無謀だよね」

 周りから陰口をたたかれることもないでしょう。

 でも本当は、悪口を言う人たちはあなたをうらやましいと思っているのです。

 自分には恥ずかしくて言えないから。

 勇気がなくて決断できなかったから。

 もしかしたら、学校の先生や親に反対されるかもしれません。

 「うちの学校から○○大学に入れた人なんていないんだよ」

 関係ありません。

 前例がないならあなたがそれを作ってしまえばいいだけのことです。

 志望校を決めるのなら、学校の偏差値や自分の学力はいったんわきに置いておきましょう。
 そのうえで、純粋に入りたい学校を選ぶのです。

 もしあなたが天才だったら。

 どんな学校にも入れる学力を持っているとしたら。

 あなたはどの学校を選びますか?

 本当に入りたい第一志望は、ランクを下げた第二志望よりカンタンに受かる

 これが誰も教えてくれない真実です。

 自分の持っている常識を捨てたとき。

 自分の殻を破って本気の決断をしたとき。

 今までの何倍ものパワーを発揮できるでしょう。

 本当は望んでいない第二志望を目指しているときの比ではありません。

 勉強に頭の良さなんて関係ありません。

 あったとしても1割程度。

 残りの9割はあなたの気持ちです。

 好きなことは1日中続けられるけど嫌いなことは10分で飽きてしまう。

 その差なのです。

 あなたは「第一志望を本気で目指す側」と「それを批判する側」

 どちらになりたいですか?

2.受験でさらりとうまくいくやつは、少なくとも一度はその受験を経験している

 前もって受験を一度経験することができたのなら・・・

 あなたも合格する確信をもつことができるでしょう。
 
 これはどういうことなのか。説明していきましょう。

 一回目と二回目。どちらがうまくできるでしょうか。

 料理、ゲーム、電車の乗り換え、逆上がりなど。なんでもかまいません。

 一度経験していることで二度目はもっと上手になりますよね。

 その差は歴然。
 
 そして、受験も同じです。
 
 おそらく受験に失敗した人はこう思うでしょう。

 「一年前に戻れたらこんどは絶対受かる」

 もちろん時間をさかのぼることなんてできません。

 でも、あらかじめ経験できるのです。

 というより、勉強できる人はみんな経験しています。
 
 少なくとも一度はその受験を経験しているというのは実際にその試験を受けたわけでも浪人しているわけでもありません。

 過去に受けた人たちから学んでいるのです。

 経験を。

 知識を。

 受験において、自分の理想の人を探すことはあまり難しいことではありません。

 集中するためのテクニック、使用した参考書、勉強時間、勉強場所、勉強法など。

 集められるだけ情報を集めることをお勧めします。

 そして、本当に優秀な人というのは、これらの情報をもとに受験までの理想的な道筋をイメージしています。

 まさに受験を1年先取りで経験しているようなものです。

 もちろん、常に新しい情報を仕入れることは忘れません。

 そのたびにさらに理想的に軌道修正していきます。

 
 みなさんもこんな経験があると思います。

 「もっとはやく勉強しておけばよかった」

 試験前日になってそう思ってももう遅いでしょう。

 
 情報を収集して学べる人は、受験当日にもっと勉強すればよかったなんて後悔することはありません。

 そのとき勉強しないことでそうなる未来を想像していたから。

 過去の先輩から学んでいたから。

 実際に経験したわけではありませんが、頭のなかでは経験していたのです。
 

 あなたが今、焦りや不安を感じているものがあるのなら、その理由はすべて同じです。

 経験不足です。

 情報不足です。

 想像不足です。

 あなたの周りを少し観察してみてください。

 同じ立場のはずなのに常に落ち着いている人。

 不必要な情報に惑わされない人。

 周りの一挙一動に動揺しない人。

 こんな人がいるはずです。

 おそらく理想の道筋はすでに見えている状態なのでしょう。

 一度、必死になって情報をかき集めてみてください。

 あなたの経験したいことを、過去に経験している人はたくさんいると思います。

 受験ならなおさら。

 せっかく解の一つがあるのにそれの情報を仕入れないまま初めての状態で挑戦するのはもったいなさすぎます。

 その人があなたの一回目の経験になるのです。

 そして、できることなら何度でも経験してください。

 必ず、共通点があるはずです。

 スポーツできる人の共通点。もてる人の共通点。仕事ができる人の共通点。

 そして、勉強ができる人の共通点。

 この共通点を見つけることができたのなら、あなたの目標は達成したも同然です。

 受験でさらりとうまくいくやつは、少なくとも一度はその受験を経験している

 これが真実です。

 そして、単純明快。

 受験が心配。合格できるか不安。

 大丈夫です。

 一回目で自信がないのなら、何度も経験すればいいだけのことなのです。

 
 

3.参考書は1週目こそ最もテキトーに終わらせなければいけない

 何を言っているかわかりますか?

 これだけで「なるほど」と思った方。

 周りからよく、頭がいいと言われませんか?

 普段から人一倍頭を働かせている証拠です。

 どういうことか、見ていきましょう。

 あなたの嫌いな教科を思い浮かべてください。

 もちろん、無いに超したことはありません。

 その教科の教科書や参考書。最初から最後まで終わらせたことがあるでしょうか。

 当然、一週目というのは最もわからない状態です。

 これが2周目、3周目となってくると、

 「この本たくさん勉強したなぁ」
 
 という感覚になってくるでしょう。

 わかることがいっぱいあって、1周あたりの時間もどんどん短くなっていく。

 だからどんどん楽しくなっていく。

 まさに典型的な好循環です。

 
 ただ、問題なのが9割の人はこの好循環になる前に嫌になってやめてしまうということです。

 これを解決する方法。

 それが


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