【僕の心のヤバイやつ】「底辺を見下す目」は山田の基本戦略
SNS禁止7日目。最終日!!
そんな僕は「早くXが見たい!」。
これは「何の意味もなくXを徘徊したい」ということではない。
昨日か一昨日か、とりあえず最近『僕の心のヤバイやつ』というマンガを読み始めたので、それ関連の情報を集めたいのだ。
『僕の心のヤバイやつ』おもしろいね。
本屋のマンガコーナーで、なぜか目を惹かれる表紙だったのは覚えているけれど、読むことはなかった。
なぜかって最序盤が読んでてキツいから。
主人公の市川が「中二病」っていう設定なんだよね。
それが読んでてキツい。
でもね、マンガを幾ばくか読んで来ての経験則が僕に告げるのだ。
「序盤『読めない』と思ったマンガはハマる」ってね。
最初から最後までをシミュレーションして描き出すマンガは最初からおもしろい(僕は『ヒロアカ』をイメージしてる)。
だけど「創作」というものに触れてきて、「最初から最後までを想定できている作品」を作り出すことの”難しさ”と”希少性”というものは痛感している。
だから「こうしたい」というものだけを決めて、そこに繋がる道筋を模索しながら描いていく作品も数多くある。
というかそもそも「日常」を描く作品に全部が決まってる方が稀な気がする。
まぁ一応「ラブコメ」ではあるので、「付き合う」なり「結婚する」なりのゴールはあるだろうけどね。
そんなつまらない考察はいいのだ。
『僕の心のヤバイやつ』がおもしろい。
そこで今回は「山田が市川に向けた”底辺を見下す目”」の話をしていく。
たしか岡田斗司夫さんだったと思うけど、「男子は学生時代、女子から精神的レイプをされる」という話がある。
市川が山田から受けたとされる「底辺を見下す目」もその一例に入る。
思春期に突入した男子の「よこしまな感情」と、今までそんなこと無かったじゃん!と言わんばかりの「理性」のぶつかり合い。
戦いというものには機運があり、「よこしまな感情」が優勢な時もあれば「理性」が優勢な時もある。
そこで女子の嗅覚なのか危機察知能力なのかはわからないけど、鋭い感覚が男子の「よこしまな感情」有利の時に反応する。
そこで放たれるのが「キモッ」という声が聞こえるような、冷たく虫けらを見るような目。
ここで男子の多くは敗走するように虚構へ逃げるのだ。
と、ここまでは市川への同情で話をしてきた。
だけど山田には山田の言い分がある。
僕ら読者は、そこら辺を俯瞰できるのが「マンガを読む」ことのおもしろさだよね。
山田は美人である。
顔がよく、性格も明るく、「ほんとに中学生か?」と言いたくなるほどスタイルがいい。
「もう少しで身長172センチ」みたいな描写があったと思うが、男性の平均身長くらいあるのである。
そのくらい美人であると、いわゆる「ナンパ」というものは日常茶飯事で、正直「鬱陶しい」日常なのだと思う。
僕が「ブサイクは世知辛いよな」と思うように、面のいい人にも「世知辛さ」はあるのだということを『推しの子』で習った。
だから山田は基本、他人に無愛想なのである。
渋谷でのデート回(45話)、ハチ公前にいる山田を見つけたはいいものの話しかけられない市川。
山田の周りをウロウロしていると、山田は不快感満載の視線を向ける。
このシーンで山田の「他人への無愛想さ」がわかる。
1話で山田に「底辺を見下す目」をされた市川は、山田にとってはナンパ野郎と変わらない「鬱陶しい存在」だったのだろう。
そりゃあ、人からジロジロ見られるのが日常なのだから鬱陶しくもなる。
ただ、山田は関わりのある人には「優しい」というか「普通に接してくれる」のだ。
市川が「底辺を見下す目」をされたのは、接点のないクラスメイトという「他人」だったから。
そう考えると山田は最初から変わっていない。
変わったのは二人の関係性である。
今のところ「LINEマンガ」が一番『僕ヤバ』を読めると思う。
アニメもあるしね。
「学生時代にこんな恋愛をしてみたかった」
そんなありきたりなことを言ってみるけれど、どう考えても僕には無理である。
スペックが足りないのだ。
市川のような「中二病」は持っていたけれど、あんなにおおっぴらにする度胸は無かったし、女子の言ったことを覚えているようなできるやつでもない。
市川は「自信」を持てれば最強になる。
その「自信」を市川に授けるのが山田であってほしいね。
以上!くろだでした。
読んでくれてありがとうございました。
スキやコメント、フォローをよろしくお願いします。
ではまた👋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?