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働く哲学

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仕事や働き方に関する考え方についてまとめています。少しオールドタイプ的な考え方も知れませんが極力普遍的なことを書いています。
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#仕事

仕事や組織は肥大する? パーキンソンの法則について

英国の海軍歴史学者であり政治学者でもあるシリル・ノースコート・パーキンソン(1909-1993)…

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完璧は求めなくても良い

一仕事を終えたときに「よし、これで完璧!」とついこんな言葉を発してしまうときは誰にでもあ…

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人に仕事を任せるときに大切なこと

『こころのウイルス』(英治出版)という本を書いたドナルド・ロフランド氏によると、人間は基…

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ビジネスにおける非凡と平凡の分岐点

ビジネスにおいてプロフェッショナルとは一体何を指すのか。 ビジネスコンサルタントというの…

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組織で働くコトと自分を磨くコト

知的怠慢とは、自らの成長を放棄することだ。 この様な人が増えていくと組織は活力を失う。こ…

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組織は無能な人がポストを占めて安定するという法則

先日のnoteで述べた“ピーターの法則”とは、カルフォルニア大学の教育学者ローレンス・ピータ…

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人と人の間にある大切なもの

中国の思想家である老子が残した言葉の中に「無用の用」という言葉がある。 これは一見無駄にしか思えない、なんの意味もないように見える無用なものが、実はむしろものすごく役に立っている、若くは意味を持ったものとして成り立っているということを表した諺(ことわざ)で少々奥が深い。 例えば茶碗。 人は茶碗の価値とその茶碗の絵柄や素材、手にとった時の感触等を茶碗の価値と思いがちだ。 だが茶碗が茶碗と機能しているのは、茶碗内部の何もない空間があるからである。 この空間が何かしらで埋めら

会社や組織を沈めないためにすべきこと

よく問題は氷山に例えられる。 水面上に現れた氷山はごく一部であり、その下にはおよそ百倍近…

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目に見えない問題(インビジブル・イシュー)を考える

「見える化(みえるか)」とは、トヨタが生み出した造語で企業や組織における業務や戦略などの…

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経験値を掻き集めて直感力と対応力を磨く

華やかな芸能界で成功を収めていた芸能人がちょっとした油断や慢心で失脚する事例は枚挙に暇が…

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若者の◯◯離れとケインズとwithコロナ

「マクロ経済理論」は1936年、ジョン・メイナード・ケインズによって提唱された。 経済学を学…

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変化は突然やってきて仕事も組織も壊されるという事実

2011年の米国の同時多発テロの後、米国政府関係者は語った。 「備えは十分だった。だが脅威は…

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仕事が嫌で嫌でしょうがない人が学ぶトムソーヤの仕事術

19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠として知られるドストエフスキーは思想犯としてシベリア…

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宮本武蔵の五輪書に書かれている「2つの目」について

剣の達人、宮本武蔵は命をかけた真剣勝負において六十数度の勝負に無敗であった秘訣を「五輪書」に記している。 五輪書は、地・水・火・風・空の五巻で構成されていて、その中の水之巻に「観(かん)の目つよく、見(けん)の目よわく」という一文がある。 「観の目」とは、対象を全体的に把握して物事の奥深くに潜んでいる本質を見抜く目だ。 これを養うには、感情を交えずに、あるがままに、平静に心の鏡を研ぎ澄ませて物事を「観る」ように訓練をする必要がある。 「見の目」とは、肉眼で物事の表面を