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働く哲学

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仕事や働き方に関する考え方についてまとめています。少しオールドタイプ的な考え方も知れませんが極力普遍的なことを書いています。
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記事一覧

仕事や組織は肥大する? パーキンソンの法則について

英国の海軍歴史学者であり政治学者でもあるシリル・ノースコート・パーキンソン(1909-1993)…

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人生は壮大な暇つぶしという話

生きている意味を考えたことはあるだろうか。 究極的に言えば、動物や植物がそこに存在する大…

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人の行動原理と道徳について考える

自分が嫌いだと思っている相手は、大抵の場合、相手も自分のこと好いていない。 嫌いな人に行…

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徳川家康に学ぶ新規事業を立ち上げる時の心構え

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。…

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頑張っているのに評価されていないと思った時に知っておくべきこと

人間は今まで食べてきた美味しいものと現在食べている物を比較することはできない。 これは工…

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欲を手放した人は必要な物を手に入れるという考え方

無くしたものを一所懸命捜しても見つけられないのに、捜すのを諦めて別のことをしていると出て…

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成功者に話を聞くより、失敗した人に話を聞いた方が圧倒的に学びが多いという話

ボクシングはある種シンプルな競技だ。 相手と殴りあい、相手を倒せばKO勝ち。 最後まで両者が立っていれば、判定となるが勝敗結果はすぐに出て、休む間もなく勝者の表彰式が始まる。 敗者はすぐにリングを立ち去る。 同じ試合でも将棋の対局は様相が変わる。 対局が終わっても、すぐ表彰式や勝者インタビューなどやらない。 対戦者同士、終わった将棋盤を見ながら、何やら話し続ける。 これを「感想戦」と言う。 棋士も負ければ悔しく恥ずかしいし、腹立たしい。 次頑張ろう、と言ってその場を去りた

接客から考えるホスピタリティのコツとその源泉について

同じ言葉でも説得力のある伝え方と、そうでない伝え方がある。 例えば、時計を買いに来たお客…

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失敗を起こす時の人の精神状態と起こした時にしてはいけないこと

完全無欠な人間など、この世に存在しない。 人には必ず長所と短所がある。 長所の中に短所が…

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人間は忘れるから生きていけるという話

人間は忘れる生き物だ。 記憶に関する研究者として知られているドイツの心理学者ヘルマン・エ…

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上司のリーダーシップと対極の部下力という概念

リーダーは部下を育てることが大きな役割の一つと言われる。 だが、人を育てるためには大きな…

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人材育成に悩む人が色々と取り組む前に知っておくべき人材育成の達人の心構えについて

幼少期から徳川家康に仕えていた三河の武将安藤直次は、有能でありながら義に厚い硬骨の人物で…

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学びたいという気持ちが出てきたらまずは時間の大切さを考える

勉強はしたいし、やる気もあるのだけれど、仕事が忙しくて時間を捻出できないという人がいる。…

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人は何故、勉強しなければならないのかという問いについて考える

国連の調査に「余興時間の過ごし方調査」というものがある。 それによるとハンガリーやポーランドの人達は猛烈に勉強することが分かる。(もちろん、勉強しない人もいるが、平均的に勉強をする人が多い) これらの国は、まずまず豊かな生活をしているが小国で、自国に工業的な強さが無いままEUに加盟したため、世界から取り残される危機感が強い。 また、個人の能力を上げるしか自分達を認めさせる手段がないことを知っている為、よく勉強をする。 実際、北欧のビジネスマンは、母国語の他に英語やドイツ