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技術書典16に参加しました

ごきげんよう!mihohoiです。

今回も「もっちりソフト」として技術書典16に参加しています。オフラインは先週(5/26)に終了しましたが、オンラインは引き続き開催されていますので、ぜひ見てくださいね。

さて、弊サークル「もっちりソフト」では、同じ社内または元OBの方々とそれぞれが興味のある分野について愛を持って気づいたことや伝えたいことを1章ずつ書くというフリースタイルをとっています。いわゆる「ごった煮本」と呼ばれる本です。今回はチームが異なる人たちが色々と新規で参加してくれた結果、幅広いごった煮本となりました。このシリーズは「Azure MixBook」で本を出していて、今回が3回目になります。

また、さらに今回は JP (@07JP27)さんが先頭に立って「Takeoff into Azure」という本も同時に出しました。憧れの「新刊2冊あります」が言えた…!嬉しい…!

この「Takeoff into Azure」は、前回の技術書典15オフラインの時に、弊サークルに寄っていただいた方々からのリクエスト「興味があるけれど、Azureの知識がないんだよね」から始まりました。確かに周りを見渡せば他のクラウドは多いのだけどAzureに関しては少ない…。じゃあ作ってしまえばいいじゃない、というフットワークで作ったのがこの本です。ぜひこちらも宣伝させてください。Azure愛に溢れた、いや溢れすぎた素敵な本だと自負しています。表紙も構成も良すぎて今現在のAzure本の中でも唯一無二では?と思います。さすがJPさん、そこに痺れる憧れるぅ!

オフライン参加まで

オフラインで同時2冊新刊発売。これだけを聞くとなかなかチャレンジングだなと思った方、あなたは経験者ですね?私は大変だと思いませんでした、4月に入るまでは。

「Takeoff into Azure」については、スケジュール管理バッチリのJPさんがすでに12月から動かれていました。目次を作り、各章への担当者の振り分け、完成までのブランチ構成など…編集者かと思いました。ありがとうございます。それでもスケジュール通りには進みませんでした。各々通常の仕事もありつつ、ブログも書いたりしている人たちです。統一した本を複数人で書くということは、各人が持っている文章体系が異なるということです。それをうまくぼかしながら文章を書いていく必要があります。この辺りは、本当にうまくまとめられたなと、私は山形に足を向けて寝られない。おそらくJPさんがこの難しさについて、いずれnoteに書いてくれることを期待しています(期待してます!)。

私の役割はサークルの窓口です。申し込みからメンバーの管理、必要経費などなどをやっています。2月に入った頃、技術書典の申し込みをし一安心していました。…がこれが後から考えるとミステイクだったなと思いました。

申し込みで安心してた

技術書典の参加審査から開催までは2ヶ月ほどです。「2ヶ月?審査が通ってから書き始めれば余裕じゃん」とおおらかな気持ちでおりました。よくない。

今回は2冊、しかもどちらの本にも参加するメンバー(私含む)がいます。ということは、審査を待っていてはスケジュール的に厳しいことは自明です。印刷にも余裕を持たせることを考えると、実質1ヶ月しか書く期間はありません。おいこら、何が「余裕じゃん」だ。

新しく参加してくれるメンバーにもこの期間は本当に短い。打ち上げの際には土下座して謝りたい。次からは「申し込みをしたら即スケジュールを立てて書き始める」これに尽きます。

ちなみに3月は繁忙期です。ますます私何やってんだよ…と思いました。慌ててスケジュールをセットし、4月すぐに参加メンバーに対してスケジュールの提示と本の書き方やGitHubリポジトリについて共有しました。

おしりを叩き叩かれる

突然ですが、おしりを叩いたことはありますか?いえ、物理的なことではなくて「スケジュール締め日だよ!」というお知らせのことです。

大事なことは締切を守ることです。前々回のように割り増し料金まで辿りつきたくない…!

私は普段息子に「宿題やった?提出物はどう?」とおしりを叩きまくって叩きまくって…中学生になりましたがまだ言っています。それはいいのです。私は宿題をやらないし、提出物は本人が困ることなので、ただ言うだけです。

でも、技術書典で本を出すと言うことは、私も記事を書き上げる必要があるという事で、なんならお手本になるくらい華麗に1番のりで書き上げたいのです。

「Azure MixBook」を書くにあたり、まずは自分のおしりを自ら叩くということから始めました。4月は出会いと別れの季節です。入学式があり、保護者会があり、あれも足りないこれも足りない…とプライベートでも割とハードな1ヶ月でしたが、なんとか奮い立たせて書くことができました。このモチベーションは「技術書典が楽しい!本を書くのが楽しい!伝えたい!」があるからできることだと思います。ブログを書くモチベーションと似ています。おかげで割と早く書くことができ、安心して参加メンバーの書き上げた記事をレビューすることができました。まあ、レビューと言っても皆様凄腕・鬼つよ技術者なので、私としては誤字脱字や文章の表現くらいしか指摘することがなかったんですけど…ね。

そしてさすが熟練凄腕エンジニア、ちゃんと提示した無茶な締切にほぼ間に合わせていただきました。本当に感謝です。ありがとうございます。

魂の入稿

「Azure MixBook 24H1」と並行して進められてきた「Takeoff into Azure」の入稿見通しがついたのが5月GW明けです。400ページを超える本のため、いつも依頼している印刷会社さんでは受け付けられないことがわかりました。どこがいいのか、その前にどこがこの400ページを刷ってくれる印刷会社があるのか…JPさんと探す日々。ありがたくも京都に1件見つかり、しかも運送会社がヤマト運輸、技術書典オフライン会場に直接配送できる!ということで印刷会社が決まりました。

「スムーズに入稿は終わらない」弊サークルの格言です(そんな格言ありません)。ちゃんとダブルチェックをしても入稿は1回で終わりません。それを考慮した上での入稿日決定、3回目となれば自分のダメな部分はわかってきます。入稿が終わった後も毎日メールをチェックし、印刷会社さんからメールが来ていないかどうかを確認します。

と、技術書典開催1週間前にJPさんが出張で海外に旅立ちます。よし、私一人で準備するぞ(あらかた準備していただいたものを印刷するだけ)と意気込みして、オフライン開催準備を進めました。

幸いピンチになる場面はなく(一瞬焦ったことはあった)当日の朝を迎えられました。

オフライン開催!

待ちに待った技術書典16オフラインです。もう朝からソワソワします。忘れ物がないか念の為キャリーバックの見直し、ガラガラと引いて電車に乗りメンバーと集合します。

一番怖いのは当日に本がちゃんと届いていること。全て依頼した通りに進んでいるのですが、やはり実物を見ないと心配ですよね。それも入場すると届いていることが確認できてほっと一安心。ただ、400ページあったため14個口で来ていたのは想定外…改めて本を取り出してみると分厚い…これって普通の技術本以上に分厚い。割り当てられたスペースほぼいっぱいにダンボールが積み重なり、足が伸ばせない。でも本に囲まれて幸せ…そんな気持ちで準備を進めました。


引くほど分厚いAzure入門本。キャッチコピーは「本もあなたも自立します」

オフラインは今回で3回目とはいえ、毎回少しずつアップデートを重ねているため、スペースの作成は気合が入ります。今回はダンボールの本立てを用意し、季刊誌も一緒に本を立てかけられるようにしました。今まで販売していた本たちも十分に用意し、11時に開場しました。

設置準備が完了したところ

開場後はいろんな方が次々とブースに寄っていただ来ました。「これ、必要なやつじゃん」とか「分厚い!」などなどさまざまな感想を言っていただいて、非常に嬉しかったです。季刊誌も入門本もどちらとも手に取ってみていただいている時は、「今、読んでもらっている!!」と一作者として歓喜いっぱいの気持ちでした。

「Takeoff into Azure」は完売、「Azure MixBook」も好評で、終わる頃には足元にたくさんあったダンボールがほとんどなくなってしまいました。閉場の合図後、嬉しさの余韻が残るとともに足がむくんでいることに気づき、よたよたとしながら片付けをしました。

※次の日有休にしなかった自分を恨む…

おわりに

まだまだ技術書典は開催中です!電子版のみではありますが、「Azure MixBook 」も「Takeoff into Azure」 もあります!ぜひみていってください!

そして「Azure MixBook」の方は技術書典終了後、Booth にて在庫の物理本を出すことを検討中です。

技術書典では、ここでしか吸えない空気と楽しさがあります。次回も参加したいな!!最後に、技術書典の運営メンバーの方々、ありがとうございます。この機会があることで、楽しい技術交流とモチベーションが上がります。

また、いろんな機会でお会いしましょう!mihohoiでした!

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