マガジンのカバー画像

働く哲学

91
仕事や働き方に関する考え方についてまとめています。少しオールドタイプ的な考え方も知れませんが極力普遍的なことを書いています。
運営しているクリエイター

#働き方

完璧は求めなくても良い

一仕事を終えたときに「よし、これで完璧!」とついこんな言葉を発してしまうときは誰にでもあ…

2

人に仕事を任せるときに大切なこと

『こころのウイルス』(英治出版)という本を書いたドナルド・ロフランド氏によると、人間は基…

2

自己の能力を成長させる要素

あるアメリカのコーチが、かつて「水泳王国」と呼ばれた旧東ドイツのコーチに尋ねた。 「なぜ…

コロナ禍の経営で大事にしたいこと

世界は今、古いパラダイムにはまり込んでいる者と、そこから脱出している者の二種類が混在して…

4

ビジネスにおける非凡と平凡の分岐点

ビジネスにおいてプロフェッショナルとは一体何を指すのか。 ビジネスコンサルタントというの…

6

組織で働くコトと自分を磨くコト

知的怠慢とは、自らの成長を放棄することだ。 この様な人が増えていくと組織は活力を失う。こ…

11

組織は無能な人がポストを占めて安定するという法則

先日のnoteで述べた“ピーターの法則”とは、カルフォルニア大学の教育学者ローレンス・ピーターとレイモンド・ハルによって提唱された理論だ。 Wikipediaでも読めばすぐ分かるが、要するに『社会はあらゆるポストが無能な人間によって占められて安定する。』という法則で、ロジックはこうだ。 ①いつの世も社会(国、企業、自治体その他)は有能な人材を求めている。 ②優秀な人物は良い成果を残し、上位のポジションへと上げられる。 ③上位のポジションに就くに従って、仕事の内容が変わって

人と人の間にある大切なもの

中国の思想家である老子が残した言葉の中に「無用の用」という言葉がある。 これは一見無駄に…

3

会社や組織を沈めないためにすべきこと

よく問題は氷山に例えられる。 水面上に現れた氷山はごく一部であり、その下にはおよそ百倍近…

2

目に見えない問題(インビジブル・イシュー)を考える

「見える化(みえるか)」とは、トヨタが生み出した造語で企業や組織における業務や戦略などの…

3

経験値を掻き集めて直感力と対応力を磨く

華やかな芸能界で成功を収めていた芸能人がちょっとした油断や慢心で失脚する事例は枚挙に暇が…

2

若者の◯◯離れとケインズとwithコロナ

「マクロ経済理論」は1936年、ジョン・メイナード・ケインズによって提唱された。 経済学を学…

4

変化は突然やってきて仕事も組織も壊されるという事実

2011年の米国の同時多発テロの後、米国政府関係者は語った。 「備えは十分だった。だが脅威は…

7

仕事が嫌で嫌でしょうがない人が学ぶトムソーヤの仕事術

19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠として知られるドストエフスキーは思想犯としてシベリア送りになった時のことを『死の家の記録』に残している。 その中でドストエフスキーは一人の人間を潰し、破滅させる最も恐ろしい罰は、拷問などを除けば、徹底的に無益で無意味な作業を強制させることだと述べている。 例えば一つの桶から別の桶に水を移し、その桶からまたもとの桶に移す、一つの場所から別の場所に土の山を移して、また元に戻すといった無意味な作業を何日か続けさせると囚人は自殺したり発狂して