「おくれ毛で風を切れ」を読む
古賀さんの日記エッセイは2度目の出会いだった。1冊目の「ちょっと踊ったり、すぐにかけだす」を読んだときに、なんて、なんて生活の匂いがする日記なんだ!とぴょこんと飛び上がるくらい興奮した。家族の生活が一つの家を中心に回っている様子が目にうかぶ。
小さい子供がいる生活のエッセイはかず多くあれど、古賀さんのお子さんは中学生と高校生で、それなりに自分たちの意思も体も成長し、物理的に手がかかることが少なくなってくる時期だと思われる。そういった子どもたちとの生活というのは、いったいどの