当時の、借りられなくて諦めていた自分へのご褒美
12月4日(月)
なんとなくぐっすり眠れなかった朝を迎えて、今日が朝から出社だと気づいた。いつもは少し早く起きて支度をするのに、あまりにも寝たりなくて家を出るのが少し遅れたら通勤ラッシュもピークだった。
後で睡眠計測アプリを見ると、45分くらいしか深い睡眠ができなかったらしい。ぐっすり眠れたなと思う日は3時間近く深い睡眠時間が計測されるので、これはよくないなと少し意識高めに今日の夜への睡眠について思う。通勤ラッシュ時の電車の中では激混みなので、座れる確率は少ない。覚悟をしながら山手線に乗る。座れたら寝よう、と思っていても結局最寄り駅の2駅前くらいで座ったので、諦めた。
駅に着いた。1ヶ月ぶりの出社だったので、パリッとした気持ちでエレベータに乗り込む。いくつか会議をし、午後からは場所を変えて再び仕事した。
合間にスマートフォンを見ると、息子の学校から帰宅した記録や、塾へ向かったログなどが確認できた。塾へ出発する時間になってもログが動かないのでハラハラしたけれど、ぶじに向かったようだ。塾へは1人で自転車をこいで行くので、いつも「無事につきますように」と祈っている。
家に帰宅したところ、頼んでおいた「日本の歴史漫画セット」が届いていたので、うきうきしながら段ボールカッターを使って開けた。飾ってあったら喜ぶだろうと思い、片付けてくれていたスペースに設置する。
先週、「このスペースをキレイにしておいたら(おもちゃがおいてある)ここに日本の歴史漫画がおける」と言ったことを覚えていたらしく、休日にすごい勢いで片付けていた。
いつもよりも3倍くらい速いスピードだった。いつもキレイにしてくれればいいのにと、思わないこともないけれど、目的がなくキレイにしたい思いで片付けるなんて大人でもやらない(少なくとも、わたしは)ので、しょうがないよねぇという気持ちで購入していた日本の歴史漫画セットはどやどやと輝いていた。
ここ数年の日本の歴史漫画の表紙は、よく読んでいた漫画家さんが書かれていたりして大人も見ていて非常に楽しい。懐かしいなぁ、絵柄がまた素敵になってて、、、などなど再びその漫画を手に取りたくなる気持ちがわいてくる。
私は元々歴史が好きなので、読んでいてもまた非常に楽しいし勉強になる。私が子供の頃では、歴史漫画は学校の図書室に必ずあったものだが、やはり非常に人気で読みたい巻が借りられていて読めなくて飛ばして読む、のようなことが頻繁に起きていた。
「買える」ということも知らなかったし(本屋においていない)、それ以外にも読みたい本があってそこまで情熱的に毎回チェックしに入っていなかったけれども、今現在読み直していると、そういう昔の時の空気の記憶が漠然と思い出てくるのでなんともいえないノスタルジーな気持ちになった。
今回購入した理由として、当時の借りられなくて諦めていた自分へのご褒美的な意味合いも少し含んでいたのは子供には内緒だ。
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